MBS 毎日放送

2021年09月16日 07時00分 公開

すでに進む実用化!"さわれる映像技術"が感染防止対策に役立つワケとは?

日々進化を続ける映像技術。いまや、空中に浮かんだ映像にさわったり、高速で動くものに映像を投影したりも可能になっているというから驚きだ。しかもすでに実用化され、長引くコロナ禍の感染拡大防止に役立つと期待されるものもあるという。9月12日放送の「日曜日の初耳学」では、謎解き王・松丸亮吾がそんな最新映像技術に迫った。

■さわらないタッチパネルで接触感染を防ぐ

最近注目を集めた映像技術といえば、東京・新宿駅前の街頭ビジョンに出現した"3D巨大猫"の映像。まるで本物の生きた猫のようなこの映像は、大きな話題を呼んだ。

この"3D巨大猫"映像のからくりは、湾曲したモニターにトリックアートの手法を使っていること。ある角度から見ると潰れて見えるが、特定の角度から見れば映像内の外枠に奥行きが出て、見る側がまるで飛び出しているように錯覚するという。

番組でも、こうした映像の最先端の現場に注目した。一つめは、空中に映像を浮かせることができる装置。「コロナ禍を救うかもしれない」といわれる映像技術だ。

装置の前に浮かぶのは、あまりのリアルさに松丸も手を伸ばして触ろうとしたほどのタンポポの映像。人間の左右の目の焦点を合わせることで空中に浮き出る仕組みで、開発した株式会社パリティ・イノベーションズの前川聡さんは「カメラを通すと、浮いているということは伝わらないんです。目で見ると、浮いているように見えるんです」と説明する。

この映像投影技術にセンサーを組み合わせることで、なんと空中に投影した映像にさわることができるという。

センサーで指の動きを検知し、空中に浮かぶタッチパネルを操作することもできる。すでに、病院のトイレの操作盤や、エレベーター、ATMのタッチパネルなどに実用化されている。コロナ禍の今、物体に直接さわることなく利用できることから接触感染の予防に役立つのではと注目されている。

さらに、将来的には超音波を使った触覚技術も組み合わせ、触感まで感じられるようになるという。映像技術の進歩ぶりに、林先生は「ここまで来てるんだ!」と目を丸くした。

■時速160㎞のボールに投影できる映像!?

続いての最新映像技術は、高速で動くものにも投影できる最新プロジェクションマッピング。東京大学特任教授・石川正俊さんが壁に投影された映像めがけてボールを投げると...なんと動くボールにプロジェクションマッピングが投影された!

普通のプロジェクションマッピングは静止しているものに投影するが、最新装置では動くものにもズレることなく投影可能。動くものを正確に追う「トラッキング」、高速で形が変わる物を計測する「三次元計測」、そして新たに開発された「高速プロジェクター」という3つの技術がそろうことで、実現可能となった。

松丸が「どのくらいのスピードまで撮影可能?」と尋ねると、「大谷翔平選手の160㎞/hの球は簡単ですね」と石川さん。布のようになびく動きも投影可能なので、たとえばネットショッピングで実物がなくても試着できたり、アーティストのライブでの早着替えにも応用できたりと、実用化すれば多方面で利用できそうだ。

■CG撮影のグリーンバックが不要に

さらに、スタジオゲストの赤ペン瀧川からも驚きの最新映像技術が報告された。その技術によって、映画撮影の技法が大きく変わる可能性があるという。

それが「バーチャルプロダクション」という技術。今まで、実写とCGを組み合わせた映像はまず俳優などの実写部分をグリーンバックで撮影し、その後CG映像をはめて作成していた。だがこの技術ではグリーンバックを一切使わず、演技する俳優のバックにLEDのモニターを直接置いて映像を映し出し、それごとカメラで撮影する。

どの角度で撮影しても光の加減や奥行きがリアルタイムで自動調整されるため、CG合成の編集がまったく不要だというこの最新技法も、すでに映画の撮影現場で導入され始めている。新時代の映像技術の数々に、スタジオメンバーからも「凄い技術だなぁ!」「もうそういう時代か...」と驚きの声が上がっていた。

「日曜日の初耳学」はTVerで放送から1週間、見逃し配信中!最新の映像技術をもう一度チェック!
【TVer】

「日曜日の初耳学」公式YouTubeチャンネルでは、ムロツヨシが登場した<インタビュアー林修>を1か月限定で公開中!
【公式YouTubeチャンネル】

9月19、26日の放送はお休み。次回の「日曜日の初耳学」は10月3日(日)に放送する。俳優の小栗旬が林先生のインタビューに答え、役者人生のすべてを語る。

「日曜日の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。
https://www.mbs.jp/mimi/

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