キスマイ北山宏光が18回目の挑戦でついに特待生昇格!夏井先生「1回上がってみるか」

もう一度楽しむプレバト

2018/11/29 20:30

11月29日放送の「プレバト!!」俳句査定に、なんと通算18回目の挑戦となるKis-My-Ft2の北山宏光が登場。「俳句にしがみついていくしかない」と並々ならぬ決意を語り、渾身の“猫なで”俳句で見事“才能アリ1位”を獲得。夏井いつき先生から「1回特待生に上がってみるか」の一言を引き出し、ついに横尾渉、千賀健永に続く“キスマイ3人目”の特待生に昇格した。

増田惠子に言い寄る梅沢富美男にMC浜田が「なんでやねん!」
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今回は「冬のスーパー」をお題に、ランキング戦には前回 "才能アリ1位"を獲り「すごいプレッシャーなんです」と緊張する増田惠子、「前回はナメていた。今回は洞察力を働かせた」と自信を見せる筧利夫、過去に"才能アリ"と"才能ナシ"が6回ずつと波があり「もう心がボロボロ」と嘆くKis-My-Ft2 北山宏光、「凡人にはなりたい」と謙虚な岡本玲、「(お世話になっている)フルーツポンチ村上さんの門下生として頑張ります」と意気込む初登場のお笑いコンビ・チョコレートプラネットの松尾駿が参戦。

まず、「冬野菜ずしりとカゴに母の愛」と詠んだ岡本が"凡人4位"、「大晦日一息ついた午後三時」という一句を披露した筧が"凡人3位"にランクイン。そして、増田が68点と高得点ながら惜しくも"凡人2位"となる。

<凡人2位>
あかぎれのレジ打つ手先赤きマニキュア
          増田惠子

1位を逃し、悔しがる増田は「スーパーのレジ係であかぎれの手だけれど、でも真っ赤なマニキュアを塗って気分を上げて、オシャレを楽しむ、女であるという自己主張を込めた句です」と意図を説明。ピンクレディーのケイとして活躍した増田の大ファンだという名人・梅沢富美男は「惜しい!私だったら"レジ打つ赤きマニキュアよ"とする。手先がいらないのよ」とアドバイスを送ると、俳人・夏井いつき先生も「おっちゃん、めちゃくちゃ惜しい!」とほぼ指摘通りだったことを明かす。

<添削後>
あかぎれにレジ打つ赤きマニキュアぞ

夏井先生は「映像だけを押さえている。確かな実力がある」と増田を称賛しつつ、「でも問題点が2つあるんです。"手先"がいらない。もう一つは最後の字余りでキレが悪い」と解説し、「"に"とすれば、あかぎれになった状態でとなり、"手先"がいらなくなる。また、最後をおっちゃんが言ったように"よ"とすれば、気持ちを寄り添わせる感じになるし、"ぞ"とすればハッとした感じに強められる」と劇的添削を施し、増田も大納得。そのどさくさに紛れて、梅沢が「今度お食事に行きましょうよ」と増田に言い寄る場面もあったが、MCの浜田雅功が見逃さず、「なんでそこへ繋がんねん!」としっかりガード。

「俳句にしがみついていく」覚悟のキスマイ北山が特待生昇格で歓喜のガッツポーズ
そして、今回が18回目の挑戦となるキスマイ北山、実力未知数のチョコプラ松尾の一騎打ちとなり、北山は「(キスマイメンバーの)二階堂高嗣が俳句査定で落ち込んでいて、『僕はいけばなで行く!』って言ってました。だから僕は俳人として行く覚悟を決めた。しがみついていく」とあきらめモードの二階堂の分まで本気で取り組んだたことをアピール。

