中村倫也も「シュッシュ」と除菌 この冬を乗り切る感染症対策の新常識

5分で読める!教えてもらう前と後

2020/10/24 10:00

新型コロナウイルス感染症も収束の兆しが見えない中、これからインフルエンザが流行する季節がやってくる。10月20日放送の「教えてもらう前と後」では、2020年の秋冬に有効な感染症対策の最新情報を、呼吸器の名医から教えてもらった。年間1万人以上を診察しているが今までインフルエンザにかかったことはないという、池袋大谷クリニックの院長・大谷義夫先生から、この秋冬に知っておくべき感染症対策について安藤なつが教えてもらった。

口腔ケアが感染対策につながる!

大谷先生が診療する様子を見せてもらっていた安藤がまず驚いたのは、休憩時間に行う感染症対策。大谷クリニックでは大谷先生だけでなく看護スタッフもみんな、1日4回以上「歯磨き」をしているというのだ。大谷先生が「私は歯磨きを、朝・昼・晩・寝る前、1日4回しています。歯磨きはインフルエンザ対策として極めて重要です。口の中にある細菌が出すたんぱくが、インフルエンザウイルスが気道に入って増殖するのを助けてくれる。つまり、細菌の数が減るとウイルスは入りづらくなるんです」というように、ある研究によると、口腔ケアをしている人はインフルエンザの発症リスクが10分の1に抑えられたという結果も発表されているほど。

次に安藤は大谷先生の自宅へ。ここでも目からウロコの感染症対策が続々登場。大谷先生は、帰宅時に感染を予防する最大のポイントは「玄関」にあると考えている。玄関の扉を開けて人が出入りするだけで、見えないホコリや花粉、ウイルスや菌などの空気中の異物を室内に運び入れてしまう可能性があるため、ウイルス対策は玄関ですることが重要なのだ。そこで有効になるのが玄関周りの消毒。ポイントは、インターホンや手すりなどをこまめに消毒し感染リスクを下げること。

手軽で簡単、シュッとひと吹き!

そこで、今注目されているのがエアゾールタイプの除菌スプレーだ。用途や効能が様々な除菌グッズが売られている中、「ファミリーガード」は微粒子を噴射するエアゾールタイプで、アルコールに加えて除菌剤が含まれているのが特徴。さらに、ドアノブ・台所のシンク・玄関マットなど使用できる箇所は広範囲にわたる。ベビーカーやおもちゃなどのプラスチック製品、トイレやごみ箱、衣類や車の中など他にもたくさん......。シューっと吹きかけるだけで除菌剤が広範囲に広がるため、簡単で効果が期待できると評判だ。ゲストの中村倫也も、スタジオで試しにシュッシュッ。簡単にできる除菌を楽しんでいる様子。

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ただし、革製品・食器・調理器具テレビ画面・スマホ・パソコンなどには使用できないので使用するときは説明書を読んで確かめることもお忘れなく!

現在、コロナ禍で外出する機会が減りインターネットで買い物をする機会が増えたという人も多い。大谷先生はそこにも注目していた。「ダンボールが届いても、玄関に24時間放置して置くのがいいでしょう。新型コロナウイルスは、ダンボールでは24時間しか生きられなかったというデータがあります。ですから、24時間経ってからダンボールを開ければ、ウイルスがいなくなっていると考えます」と大谷先生。不特定多数が手にする宅配のダンボール箱は、24時間放置することで感染リスクは下がるらしいので、一晩寝かせておこう。

食事中のマスク置き場の新常識

続いての最新感染症対策は、食事中のマスクを保管する場所。教えてくれたのは、大谷先生の娘で、歯科医師を目指す歯学部の学生・舞さん。「食事中はティッシュの上にマスクを置いています。テーブルの上にマスクを置いたら、テーブルの表面に付着しているウイルスがマスクに付くじゃないですか。でも、ティッシュの上は新型コロナウイルスが30分しか生きないというデータがあるので、テーブルの上にティッシュを置いてその上にマスクを置く方が安心です」と舞さんが言うように、香港大学のデータによるとティッシュについた新型コロナウイルスは長く生きられないという結果が報告されている。これから食事中のマスクはティッシュの上が常識になりそう!

     ◇

「教えてもらう前と後」はMBS/TBS系で毎週火曜日よる8時放送。政治・経済・健康・アート・歴史・教育など毎回その分野のスペシャリストが登場し、「知のビフォーアフター」を体感できる。

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