橋下徹 vs 高学歴ニート「死ぬまでに"燃焼"してほしい」

日曜日の初耳学 復習編

2019/10/19 10:00

東京大学をはじめ超名門大学を卒業しながらも定職についていない“高学歴ニート”たちの訴えに特別講師が本気で向き合う「林先生の初耳学」の人気企画『熱血課外授業』。10月6日放送の第3回で教壇に立ったのは、元大阪府知事・橋下徹氏。林先生も舌を巻いた、番組史に残る名授業の中身とは?

納得できる人生を送るために、必要なこと
30代で"茶髪の弁護士"として数々のバラエティー番組に出演し人気を集め、38歳で大阪府知事、42歳で大阪市長に就任。次々と大胆な改革を実現させた橋下氏。高学歴ニートたちの前に立つと、開口一番「この中で『今、死んでもいいや』と思ってる人、いる?」と切り出した。
橋下氏がこの授業で訴えたメッセージはただ一つ、"燃焼"。自身の父親が亡くなる間際に「ワシの人生は本当に良かった」と口にしたと明かし、「自分のエネルギーを完全燃焼させて、死ぬときに『俺は燃焼したな』って納得して死んでもらいたい」と訴えた。
これまで、弁護士として、政治家としてさまざまな人と接してきた橋下氏。「人生を計画どおりに実行したっていう人はまぁいない。ほぼ偶然」と振り返り、「偶然の中でも、人生に納得している人は自分のエネルギーを完全燃焼させた人」「人生不安とか、将来わからないとか、そんなところで悩むもんじゃない。がむしゃらに行動して、力をつけて、その力で周りに転がってるチャンスを掴んだ結果が人生」と語り掛けた。

あの孫正義さんでも買えないものとは
「嫌な仕事だったらどんどん変えればいい」「親のスネをかじるなら全力でかじらないと。"申し訳ない"って思いがあったら、死ぬときに"申し訳ない"が出ちゃう」など、将来が定まらない20代の高学歴ニートたちに寄り添う言葉も口にした橋下氏。
「これも僕の経験値」と前置きしながら、「仕事をコロコロ変えたり好き嫌い言えるのは、ほぼここ、35歳」とタイムリミットを提示し、「自分が燃焼できる環境は35歳までに見つけるべき」と提言した。
自身は50歳。25歳前後の高学歴ニートたちを前に「(50歳まで)まだ25年ある。羨ましい!全財産出しても買いたいね」「孫さんは何兆円稼いでいるかわかりません。だけど、あの孫さんですら絶対に手に入れることができないもの、それ(時間)を君らは持ってる」とソフトバンク会長・孫正義氏も引き合いに出し、"若さ"の計り知れない価値を訴えた。

林修絶賛!「橋下徹は"プロの喧嘩屋"」
授業後、納得の表情を浮かべる高学歴ニートたち。その姿を見た林先生は、「やっぱり話し方がうまい。どの言葉が届くかを冷静に探って、これが届くと見切ったら多くの言葉は使わず『燃焼』の1ワードで畳みかける。"プロの喧嘩屋"ですよ」と、橋下氏の話術に惜しみない賛辞を贈った。

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実は林先生自身も今年1月、同企画で高学歴ニートたちに熱血授業を実施。「好きな仕事じゃないと働きたくない」と語るニートたちに「僕には"できる・できない"の軸のほうがすごく大事」「"やりたい"は環境や情報によって偶然生まれる。それって本当にそんな絶対的なものなのか?でもね、"できる"というのは偶然じゃない」と熱っぽく語り、話題を呼んだ。
そんな林先生にとっても橋下氏の授業は感じるものがあったようで、「僕の負け。橋下さんの言葉の方が強くてよく届く」と"敗北宣言"も飛び出した。
視聴者からも反響が続々。放送後、SNSでは橋下氏の授業への「聞いていて涙が出てきた」「これから『燃焼』して生きていこうと強く思った」といった熱い感想が躍っていた。

     ◇

次回10月20日の放送では、あるジャンルに熱狂的な知識を持つ芸能人が林先生に難問を出題する新企画がスタート! スパイスカレー、ハローキティ、ジャニーズなど、圧倒的な知識をもつ芸能人を前に林先生は問題に答えることが出来るか!?

「林先生の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。全国1億3千万人から募集した選りすぐりの知識を抜き打ちで林先生に出題。物知りの林先生でさえ知らなかったものを"初耳学"に認定する。https://www.mbs.jp/mimi/

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