冨永愛「強い"フリ"でいい」「完璧でなくていい」世界的スーパーモデルが自身の経験から送るアドバイスとは

日曜日の初耳学 復習編

2022/01/13 12:00

1月9日の「日曜日の初耳学スペシャル」にトップモデルで女優の冨永愛が出演。悩める“生徒”たちを前に、“先生”として人生の授業を行った。「私、全然強くないんです」「どっちか選べなんて、酷じゃない?」など率直なメッセージの数々が、生徒たちの心を強くとらえた。

■「強い"フリ"でいい」

17歳で世界デビュー後、パリ・コレクションをはじめ数々のショーで世界を相手に渡り合ってきた冨永先生。開口一番「私、強く見えるよね。私、全然強くないんです。強い"フリ"をしていた時期がけっこうあって」「またあの戦場みたいな、矢のように突き刺さる"アジア人のくせに"っていう視線の中に行かなきゃいけないと思うと、嫌で嫌でしょうがなかった。(だから)『私、全然大丈夫』『私、あなたたちより綺麗だから』っていうフリをして、飛行機に乗っていたの」と告白した。

そして「タフになれたのは結果的な話で。騙し騙しやりながら、ちょっとずつ自信がついてくるんです。その"フリ"が本物になっていったんですよ。だから、"フリ"でいいと思う」と金言を送った。

その後は、生徒の悩みに冨永先生がアドバイスをしていった。エステサロンを経営する女性の悩みは「もっとバリバリ仕事をしたい。けれども結婚もしたいし、30代前半ぐらいで子どももほしい。どっちかに絞らなきゃいけないのかな」。

自身も23歳で母になった冨永先生は「子どもって授かりものじゃないですか。でも、仕事って自分の力でどうにかなる!子どもに比べたら」とアドバイスし、「(子どもと仕事)どっちか選べなんて酷じゃない? (両方とるのは)大変ですけど、やってみる価値はあると思う」とエールを送った。

一方で、「でもね、結局私は両立できなかったんですよ。3年間(仕事を)お休みしたんです」とも告白。"限界を感じたら仕事を休んでもいい"というメッセージに、スタジオの林修先生も「お子さんを育てながらずっとトップでキャリアを維持されているからこそ、言葉に説得力がありますね」とうなずいた。

■「どんどんチャレンジしたらいい」

製薬会社の営業職の女性は「今の仕事にワクワクしなくなってきてしまった」という。転職し新しい分野に挑戦したいと考えているが「新しいことを始めるのに、一歩踏み出せない」。そんな悩みに冨永先生は「どんどんチャレンジしたらいい。33歳、若いですよ。やりたいと思ってるなら私はやってもいいと思いますよ。それだけの勇気と、努力をする力があるのであれば」と背中を押した。

冨永先生も「わりとチャレンジしてきた人生」を送ってきた。「俳優に挑戦したりとかね。私、次は時代劇に出たいんですよ。別にオファー受けてないのに今、殺陣(たて)の練習してますから」と明かし、驚かせた。

新しいことを始める時には"マッピング"という考え方を実践している冨永先生。「何かをやりたいなと思った時は、逆算していく。そのためにはこれが必要、あれが必要。そのためには...って全部書き出す」「書き出してみて。自分に何が必要なのか見えてくるから」とアドバイスした。

3児の母の女性の悩みは「完璧主義で家事や育児に一切手を抜けない」こと。疲れていてもついつい家族のために動いてしまうといい「家族に嫌われるのが怖いんです」と悩みを打ち明けた。

そんな悩みを「私も完璧主義者なんですよ。だからすごくよくわかる」と受け止めた冨永先生。「私の場合はそれで"プツッ"と。できなくなっちゃったんです、疲れちゃって。そうなってほしくない」「完璧じゃなくていいと思う」と優しく語り掛け、「(子どもにとって)お母さんが幸せであることがすごく大事」「お母さんが落ち込んでいるのって、子どもにすごい影響するじゃない?すごく見てるから、子どもって」と、まず自分自身が幸せであることの大切さを訴えた。

世界を相手に戦ってきた冨永先生らしい金言の数々に、視聴者からも「すごくかっこいい!」「そう、休むって大事!」「冨永愛さんの言葉に背中を押してもらった」と、共感や感動の声が上がっていた。

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【TVer】

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【公式YouTubeチャンネル】

「日曜日の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。
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