健康寿命をあと10年延ばす!効果大で時短もかなう『〇〇〇ストレッチ』

日曜日の初耳学 復習編

2020/03/21 10:00

今、日本人の平均寿命は84.2歳、世界一の長寿国だ。その一方で「“寝たきりの期間も世界一”と言われているんです」とショッキングなデータを紹介したのは、“ストレッチフリーク”のお笑い芸人・山田BODY。3月15日放送の「林先生の初耳学」では、約5,000人の体の状態を見てきたというカリスマトレーナー芸人・山田が、健康寿命を延ばすストレッチのポイントを解説!

ストレッチが健康寿命を延ばす!?
"健康寿命"とは、健康上の問題で行動を制限されることなく日常生活を送れる期間のこと。
日本人は平均寿命が84.2歳なのに対し、健康寿命は74.8歳。その差の約10年は、病気やケガによる寝たきり生活など、日常生活を健康に送れない期間ということになる。実は、日本は平均寿命だけでなく、残念なことにこの期間の長さも世界トップクラスなのだという。
たとえば歩いていて転んでしまい大腿骨を骨折する、といった些細なことで、寝たきり生活を余儀なくされることもある。
「これは非常にもったいない」と訴えるのが、初耳フリークとして登場した山田BODY。元ボクサーで、現在は芸人の傍らストレッチジムを経営、予約は数カ月待ちというカリスマトレーナーだ。
もし筋肉にもう少し柔軟性があれば、転んでも上手に倒れることができ、骨折などの最悪の事態を回避することにもつながる。山田は「平均寿命が延びた今、健康寿命を延ばすためにやるべきこと、それがストレッチなんです」とストレッチの重要性を訴えた。

効果的に伸ばす!秘けつは"意識しない"こと
一方で山田は、せっかくストレッチをしても方法を間違えていると「全く意味がない」と指摘する。
たとえば筋トレの場合、鍛えたい筋肉を意識することで十分な負荷がかかり、効果もアップする。しかし、筋肉を伸ばすストレッチは筋トレと違い、伸ばす筋肉を意識しないことが大切だ。
なぜなら、伸ばしたい部位を意識するとその部分に自然と力が入ってしまい、十分に筋肉を伸ばすことができないから。ストレッチを効果的に行うためには、ほかのものに意識を集中させて筋肉をリラックスさせる工夫が必要なのだという。
そこで山田が紹介したのが、日常の動作を利用した"ながらストレッチ"。筋肉から意識を逸らすことができる上、忙しくてなかなかストレッチの時間が取れない人にとっても嬉しいアイデアだ。
たとえば歯磨きタイムには、両腕をクロスさせ、歯ブラシを持っているほうの腕でもう片方の腕を引き付けて肩甲骨まわりをストレッチ。
ソファーに座ってマンガを読むときは片足を直角に曲げ、もう片方の足のひざに足首を載せればお尻まわりの筋肉が伸び、ぎっくり腰などの予防に効果的。お尻まわりの血流がよくなることでヒップアップ効果も見込める。
洗濯ものを干す時間は美脚づくりのチャンス。立った状態で足をクロスさせ、片足を伸ばして台の上へ。ももの外側の筋肉が伸び、無意識のうちに足がすらりと細くなるとか...。このストレッチは、がに股やO脚に悩んでいる人にもおススメだそう。

ストレッチを始めるべき年齢は?
健康寿命を延ばすためにも日常生活にぜひ取り入れたいストレッチ。では、本来ストレッチとは何歳で始めるべき? 山田からの問いに「いや、これわからないですね」とあっさり降参した林先生。
正解はなんと、小学校入学を迎える6歳。小学生になると、長時間座って勉強したりランドセルなど重いものを持つ機会が増え、しだいに体が硬くなっていくのだという。
実際、小学校入学時の子どもは約8割が前屈でつま先に触れるほど柔軟だが、卒業する頃には前屈でつま先に触れる人が半分以下にまで減ってしまう。筋肉の硬化は小学生時代から徐々に始まっていたのだ。
これを聞いた林先生は「もともと人間って体が柔らかいんですもんね。あれを維持することが大事なんですね」と納得の表情を浮かべていた。
自宅で過ごす時間がいつもより多いこの春は、"ながらストレッチ"に取り組むチャンス。健康寿命を延ばすため、気軽に取り入れてみてはいかがだろうか。

     ◇

次回の「林先生の初耳学」は3月22日の夜10:25から放送する。体育会系以上に青春が詰まった"吹奏楽部"のドラマに迫るほか、2020年注目の"国産チーズ"にフォーカス。さらに、ミス東大が東大生正解率1%の超難問を引っ提げ林先生に挑む。【動画】

「林先生の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。
博学で知られる林先生でさえ知らなかった知識を"初耳学"に認定する。
https://www.mbs.jp/mimi/

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