<才能アリ1位>
手袋を外して撫でる猫の喉
       Kis-My-Ft2 北山宏光

覚悟が実り"才能アリ1位"となった北山の一句は「画角を広げると猫が出てくるんですよ。寒いから手袋をしていたんですけど、かわいいなと思って、外して触っているんです」という写真の外に発想を飛ばしたもの。これには名人・フルポン村上も「めちゃくちゃ良いよ!猫をなでるという何でもない光景が、手袋を外すことで詩になっている。これを作った人が"才能ナシ"を獲ったことがある人とは思えない」と思わず身を乗り出すと、夏井先生も「いや~、素晴らしい!あなたなんですね。本当にびっくりさせられるわ、この子には」と作者が分かって驚いた様子。
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夏井先生は「普通なら寒いから手袋をはめて、冬の季節感を出すのに、いきなり外す。なんで外すのと思ったら、撫でる。何をと思ったら、猫。そして喉というアップ。猫好きの人の習性のリアリティーが全部入っている」と大絶賛。さらに、浜田から「才能アリ7回目なんですよ」と明かされると、夏井先生は「たしか最初は"俺634"というスカイツリーの句で最下位だったよね。そこから、ここまでよくきたね~」としみじみ。北山は「黒歴史に触れないで・・・」と苦笑いを浮かべたが、夏井先生から「ダメな時は全然信用していないけど、特待生は上がっても引きずり下ろせるから、1回上がってみるか」とまさかの特待生昇格が告げられ、予想していなかった北山は「えっ~!マジで?」と飛び上がって歓喜のガッツポーズ。横尾渉、千賀健永に続く"キスマイ3人目"の特待生が誕生することとなった。

「なんで私がアンタに寄り添わなきゃならないの?」夏井先生と梅沢富美男が久々のバトル
特待生昇格試験には、名人8段のフルポン村上と名人10段の梅沢が登場。まず村上が「縄跳びの子に反応す自動ドア」という縄跳びにハマりすぎて買い物中も止まらない子どもの姿を詠んだ一句を披露するが現状維持に。アンチ村上の梅沢は「なっちゃん、これ降格でしょ!」と物言いをつけるが、夏井先生から「これを降格にしていいなら、もっと激しくやれるよ。それでいいのね?」と"ブーメラン"を食らうと、すぐに沈黙。"永世名人への道"査定を控える梅沢に不穏な空気が流れ始める。

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<永世名人への道 現状維持 ★ゼロ>
関東炊き竹輪麩足して待つ帰り
         梅沢富美男

「お前ら、よく聞いておけよ。いろんな具材があるが、関西には竹輪麩(ちくわぶ)だけはない。これは関西出身の妻が、関東出身の旦那さんが好きなちくわぶを足して帰りを待っているんだよ」と"1つ前進"を確信したかのようなしたり顔で査定を待つ梅沢だったが、結果は無念の"現状維持"。夏井先生は「やろうとしていることは悪くない。だけど、"竹輪麩"と言ったら、大体おでん。しかも関東のおでんだと分かる。それをわざわざ"関東炊き"って。『おめえら知らねえだろうから書いといてやるよ』と読者をバカにしている」と指摘。即座に"関東炊き"に線を入れると、梅沢は「消しやがった!」と噛みつき、先生も「消すよ!2本線で消してもいいくらい」と応酬する。

<添削後>
竹輪麩を足して夫待つ雪の夕

夏井先生は「"竹輪麩"のアップから行きましょう。もうこれでご主人は関東、奥さんは関西かなと読者は分かる。季語がなくなったので"雪の夕"なんてどうですか。雪の中、もうすぐ夫が帰ってくる。好物の竹輪麩が入り、温かいおでんの湯気が出ていると分かるでしょ。10段なんだから、これくらいやれないと」と痛烈な言葉で添削を施すと、梅沢は「おそれいりましたよ。でもね、私は"関東炊き"という季語を大事にしたかったから書いちゃったのよ。少しは私寄りに物を言ったらどうなの?」と声を荒げる。しかし、夏井先生は「なんで私がアンタに寄り添わなきゃならないの?」とあきれ顔で突っぱねた。

     ◇

さて、次回の俳句査定のお題は・・・
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芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛!才能ナシなら容赦なく酷評!浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト!!』はMBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送。https://www.mbs.jp/p-battle/

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