MBS 毎日放送

2019年02月08日 20時30分 公開

中田喜子がついに女性初の俳句名人に!「今日はええ酒飲むで」浜田雅功が祝福

2月7日放送の「プレバト!!」俳句査定で、女優・中田喜子が悲願の女性初名人に昇格した。「女性初の名人になりたいんです」と何度も口にしてきた中田は、ここ3回“現状維持”の足踏み状態にあったが、故郷を思う留学生を詠んだ渾身の一句で名人昇格を果たすと、過去最大級の絶叫で「うれしい~!!」を連発。MCの浜田雅功に「今日はええ酒のむで」と祝福された。

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「思い通りのところに全部引っ張ってくる」と夏井先生が大絶賛
今回は「梅と公衆電話」をお題に、特待生1級の中田喜子と「永世名人への道」に挑む名人10段のFUJIWARA・藤本敏史が特待生昇格試験に登場。悲願の"女性初名人"がかかる中田は、「中国から日本に留学している子どもが、久しぶりに家へ電話をしているという句を詠みました」と渾身の一句で勝負をかける。
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<1ランク昇格 特待生1級→名人初段>
梅東風や受話器の底に母国あり
中田喜子

「どうか...どうか...」と祈るように両手を握り締めて査定結果を待つ中田は、「1ランク昇格!」が告げられると過去最大級の絶叫で「うれしい~!!」と両手を振り上げて喜びを爆発させる。
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夏井先生は「確固たる意思を持って言葉を選んでいるのがよく分かる。頭に季語を持ってきて、"や"で切って、中七、下五でワンフレーズ。王道の型をしっかり押さえましたね」と絶賛。ポイントになった語順についても「"底にある母国"の方が据わりがいいんです。でも、なかなか母国に帰れないというちょっと暗いイメージにもなる。なぜ"母国あり"としているか。それは"梅東風"という明るい季語です。梅を咲かせてくれる東の風なんですよね。この季語と取り合わせると空気が変わります」と解説。そして、「受話器の底に私の誇らしい母国がある、その母国から吹いてくる風が日本の梅を咲かせてくれるんだと言いたいと、読み手は確実にたどり着く。私も中国からの留学生かもと読みました。思い通りのところに全部引っ張ってくる。お見事です!」と名人昇格に太鼓判を押した。
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夏井先生の惜しみない賛辞に、中田は「もうやっと!うれしい~!!」と満面の笑み。浜田に「これ、今日はええ酒飲むで」とイジられても興奮は収まらず、「ありがとうございます!」と感謝しながらスタジオの拍手喝さいを一身に浴びていた。

フジモンの句に夏井先生が「ゆるい!」と一喝
続いて、梅沢富美男、東国原英夫と並ぶ名人10段・フジモンの「永世名人への道」挑戦に。10段になってから初めての昇格試験となるフジモンは「お正月休みを返上して必死に考えましたから!」と手ごたえ十分で、早咲きの梅を求めて野山に出かける"探梅行"という季語を用いた一句を披露する。

<永世名人への道 現状維持 ★ゼロ>
村営バス逃して不意に探梅行
      FUJIWARA 藤本敏史

フジモンは「田舎のバスって本数が少ない。乗り遅れてしまって、次のバスまで時間があるな。じゃあ歩こうかなと思っているうちに、道すがら梅を探している自分がいる」と自信満々に解説したが、査定結果は"現状維持"。夏井先生は「"探梅行"とは面白い季語をよく調べましたね。"村営バス"という設定もいい。朝逃したら昼まで来ないイメージも伝わる。言いたいことはちゃんと伝わる」と高く評価しつつ、「もったいないのは"不意に"だけ。迷ったのが字面にありありと出ています」と指摘。フジモンは「他に言葉が思いつかなかったんですよ...」と言い訳したが、夏井先生は「思いつくまでやるべきね」とバッサリ。そして、「"逃して"ではなく、"逃し"の方が行っちゃった感が出ます。"て"と"不意に"がいらないので4音できると、なんとでもやれます」と劇的添削を披露する。

<添削後>
村営バス逃しひとりの探梅行
あるいは
村営バス逃してくてく探梅行
など

「"ひとりの"とすれば孤独感が出てくるし、"五人の"とすればにぎやかになる。"てくてく"とすれば、かわいい感じにもなる。4音で自分らしさや状況を生々しく書けるわけですよ」という夏井先生の説明に無言でうなずいていたフジモン。その姿に思わず浜田も「むっちゃ納得している」と大笑い。さらに夏井先生に「"不意に"なんて言葉でできた気になっているのが、ゆるい!」と一喝され、フジモンは「今年1発目ですよ!そんなに言わんでええじゃないですか」と噛みついたが、「不吉なスタートでしたね」と突っぱねられ、最後は苦笑いするしかなかった。

「1位と最下位がかなり似ている」と夏井先生がびっくり
ランキング戦には、丘みどり、熊谷真実、武井壮、馬場典子に加え、初登場の三山ひろしが参戦。夏井先生が「今回は驚きましたね。1位と最下位がかなり似ている」と評した珍しい査定結果が下される。まず、初参戦の三山が「10円の望郷流す春の雷」で"凡人3位"と好位置につけ、武井が「戦陣の交はるごとき梅二色」で惜しくも"才能アリ2位"。熊谷が「母想う受話器の先の梅の花」で"凡人4位"にランクインし、丘と馬場の一騎打ちとなる。

<才能アリ1位>
大槌の風の電話や梅一輪
          馬場典子

"才能アリ1位"に輝いたのは馬場の一句。「お題の写真を見た時に一番に思い出したのが、岩手県大槌町にある電線と繋がっていない"風の電話"なんです」と意図を説明する。夏井先生は「"大槌"という地名を見ただけで震災のことを思い出す方はたくさんいらっしゃると思います。そこから"風の電話"とくると、すぐに分かります。この2つを取り合わせただけで、作者の言いたいことはほとんど伝わります。"風の電話"を設置した人の思い、訪れる人の祈り、作者自身の伝えたいことが全部入ってくる」と馬場の句を絶賛。「"や"の強調だけでなく、最後の"梅一輪"がいい。まだ一輪ですけど、心を癒す春の訪れですよと呼びかけるような優しい呼びかけなんですよ。本当に癒されましたよ」とうれしそうな表情を見せる。

一方、"才能ナシ最下位"となった丘の「梅の香を漂流電話で天の母」という一句は、岩手県陸前高田市にある震災で亡くなった人への思いを手紙に託す"漂流ポスト"から発想を得たもの。夏井先生は「2人が言おうとしていることはかなり似たようなことなんです」「思いは一緒なのに言葉の選び方でこれだけ伝わるものと、伝わらないものになる見本のようです」と驚いた様子で解説した。

     ◇

さて、次回の俳句査定のお題は・・・
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