ナゼ??あんこを極めた店の秋冬限定スイーツ&〇〇が丸ごと‥驚愕のクロワッサン~京都

4分でわかる ミント!

2020/11/10 14:00

ちょっと意外だった。何年か前に見た「京都人のパンの消費は日本一」という調査。“和”のイメージが強いから「日本一」とは意外だ…。そんな「パン大好き京都人」が愛する地元のパン店と、「おはぎの名店」がプロデュースした祇園にある人気店を、11月4日(水)に放送した情報番組「ミント!」(MBS)の水曜企画「わざわざグルメ調査隊」が取り上げた。「関西のグルメ王」シャンプーハット・てつじが担当する「わざわざグルメ調査隊」は「なぜ、わざわざこのようなことを?」など、飲食店にまつわる“わざわざ理由”を調査する人気企画。今回は…京都編だ。

おはぎの名店がプロデュース

 まず紹介するのは「あんこを極めた店が"わざわざ"開発した秋冬限定スイーツ」。てつじと新人・山崎香佳アナウンサーは、京都・祇園にある「京都祇園 あのん」を訪れた。この店は、兵庫・西宮市にある関西を代表するおはぎの名店「サザエ」が6年前にプロデュース。現在、京都・大阪・福岡(博多)の大手有名百貨店を中心に、9店舗展開する人気店。

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 「あんこの可能性は無限大」がこの店のモットーで、その信念に基づき開発されたのが、看板商品の「あんぽーね」5個入(1,728円 税込み ※テイクアウト)。ほとんど客が購入する大人気商品。

 この「あんぽーね」は、モナカにつぶあんとマスカルポーネチーズを使用している。モナカにあんことチーズとは...。いったい、どのような味なのか。試食したてつじは「めちゃめちゃ旨い!チーズの酸味と、あんこの甘みがよく合います」と感想を。そんな「あんぽーね」を含む、3種類のあんこスイーツがセットになった「三宝菓」(1,320円 税込み ※イートイン)が人気という。

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 このほか、フランスを代表するお菓子・マカロンに抹茶あんを挟んだ「あんまかろん」や、あんこに生クリームを絞って、全体を白あんで包みモンブラン風に仕上げた「あんです」も人気。

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秋冬限定スイーツ

 ここで問題!看板商品の「あんぽーね」をわざわざ進化させた「秋冬限定スイーツ」とは。ヒント①冬にピッタリな"あの料理"をあんこで作った。ヒント②もとになったのは海外の料理。ヒント③チーズを使った料理。

これらのヒントで「まさか、チーズフォンデュ!?」と思ったが...、正解はそのチーズフォンデュならぬ、「あんふぉんでゅ(あんこのチーズフォンデュ)」だった。ソースは、こしあん+マスカルポーネチーズと、白あん+マスカルポーネチーズに西京味噌を加えた2種類。そこに、バームクーヘン・パイ・お麩をつけて食べるという。いったいどのような味なのか。

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 バームクーヘンを試食した山崎アナは「甘すぎると思ったんですけど、全くそんなことはなくて、甘じょっぱいです!おいしい!」と絶賛。そして、よもぎのお麩を白あんとチーズのソースで味わったてつじは「お麩の食感って、チーズですね。めちゃめちゃ旨い」と。「あんふぉんでゅ」は、1,320円(税込み ※イートイン限定)。

 ではなぜ、「あんふぉんでゅ」をわざわざ作ったのか。その理由を広報の戸島大作さんに聞くと「京都は、底冷えする冬の寒さが厳しいので、看板商品『あんぽーね』を楽しんでいただくために考えました」と話した。この「あんふぉんでゅ」だが、最後の"シメ"は、ソースに豆乳をプラスして「豆乳ラテ」(プラス220円 税込み)が楽しめるという。体の芯から温まりそうだ。

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人気パン店!

 次の調査は、京都人が大好きなパン店。「連日完売!人気パン屋さんがわざわざ意外な〇〇を丸ごと入れたクロワッサン」と題し、京都・右京区にある「kikiダウンステアーズベーカリー」を調査。てつじも店を訪れる前に言っていたが「京都の観光地にあるパン屋さんじゃなく、町のパン屋さんや!」。

店は路面にはなく、かなり分かりにくいところにあった。国道沿い横にある階段を降りたその下に、ようやく店の入り口が見えた。「隠れ家的な存在として、パン好きには有名です」と山崎アナは言うが、文字で表現するのも苦労するほど、分かりづらい場所に店があった。

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 なぜ"わざわざ"分かりづらい場所に店を構えたのか。その理由は「この場所を選んだわけじゃないんですけど、前の店が立ち退きにあって(新しい物件を)探す期間が短くてここしかなかった」と、店主の中井俊則さん。

大人気商品

 京都の人気パン店で修業した店主が作るパンが50種類以上も並び、地元だけでなく"わざわざ"遠方から足を運ぶファンも多いという。早速、店の大人気商品の「アップルパイ」(291円、税込み)を、てつじが試食することに。てつじは「僕、アップルパイがめちゃ好きなんです!」と言いながら、一口パクリ。「うまっ!噛めば噛むほど、香りがする!程よくリンゴのシャキシャキも残って最高の焼き加減!」。

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驚愕!

 ここで問題。「わざわざ意外な〇〇を丸ごと入れたクロワッサンとは?」。ヒント①パン史上最大のインパクト!?ヒント②プチプチ食感がたまらない!ヒント③入っているのは魚介類。

 正解を見たとき、思わず声が出た。「ウソっー!?」と大声が出た。てつじも「『ふざけんな!』と怒られてもおかしくない!そんなことはない...」と驚愕していた。そんな驚きしかないクロワッサンとは。正解は...なんと!「シシャモ」だった。

 子持ちシシャモがまるごと入ったクロワッサン。クロワッサンでシシャモを包んでいる。ちょうど、頭と尾が飛び出ているので、見た目のインパクトが強烈すぎる。「ししゃもパン」(162円 税込み ※予約不可)のクロワッサンの生地は、甘さ控えめ。シシャモは生臭さが残らないよう絶妙な塩分&焼き加減を試行錯誤し、店で焼いているという。

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 もうここで、「なぜ、わざわざシシャモを丸ごとクロワッサンに?」の理由が気になって仕方がない。その理由とは「何を食べても、何かと自分のパンが合うんじゃないかといつも考えていまして、それで、たまたま夜ご飯でシシャモを食べていたとき、食感と自分のクロワッサンが合うと確信した」と店主。続けて「(シシャモの)顔を出したほうがインパクトある」と話した。今では、一日最大150本も売れる人気商品となったが、売れるまで7年もかかったという。

 この店は、嵐電(京福電気鉄道)北野線「宇多野駅」から徒歩6分のところにある。分かりづらい所にある「隠れ家的なパン店」だが、"店探し"も楽しんで、見た目インパクト大の「ししゃもパン」をぜひ味わってみて。

     ◇

 「わざわざグルメ調査隊」は情報番組「ミント!」(毎週月~金、午後3時49分放送)で毎週水曜日に放送している企画。「なぜ、わざわざこの場所で?」「なぜ、輝かしい経歴を捨てて店をオープンしたの?」など、気になる"わざわざ理由"をシャンプーハット・てつじが徹底調査。クイズ形式でその"わざわざの理由"に迫る。 

https://www.mbs.jp/mint/info/wazawaza/


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