MBS 毎日放送

2018年10月19日 20時00分 公開

夏井先生も知らなかった運動会の"あの音"で三遊亭円楽が圧巻の昇格劇

10月18日放送の「プレバト!!」俳句の特待生昇格試験に、先日、初期の肺がん手術を終え高座復帰を果たした三遊亭円楽が登場。「降格だけはしたくない」と力強く語り、お題の「運動会」でよく聞くものの、それを表す言葉については夏井先生も知らなかった“あの音”から発想した一句で1級昇格に成功した。またランキング戦には、初登場で元バドミントン日本代表の潮田玲子や東大首席卒業・山口真由らが参戦。夏井先生をうならせる秀句が目白押しとなった。

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才女・山口真由のリベンジに夏井先生「大したもん」
今回は、リレーのバトンを受け取る子どもの写真で「運動会」をお題に、前田吟、二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)、銀シャリ・橋本直、前回"才能ナシ最下位"のリベンジに燃える東大首席卒業の元財務官僚・山口真由、初登場の元バドミントン日本代表・潮田玲子が参戦。前田は「もちろん自信ありますよ。毎週、番組を見てるから」と意気込み、銀シャリ・橋本も「この写真(の子どものゼッケン6番、7番)を見過ぎて、俳句を5・6・7で詠みそうになったくらい」と気合十分。二階堂も「夏井先生にいままで言われたことを全てやりました! きょうダメだったら呼ばれなくなる」と背水の陣で臨むが、この"才能アリ1位"経験者3人に対して、山口と潮田が"ジャイアントキリング"を起こす波乱の展開となる。

<凡人2位>
運動会駆け抜ける子の腿の無垢
          山口真由

"凡人"ながら堂々の2位にランクインしたのは、「前回の屈辱が頭をよぎって、ずっと夜中の3時まで俳句をやっていた。妹が『こんな背中を丸めているお姉ちゃんは受験以来』だって」と雪辱を期した山口。「写真を見ていたら、真ん中に子どもの腿(もも)が見えて"腿の無垢"が浮かんだ。運動会から子ども、腿と焦点を絞っていった」と俳句の定石"小さく切り取る"ことを狙った秀句を披露する。俳人・夏井いつき先生も「作者が分かってびっくりです。ちゃんと句のポイントを押さえている。"運動会"という季語から、"駆け抜ける子"と焦点を絞り、さらに"腿"にもっていく。よく理解している」と太鼓判を押す。

<添削後>
運動会駆け抜ける子の腿清し

夏井先生は「"無垢"というのも悪くはないのですが、ちょっと言い過ぎかな。言葉のイメージに引っ張られてしまうので、"清(すが)し"とすれば、腿のさわやかさだけに焦点が絞られる」と一カ所だけ添削するが、「学んだことが短期間で身になっている。大したもん」と才女・山口の吸収の速さに驚いていた。

「今はコケられない」潮田玲子がアスリートらしい一句で才能開花
そして"才能アリ1位"に輝いたのは、初登場ながら「バドミントン界を背負ってやってきました。今盛り上がっているので、ここで私がコケられない」と意気込んでいた潮田。「自分が次走で緊張しているのですが、さわやかな風が吹いて、『よし!やるぞ』とポジティブにバトンを待っている気持ちを表現した」というアスリートらしい見事な一句を披露する。

<才能アリ1位>
爽やかに早まる鼓動待つバトン
          潮田玲子

夏井先生も「"爽やか"という秋の時候の季語がうまく使われていますね。爽やかに早まっていく鼓動で心地よい緊張感が表現されている。そこまでは何の場面なのか分からないが、ここで"バトン"という小道具が効いてくる。運動会のリレーだと種目までわかり、言葉が効率よく選ばれている」と絶賛し、「ただし、一カ所だけ語順を変えた方がさらなる臨場感が生まれます」と添削の手を入れる。

<添削後>
爽やかに早まる鼓動バトン待つ

"バトン"と"待つ"を入れ替えた夏井先生は「元のままでは鼓動を待っていると勘違いしてしまう。こうすればカットが切れてバトンが出てきて、待つという動作に軸足が移る」と説明。その上で、「1回目でこれだけできるのですから、さらに上に行ける方だと思いますよ」と潮田の今後に期待を寄せた。

名人は目前!円楽が夏井先生の賛辞の嵐に照れまくり
特待生昇格試験には、先日の秋のタイトル戦・金秋戦で梅沢富美男、フルーツポンチ・村上健志に次ぐ3位と大健闘した千原ジュニア(3級)、初期の肺がん手術を無事終え高座復帰を果たしたばかりの三遊亭円楽(2級)が登場。ジュニアは"アキレス腱の切れる音"という意表を突く句を披露するも、現状維持に。一方、金秋戦で「(立川)志らくが急に出てきてさ。落語家枠は私だけでいいんじゃない?」と語り、落語界の俳句ナンバーワン争いに負けられない円楽は、「大変に苦労しました」と振り返る渾身の一句で勝負する。

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<1ランク昇格 特待生2級→1級>
段雷に靴紐きつく秋の朝
         三遊亭円楽

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"段雷"という聞きなれない言葉を使った円楽の一句は「運動会では音玉がパパンと鳴るでしょ。あの花火は何だろうと調べたら"段雷"って言うんですって。あれを聞いて、『よし!行くぞ』と玄関で靴ひもを締めて、表に出ると青い空。花火の雲も残っている」というもの。夏井先生も「私も"段雷"って何だろうなって調べました。あの音かと分かった瞬間に光景が立ち上がってきました!」と絶賛し、見事1ランク昇格。

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また、「俳句では上五の"に"は散文的になりがちなので要注意。"玄関に"など場所を示すときは特に要注意です。でも、この"に"は段雷によって、それをきっかけとしていう意味なのでOK」と"落とし穴"もクリアしていると評価。さらに、「あえて靴紐を"結ぶ"と書かず、"きつく"とすることで、『よし!やるぞ』という心を表現しようとした。その後の"秋の朝"でその気持ちがもう一度広がっていく。(結ぶを省略した)その判断を良しと褒めたい!」と賛辞の嵐はやまず。円楽は照れ臭そうにしながらも、名人を目前に控えて気力をみなぎらせていた。

     ◇

さて、次回の俳句査定のお題は・・・

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