MBS 毎日放送

2019年05月09日 13時05分 公開

女優・中田喜子がオリジナルの季語で傑作、夏井先生「たいした度胸!」

5月2日放送の「プレバト!!」俳句査定で、名人初段・中田喜子がオリジナルの季語を用いた会心の一句を披露。いつもは辛口の俳人・夏井いつき先生から「たいした度胸ですよ!」「努力を称えるしかない!」と絶賛され、見事に1ランク昇格を勝ち取った。

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「良い言葉に行き当たりました!」努力が実り歓喜
今回は「大型連休の電車」の写真をお題に、名人初段の中田喜子、特待生3級の千原ジュニアが昇格試験に挑戦。中田は「大型連休の電車に乗ったことがないので...」と実体験がないお題に悩んだようだったが、「でも、いろいろ辞書を見て、行き当たりました!良い言葉に」と自信たっぷり。

<1ランク昇格 初段→2段>
「とき」発車旅憂わしき花追風
          中田喜子

中田は「新幹線『とき』で初めての新潟旅行。ちょっと不安。でも"追風(おいて)"という言葉が辞書にあったんです。どうしても句の中に入れたいと思って"花追風"を下五にしました」と"花"と"追風"を組み合わせた季語を生み出したことを告白。

俳人・夏井いつき先生は「見たことのない季語だったから、家にある古い歳時記から用例を探しましたが、やっぱりなかった」と"花追風"という造語季語に戸惑ったようだが、「自分で季語を作るのは、たいした度胸ですよ!本当にびっくりいたしました」と大絶賛。文句なしの"1ランク昇格"を告げると、中田は「よかった~!」と大はしゃぎ。

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先生は「"発車"で列車、"とき"で新潟と分かる。"旅憂わしき"が格好いいですね。心も弾むけど、どこか春の憂いを秘めた気分もある。そして"花追風"が出てくる。造語の季語も美しい言葉です」と句の調べも高く評価。さらに、「"追風"とは追い風のこと。調べてみましたが、背中から吹く風、人生の追い風という意味以外にも、『源氏物語』の用例で花の香りをほのかに伝える風という意味もあることを知って、びっくりしました。そこまで考えて造語したなら、努力を称えるしかない!」と惜しみない賛辞を送った。

「子どもの成長の瞬間を切り取った」千原ジュニア
一方、3回連続で現状維持と足踏み状態の3級・千原ジュニアは「休みに子どもと遊んでいたら、あれっ?と思って。何回ペンを渡しても左手で書くし、サッカーボールを渡しても全部左で蹴るんです。あっ、左利きやなって、ついこの間気づいたんです」という親目線の一句を披露。

<1ランク昇格 3級→2級>
子の利き手左と知りて風光る
        千原ジュニア

中田は「ジュニアさんって優しいお父さんなんですね!」と子どもへの愛にあふれた句を称賛し、ジュニアも昇格査定に「うおぉぉ!」と大喜び。

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夏井先生は「子どもの成長のどこかの段階で、左利きと分かる瞬間がある。スプーンやクレヨンを左で握るとか。その瞬間をちゃんと切り取ろうとしている。この姿勢が良い!」とジュニアの目線を絶賛。さらに「"風光る"という季語も良いじゃないですか。子どもの成長が春の光の中で生き生きと動き出していくような感触。ちゃんと考えた上で句が成立しているのが伝わります」と感心しきりだった。

御嶽海の謎かけ句を夏井先生が絶賛
ランキング戦には、「俳句を詠む役はやったことがあるが、自分では一切やったことない」という歌舞伎俳優の中村梅雀、「凡人くらいがちょうどいいのかな」と控えめな大相撲小結・御嶽海久司の初登場組に加え、才能アリ経験者の潮田玲子、光浦靖子、Kis-My-Ft2 二階堂高嗣が参戦。最下位でも"凡人"というハイレベルな激戦に。

光浦が"才能アリ2位"、続いて"凡人4位"に潮田、キスマイ二階堂が"凡人3位"にランクインし、梅雀と初登場同士の一騎打ちとなった御嶽海は「待って!ヤバいやん」と諦めモード。しかし、自身もまったく予想していなかった"才能アリ1位"が告げられ、驚きのあまり口をあんぐり。

<才能アリ1位>
居残りの鉄砲響く春巡業
        御嶽海久司

昨年の大相撲7月場所で初優勝を飾った御嶽海だったが、「今年の春場所で負け越してしまい、次の5月場所に向けて思いをぶつけたい。春巡業でパワーアップして、5月場所で優勝したい」と悔しさをバネに稽古に励む思いを表現。

夏井先生は「写真から巡業の旅を発想できるって、すごいユニークと思ったらストレートな句だったんですね」と作者が分かって納得の様子。さらに、「学校の教室に"居残り"しているイメージだったのに、いきなり"鉄砲"。そして"響く"。何事? 事件?と謎をかけておいて、"春巡業"で全部の映像が分かる。最後の言葉の力が非常に大きい」と高く評価し、「よく考えて言葉を配置している。直さない方がいい」と絶賛。ガッツポーズの御嶽海に、ジュニアが「(5月場所)いけるんじゃない?」とエールを送り、スタジオからも拍手が沸き起こった。

     ◇

さて、次回の俳句査定のお題は・・・
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【動画】夏井いつき先生によるみどころはこちら

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