またもバチバチ!梅沢富美男「現状維持は許されないのよ!」に夏井先生「なんで?」

もう一度楽しむプレバト

2018/09/19 06:00

9月13日放送の「プレバト!!」俳句査定で、またも梅沢富美男が夏井いつき先生にかみついた。先週「永世名人への道」初戦で昇格に失敗した梅沢は、「泣くと思いますよ、なっちゃん」と自信の俳句でリベンジを狙うが、再び夏井いつき先生から「名人10段のくせに安易」と酷評され“現状維持”に。「私の場合は現状維持は許されないのよ!番組のこと考えなさいよ!」などとモーレツに抗議するが、夏井先生も「なんで?」とあきれ顔で応酬し、バチバチの大バトルとなった。

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3連続"昇格"のフルポン村上に梅沢が「降格だよ!」と猛抗議
今回は「古書街」の写真をお題に、特待生昇格試験に2連続昇格でトップ3に迫る名人6段・フルーツポンチ村上健志、前回の「永世名人への道」で"現状維持"となった名人10段・梅沢富美男が登場。絶好調の村上は「実際に古書街の神保町に行ってきました。今回はかなり自信がある」と豪語し、自宅の本棚に発想を飛ばした一句を披露する。

<1ランク昇格 名人6段→7段>
作家別に 揃え直して 夜は長し
     フルーツポンチ 村上健志

村上は「秋の夜長は読書や勉強にいい季節。本を作家さん別に揃え直そうとするだけでも楽しく思える。まだ夜は長いので、この本懐かしいなと読み返してしまう。物語が見えてくるでしょ」と楽しそうに意図を説明。しかし、梅沢は「素晴らしいが、許せないのは季語を崩したこと。先生に怒られろ! 無礼千万だ」と噛みつき、不穏な空気が流れるが、俳人・夏井いつき先生から"1ランク昇格"が告げられると、村上は梅沢にドヤ顔を向けて喜びを爆発させる。

夏井先生は「本が好きな人特有の動作だと、しみじみ思いますね。何を楽しんでいるか、ありありと分かる」と高く評価しつつ、「でも、おっちゃんの指摘もよく分かる。"夜長"とか"長き夜"という言い方が正しい季語の使い方。普通は勝手にアレンジするのはいかがなものですが...」とも指摘。梅沢は「昇格はおかしい!降格だよ」と勢いづくが、夏井先生は「この句の場合は、"夜は"の"は"に、この長い夜こそは何と楽しいんだという思いが強調されている。あえて作者がやった意図が読み取れる」と結果的に味わい深い句になったと大絶賛。まだ納得できない梅沢は「ちょっと甘いんじゃないの?」と怒りが収まらない。

「10段のくせに安易」「そんなに俺のことが...」梅沢と夏井先生が大舌戦
続いて、前回は夏井先生から「名人10段にしては安易」という厳しい言葉で"現状維持"を告げられた梅沢の「永世名人への道」2度目の挑戦となり、「素直な気持ちを詠んでみた。泣くと思いますよ」とリベンジを誓う。

<永世名人への道 現状維持 星なし>
長き夜に 母の声音の「ぐりとぐら」
          梅沢富美男

梅沢は「長女が絵本の『ぐりとぐら』が大好きで、女房がいつも読んであげていた。この句を読んだ方は『うちの子もそうだったな』と思うはず」と手ごたえ十分。しかし、夏井先生が下した査定はまたも"現状維持"で「名人10段のくせに安易」と痛烈なコメントでバッサリ。

<添削後>
長き夜や 母の声音の「ぐりとぐら」

夏井先生は「なんと言っても"ぐりとぐら"がいい。うちの子も好きでした。それぞれの方が自分の場面を思い浮かべますね。響きもいい」と称賛しつつ、「完璧なおっちゃんが、なんでここを取りこぼしたのか」と指摘したのが、上五の"長き夜に"の助詞"に"。梅沢は「"の"にしたかったのよ。でもそこで切れるような気がしたから...」と食い下がるが、夏井先生は「残念ね」と冷たく突き放す。さらに、「特に上五の"に"は散文的になりやすいので、一回立ち止まって、"に"以外で伝わらないか考えてみるべき助詞。しかし、"の"も違います。"や"で強調します。これは定石ですよ。10段のくせに」と容赦なくムチを振るう。

梅沢は「なっちゃん、ここは冷静に考えて。私の場合は現状維持は許されないのよ!」と必死で泣きつくが、夏井先生は「なんで?」と全く取り合わず、またもバチバチの大バトルに発展。「番組のことを考えなさいよ!私が東国原くんの下にいるのは許されないのよ」(梅沢)、「誰が許さないの?」(夏井先生)、「視聴者が許さないのよ!」(梅沢)、「視聴者はちゃんと冷静に見てくれている。大丈夫!」(夏井先生)と応酬が続き、最後には梅沢が「そんなに俺のことが...!」と絶句して完敗となった。

初参戦の相田翔子が"淡い恋"の句で才能アリ1位
また、ランキング戦には、相田翔子、韓国出身のジェジュン、実は早稲田大学卒の高学歴芸人・ひょっこりはんが初登場。さらに、"義理の兄妹"である岡江久美子と大和田伸也も加わって激突。そんな中、「小説ばかり読んでいて、過去に小説を2作ほど書いたことがある」という文章には自信のある相田が初登場ながら"才能アリ1位"を獲得する。

<才能アリ1位>
初恋と 秋の陽香る 古書百円
          相田翔子

相田は「淡い恋をしていた頃、憧れの人の家が本だらけ。全部、古本屋さんで買ってきたもので、古本屋さんに行くと独特の匂いで、そのことを思い出す。でも切ないのが、その思い出の一冊が100円だった」と甘酸っぱくも切ない心情を詠んだことを告白。夏井先生は「詩心がある句ですね。古い本の匂いを秋の陽が香るような匂いと受け止めている」と絶賛。さらに「美しく上品なものが出てくると思いきや、古い本。しかも100円。ささやかなギャップも読み手をうならせる。"秋の陽"という季語が心にひたひたと押し寄せてくるような静かな感慨もある。とてもセンスがある句」と惜しみない賛辞を送った。

     ◇

さて、次回の俳句査定のお題は・・・
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芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛!才能ナシなら容赦なく酷評!浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト!!』はMBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送。https://www.mbs.jp/p-battle/

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