及川光博「せっかくのチャンス、そこで全力で愛されようとします」

日曜日の初耳学 復習編

2022/04/28 12:00

4月24日放送の「日曜日の初耳学」のゲストで及川光博が登場した。俳優としては「半沢直樹」や「ドラゴン桜2」「グランメゾン東京」などで個性的なキャラクターを演じ、アーティストとしては毎年全国ツアーでファンを魅了する。そんな及川が林修先生のインタビューに答え、日々意識している“愛される努力”や、影響を受けた人物について語った。

■「あんなに緊張した"チャオ"はない」

近年、俳優としてもますます存在感を高めている及川に林先生がまず尋ねたのは、数々の日曜劇場作品について。2013年に放送され、最高視聴率42.2%を記録する大ヒットを記録した「半沢直樹」では、堺雅人演じる半沢直樹の同期・渡真利忍を演じた。

俳優陣の変顔やアドリブが話題になった同作では、渡真利が同僚に「チャオ」と笑顔を振りまくシーンも。「チャオ」はアーティスト・及川光博がよく口にするワード。林先生に「あのチャオはアドリブですか?」と質問されると、意外にも「あれは台本にあったんです」と及川。「あんなに緊張したチャオはない(笑)」と苦笑いで打ち明けた。

■「"王子"やるならとことんやれよ!」

役作りのモットーは「監督の指示に従う」ことだと話す一方で、根底にはサービス精神もあるという。及川は「サービス精神、言い換えると『愛される努力』かな。自分だけに都合のいい世界ってないから、せっかくの出会い、時間、チャンスだったらそこで全力で愛されようとしますね」と打ち明けた。

インタビューでは、妬まれて"仲間外れ"にされた子どもの頃の経験や、デビュー前、イベント会社で企画をしていたという当時のエピソードも。そうした一つ一つの過去が、"愛される努力"を惜しまない今の及川を作り上げている。

デビュー後は"王子様キャラ"で人気を博したが、すでに王子は"転職"したのだそう。「これ(王子様キャラ)ずっとやってたら、もたないな...と思いましたね」「本当の自分らしさって、隠してもにじみ出してしまうものだと思うので」とほほ笑み、スタジオで見守る"現・王子"中島健人に「ケンティ!"王子"やるならとことんやれよ!」とミッチースマイルでエールを送る場面も。

中島は「(共演した時に)言われたのが『僕らみたいな人たちはいつか王子をやめなきゃいけない。"いつ王子をやめるのか"も大事かもしれないね』って。王子のやめ時を教えてくれた方ですね」としみじみ振り返っていた。

■「"幸せの及第点"をやや下げています」

影響を受けた人物は、舞台で共演した美輪明宏。「三輪さんと共演してから、あんまり悩まなくなりました」といい、「『ミッチーちゃん、人間、誤解されて当たり前。本当のあなたなんて誰も知らないわよ。誤解されて当たり前の世界なんだから、好きに誤解させなさい。みんな好きなものしか見ないし、信じたいものしか信じないから、そこでムキになっちゃダメ』と言われて、(気持ちが)楽になりましたね」としみじみ。

「諦められないことは諦めなくていい。でもそれ本当に大事?自分のハッピーの優先順位で何番目?っていうことあるじゃないですか。余計なこだわりは捨てていってもいいかなと思います」と信条を語った。

"ハッピーの優先順位"を大切にする及川。最新アルバム『気まぐれサーカス』にも、「皆さんが笑顔になるきっかけになれば」という思いを込めた。そして「現状維持でさえ大変な人生において、現状打破に躍起になると心を痛めることがある。皆さん、どうぞ心は健やかにと願います」と呼びかけ、自身についても「コロナ禍も含めまして、"幸せの及第点"をやや下げていますね、最近」と、無理をしすぎない生き方を実践していることを明かした。

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【TVer】


「日曜日の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。
https://www.mbs.jp/mimi/

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