MBS 毎日放送

2019年01月17日 20時30分 公開

柴田理恵&キスマイ北山が初の昇格試験!夏井先生「久しぶりに燃えた」劇的添削も

1月17日放送の「プレバト!!」俳句の特待生昇格試験に、苦労の末に特待生5級に昇格した柴田理恵とKis-My-Ft2北山宏光が登場。ふたりとも“初めての昇格試験”ということで、名人クラスとは一味違った、初々しい学びの姿勢が伝わってくる査定となった。また、ランキング戦では“画狂人”を詠んだ升毅の俳句に夏井先生が注目。「久しぶりに燃えた!」と語るほどの劇的添削を施した。

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キスマイ北山が夏井先生の教え"嗚呼"で勝負
今回は「冬のバス停」をテーマに、特待生5級に昇格したばかりの柴田理恵とKis-My-Ft2北山宏光が初めての特待生昇格試験に挑戦。柴田は過去10回挑戦して7回目の"才能アリ"で、北山に至っては18回挑戦して7回目の"才能アリ"で昇格してきた苦労人とあって気合十分。北山は先を行くキスマイメンバーの名人3段・横尾渉らと「楽屋とかで俳句の作り合いをしているんですよ」と明かし、俳人・夏井いつき先生からの過去の教えを取り入れた渾身の一句を披露する。

<現状維持 特待生5級>
息白く独身寂し空へ嗚呼
       Kis-My-Ft2北山宏光

北山は「写真を見た時に冬って寂しいな。独身と寂しい気持ちが繋がったのと、過去に夏井先生に直された句の中に"嗚呼"というのがあって。それがストックにあって、今だ!って」とアピールするも、査定は無念の"現状維持"に。夏井先生は「やろうとしていることはちゃんと伝わります。独身という寂しさを季語の"息白く"で表現しようとしている判断はいいと思います。さらに、ストックしていた"嗚呼"もカッコよくできている。"へ"という助詞の使い方もちゃんと勉強している」と高く評価。しかし、「でも "寂し"と言わなくても十分寂しいでしょ」とも指摘する。

<添削後>
空へ嗚呼われ独身の息白し

夏井先生は「"空へ嗚呼"とまずサビの部分から行きませんか。この人は空に向かって何を言っているのだろうかと、読み手は一気に引き込まれていきます。そして"われ"で、自分が言っているのだと明確にする。そして"独身の息白し"としっかり言い切ることで季語が締まるわけです。息が空に向かって"嗚呼"と放たれていく。"寂し"なんて言わなくても十分寂しい良い句になります」と添削。北山も「そうですね...」と深く納得したが、意地悪な浜田から「降格しとくか?」と冗談を言われ、「いや、いや! 現状維持でしょ?」と大慌て。
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真摯に学ぶ柴田理恵の姿勢に称賛の声
これまで安定の"才能アリ"を連発してきた柴田だが、初の昇格試験とあって「あくまでも自分の実感を伴うように丁寧に作ったつもりです」と殊勝なコメント。浜田が「緊張感があるよね。名人クラスになるとね...」と、バチバチのバトルになりがちな梅沢名人とは対照的な真摯な姿勢をほめる。そして、柴田は地元・富山など北陸地方で冬の雷のことを指す"鰤起こし"という季語を用いた一句で勝負をかける。
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<現状維持 特待生5級>
頬ゆるめ仰ぐ鈍空鰤起こし
          柴田理恵

柴田の一句は「普通は冬の雷は寒くて怖いと思うけど、富山の人は『ブリが来た!』と言うんです。ブリがいっぱい獲れるぞと、うれしい顔をして空を見るんですよね」という地元の冬の光景を切り取ったオリジナリティーあふれるもの。しかし、"現状維持"が告げられると「ああ...難しいな」とため息。夏井先生は「"鰤起こし"という季語は渋いですね。迫力だけでなく地域性も見えてくる。この雷が鳴るころにはブリが獲れるんです。地域性、空の感じ、季節の冷たい感じが一気に立ち上がってくる」と評価しつつも、ポイントは「要らない言葉が多い」ことだったと指摘する。

<添削後>
鈍色の空やいよいよ鰤起こし

まず夏井先生は「"仰ぐ"という言葉を使うかは判断が分かれる。空が出てくるし、雷も出てくるので仰いでいるんだろうなと分かる。あとせっかくなので"鈍空"と縮めないで"鈍色の空"と、しっかりと空の映像を描いた方がいい」と添削。さらに、「一番の問題は頬をゆるめた人の表情で"鰤起こし"を待っている期待感を言おうとしたこと。しかし、空とか雷とか上を向いているのに、ここだけアップの光景になっているのが損ですね。こんなことを書かなくても簡単に期待感は言えます」。夏井先生が "いよいよ"とたった4文字を付け加えただけで劇的に変わった句に、柴田は「なるほど~」と納得の表情。

"画狂人"に発想を飛ばした一句に、夏井先生が「久しぶりに燃えた!」
ランキング戦には、前回"才能アリ1位"で「勉強してます」とほほ笑む松原智恵子、「前回がひどかったのでね...」と"凡人"からのステップアップを目指す升毅、「インスタグラムで文章と日々セッションしている」と自信を見せる原田龍二、「今回は研究に研究を重ねてきた」と気合十分の内田恭子、亡き祖母の形見の俳句の本を引っさげて「おばあちゃんと作った俳句ですから」と負けられないパンサー向井が参戦。最終的に、「遅延証明書の列や雪の朝」と詠んだ内田が"才能アリ1位"に輝く結果となったが、"凡人"ながら夏井先生が「発想が本当に才能ある方」「久しぶりに燃えた」と絶賛するほどの新たな才能の持ち主が現れた。

<凡人3位>
傘の浪白息吐息画狂人
            升毅

"画狂人"とは江戸の浮世絵師・葛飾北斎のことで、升の一句は「お題の写真が突然1枚の絵に見えて、その瞬間に北斎が降りてきた。『富嶽三十六景』で一番有名なのは『神奈川沖浪裏』ですが、それに重なったんです。傘の列が浪に見えて。しかし、(北斎自身は)こんなのを書いていちゃダメだぞという気持ちになった」という発想を飛ばしまくったもの。"凡人"査定を悔しがる升だったが、夏井先生は「発想は間違いなく才能のある人だと思います」と高く評価。「何が損しているかと言うと"傘の浪"から始まるから。傘をさしている人々の"白息吐息"だと読み手は思ってしまう。ところが最後にいきなり"画狂人"がきて混乱してしまう」と指摘し、「今のお話を聞いたら、"白息"ではなく別の季語の方が言いたいことをやれます。私やる気が出てきました!」と添削に着手する。

<添削後>
画狂人吐息浪為す雪の傘

夏井先生は「"画狂人吐息"とくれば、画狂人の吐息だと分かる。そして吐息が浪をなしているのかなと思ったら、"雪の傘"で映像になる。画狂人の吐息も浪のようであり、浪のようなのは本当は人々の傘だった」という劇的添削を施し、「久しぶりに燃えた!」と満足げな表情。浜田も思わず「いや、すげえな」と感嘆。さらに先生は「こういうことを思いつくあなたは発想が本当に才能ある方。ちょっとだけ技術を学んでください。そして、また来てください!」。熱烈なラブコールを受けた升は「いやいや...」と照れながらも、うれしさをにじませていた。

     ◇

さて、次回の俳句査定のお題は・・・
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