備えあれば憂いなし! 防災アドバイザーから学ぶ最新の地震対策

5分で読める!教えてもらう前と後

2021/01/23 10:00

2021年3月で、東日本大震災の発生から10年の節目を迎える。世界的に見ても地震の多い国「日本」で、30年以内に首都直下型地震が起こる確率は70%と予測されている。1月19日放送の「教えてもらう前と後」では、防災アドバイザーから【最新の地震対策 3つのポイント】を教えてもらった。あなたの家の防災対策は大丈夫? 

Point① 家の中も危険がいっぱい!

 改めて学んでおきたい最新地震対策を教えてくれるのは、防災アドバイザーの高荷智也さん。「色々なお宅に伺ってみると、地震対策・防災対策があまりできてない家が結構あります」と、心配顔の高荷さん。2020年に起きた地震は1714回を記録し、今年に入ってからは2週間ですでに47回もカウントされている......。そんな地震大国「日本」で少しでも安心した生活を送るために、まずは家の中をチェック!

 玄関に「鏡」があるお宅は要注意! 地震によって鏡が倒れて割れると破片が散乱する。それによって避難経路が塞がれるだけでなく、ガラスの破片が靴の中に入ってしまい逃げ遅れたり、足を怪我したりするリスクが高くなるのだ。玄関だけでなく、そのほかの部屋にある鏡も倒れないように、金具などでしっかりと固定しよう。

 書斎で問題になるのは「本棚」。入り口付近に本棚を置いている人は気をつけよう! 地震の揺れで本棚が倒れて本が散乱すると、ドアを塞いでしまい閉じ込められてしまうこともある。本棚は避難経路の確保ができる位置に移動して金具で壁に固定するなどの対策をお忘れなく。

Point② スマホを使って危険度チェック

 スマホの位置情報をONにするだけで、現在地の地震発生リスクがわかる最新コンテンツがある。大きな地震がどのくらいの確率でやってくるのかを診断してくれる、その名も「地震10秒診断」は、予測される停電日数やガスの停止日数、さらに断水日数なども教えてくれるという優れモノ。

 滝川クリステルも「こういうのがあるんだ、知らなかったー」と興味津々。というわけで、スタジオで実際に「地震10秒診断」を使用して診断してみると......。
 東京・世田谷区で〈震度:6弱〉の地震が30年以内に起こる確率は49%と診断された。これに対して〈震度:5弱〉で調べ直してみると、30年以内に起こる確率は確率は92%。この数字を見た麒麟の川島明は「覚悟しとけよというレベルですね」と唖然。吉本興業のある大阪市で30年以内に起こる地震予測を調べてみると〈震度:6弱〉の地震が30年以内に起こる確率は58%だった!

Point③ 意外と知らない「地震保険」

 火災保険は入っていても地震保険に入っていない人が意外と多く、中には火災保険に加入すると地震保険もセットになっていると勘違いしている人もいるのだとか。では、地震保険に加入していないとどうなるのか? 高荷さんは「火災保険だけでは、地震が原因で起こった火災に対する保証がありません」と教えてくれた。そう、地震が原因で火災が起こり住宅に被害が出た場合、火災保険の保険金では賄われないのだ。ところが地震保険に入ってれば、揺れによって壊れたテレビや倒れて歪んだ食器棚や割れた食器などの家財も補償され、生活の再建までサポートしてくれる。ということは、地震保険に入っている方が安心というワケ。

 現在、火災保険と地震保険をセットで契約している人の割合は、首都圏が全国平均を大きく下回っているのだとか。「大都市に住んでいる方ほど地震保険に加入することをオススメします。大都市は、燃えやすい木造の住宅が多いうえに住宅が密集しているため、地震が起これば大火災のリスクもアップします」と警鐘を鳴らす高荷さん。いざという時に役立つ地震保険。みなさんの備えは大丈夫ですか? 

「教えてもらう前と後」はMBS/TBS系で毎週火曜日よる8時放送。次回は1月26日(火)よる8時から、ユニクロ最強アイテムを特集する。

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