バツあり芸能人が「離婚届」で生々しい俳句を連発

もう一度楽しむプレバト

2018/08/14 11:30

7月26日放送の『プレバト!!』俳句査定で、“離婚経験”のある女性芸能人が「離婚届」をお題に自身の赤裸々な体験を詠むという番組史上初の試みが行われた。週刊誌報道をきっかけに離婚に至ったあのアイドル、大物女優や元アナウンサーから生々しい句の数々が生まれ、涙をぬぐう芸能人が続出した異例のバトルの模様をお届けする。

夏井先生「リアルな傑作」に期待、浜田雅功も「すごい楽しみ」
「離婚届」がお題の今回、ランキング戦には女優の高畑淳子、手塚理美、野村真美、初登場の元アイドル・河中あい、元日本テレビアナウンサーの宮﨑宣子が参戦。バツあり女性芸能人5人を迎え、俳人・夏井いつき先生も「この手の俳句はリアルな傑作が生まれることが少なくない」と期待を寄せる。

「届けを出すときは意外と整理がついている」と話す高畑から、「書くまで時間がかかりました」と戸惑う手塚、「本当のことを言っていいのか悪いのか」と葛藤する野村、元夫と親交が深いMCの浜田雅功から「どういう句を書いたのか、すごい楽しみ」と言われてしまった河中、さらには「泣きながら書きました」と告白する宮﨑まで、それぞれが心を揺さぶるリアルな句を披露する。

宮﨑宣子が「敬語に戻る」切ない情景で一句
その中で"才能ナシ4位"ながら、夏井先生が「こういうリアルをつかみ取るのが、俳句の材料の見つけ方」と評価したのが宮﨑の一句。

<才能ナシ4位>
彦星と 敬語に戻る 緑紙
         宮﨑宣子

宮﨑は「離婚届を見た瞬間に、お互いがもう他人になることを意識して、よそよそしくなって敬語に戻っちゃう」と涙ぐみながら意図を明かす。夏井先生は「"敬語に戻る"がリアル!」と切り口を褒めるが、「この文字面だけでは分かりにくい」とも指摘。

<添削後>
訣別や 敬語に戻る 二星の夜

自身も離婚経験のある夏井先生は「別れるんだ! ということを強調しましょう。泣く泣く書いたんでしょ? 気持ちわかるよ...」と珍しく肩入れし、「こうすれば、あなたの思いも全部入って、泣きなさいって感じの句になるでしょ」と添削。気持ちが整理できた宮﨑はやっと笑顔になる。

週刊誌報道で離婚の河中あいを夏井先生が大絶賛
そして"才能アリ1位"は、昨年、元夫の不倫が週刊誌報道で話題となった河中が獲得。「前の旦那さんは浜田さんの番組にいっぱい出ている」「浜田さんは結局、前の旦那さんの味方だから」と愚痴っていた河中は、まさかの1位に驚きの表情を浮かべる。

20180814111659-cd1c6f35373c0677ea6ffc4eb04a59079a3a01bb.jpg
<才能アリ1位>
区役所で 秋の声聴く ソファ席
          河中あい

河中は「離婚したのが秋だったのですが、区役所に一人で出しに行き、待っている間は周りのガヤガヤした会話だけが耳に入ってきた」と物悲しい体験を詠んだことを明かすと、夏井先生は「こういうのを待っていた!」と大絶賛。「寂寥感のある"秋の声"という季語を使いこなしている。"で"という散文的な助詞を"に"とすれば、さらに数点上がった。でも感覚はいいし、意欲もある。絶対に良い俳人になる」とベタ褒めが続き、沈んでいた河中は「うれしい!」と小躍りしてしまう。

緊迫した離婚調停の一句で、東国原英夫がついに名人10段
続いて、昇格試験には"特待生4級"の千原ジュニアと"名人9段"の東国原英夫が登場。ジュニアが惜しくも現状維持となり、"名人10段"一番乗りの梅沢富美男に追いつきたい東国原が、運命の査定を待つ展開に。

<1ランク昇格 名人9段→10段>
調停の 席着く妻の サングラス
          東国原英夫

離婚調停の場面に発想を飛ばした東国原は「僕の体験じゃないですよ! 想像です」と強調しつつも、緊迫した情景が目に浮かぶ一句に手ごたえ十分。そして、夏井先生が「さすがの臨場感ですよ」と文句なしの昇格を告げると、東国原はガッツポーズで喜びを爆発させる。夏井先生は「絶対にあなたの体験でしょ?」とツッコミを入れつつ、「"席着く"は少し寸詰まりな言い方ですが、妻の側の緊張感もにじむ。そして"サングラス"で、おっ! となる」と圧巻の出来栄えを称えた。

芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛!才能ナシなら容赦なく酷評!浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト!!』はMBS/TBS系で毎週木曜日よる7時放送。https://www.mbs.jp/p-battle/

SHARE
X(旧Twitter)
Facebook