MBS 毎日放送

2019年08月17日 10時00分 公開

林修『闇金ウシジマくん』徹底分析! 借金する人は〇〇がない

芸能界イチの読書家・林修が気になる本の著者に取材を行い、その魅力をプレゼンする「3分で分かる!ベストセラー学」。今回は、全46巻で累計1,700万部を売り上げた大人気漫画『闇金ウシジマくん』(小学館)の著者・真鍋昌平さんを林修が直撃! 著者が1000人に取材して分かった“借金する人の3つの特徴”とは!?

"ギャラ飲み"が借金人生の入り口に......
普段あまり漫画は読まないという林先生も「正直"ズシン"とくる。でも読み進めてしまう、妙に魔力のある本」と語る『闇金ウシジマくん』。闇金融業者・丑嶋馨(うしじま・かおる)を主人公に描かれるエピソードは、真鍋さんが15年間かけて債務者や金融業者1,000人以上に取材して得た現実がもとになっている。
その中には、ごく普通の生活を送っていた人が借金で転落していく例も少なくない。例えば、犬をレンタルした若い女の子の話。真鍋さんは、「最初は安かったんですけど、実際に犬なんて飼ったら、愛着が湧いて飼いたくなっちゃうじゃないですか。で、"買取"になったらいきなり『70万円』って言われるんですよ。それで借金をして、高い金利を払い続ける」と話す。
また、SNSが爆発的に普及してからは、そこから借金人生に繋がることも増えたという。例えば、お金をもらって飲み会に参加するいわゆる"ギャラ飲み"。真鍋さんは「"ギャラ飲み"のグループLINEがいくつもあって、そこに300~400人が登録していて。(ギャラ飲みに参加する女性が)服装とかを小ぎれいにしないといけない」と、そのために借金生活に陥る女性が少なからずいることを明かした。

借金をする人の"3つの特徴" とは
林先生から"借金する人の特徴"を聞かれた真鍋さんは、「自信がない、見栄っ張り、実行しない、の3つですね」ときっぱり。中でも「口だけで言うけど実行しない人は(取材した債務者の中に)多かったイメージがありますね」と振り返った。
さらに林先生が『闇金ウシジマくん』の中で気になったというのが、ある1コマ。債務者が大きく描かれたコマだが、何本か歯が抜けている。そのコマ以外にも、『闇金ウシジマくん』では歯のない債務者が多く登場する。
林先生に理由を聞かれた真鍋さんは「(取材した債務者には)歯がないとか、歯が欠けてるとか、そういうところに無頓着な人が多かった印象があります」と、漫画の中で金融業者と債務者を歯があるかないかで描き分けることもあると明かした。
真鍋さんの返答に林先生も「僕が行ってた歯医者によると、子どもで治療していない虫歯が5本以上あったら、虐待を疑うみたいですね」と納得しきり。装ったり着飾ったりできない"歯"は、さまざまな社会問題を映す鏡と言えそうだ。

「いったん転落すると、戻るのは難しい」
真鍋さんへの2時間にわたる取材で林先生が導き出したのは「この本には転落のメカニズムが描かれている」ということ。
借金そのものは決して悪ではない。事実、真鍋さん自身も消費者金融で生活費を借り、借金を使い果たすまでに漫画の賞を獲れなければ漫画家の夢をあきらめる、と覚悟を決めたことで漫画の大賞を獲得し、今があるという。
一方で、借金生活から抜け出せる人は「現実ではあまり見たことがない」と真鍋さん。林先生は「いったん転落すると、元に戻るのは難しい」、「(『闇金ウシジマくん』からは)どうしたら転落しないで済むかを読み取ることができる。真鍋先生は『この本に出てくる人はみんな反面教師』とおっしゃっている。ここから学ぶことには意味があるんじゃないかと考えております」と総括した。
きっちり3分間で「闇金ウシジマくん」が持つ唯一無二の魅力を力強く語った林先生に、スタジオのゲスト陣からは「きれいにまとめますね。さすがです」(YOU)など賞賛の声が上がっていた。

「林先生の初耳学」の新企画「3分でわかる!林先生のベストセラー学」では、林先生がこの1か月で気になった1冊を紹介。自ら著者に取材を行い、その魅力を3分間に詰め込んで授業する。

次回8月18日放送では、『読みたいことを、書けばいい』の著者・田中泰延(コピーライター)を林先生が直撃取材する。

*「林先生の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。全国1億3千万人から募集した選りすぐりの知識を抜き打ちで林先生に出題。物知りの林先生でさえ知らなかったものを"初耳学"に認定する。
https://www.mbs.jp/mimi/

「林先生の初耳学」では各コーナーの無料見逃し配信を実施しています!
アンミカ先生が教えるパリコレ学2
吉川美代子先生の女子アナ学
ギャル曽根のパティシエール学

バックナンバー