MBS 毎日放送

2020年07月18日 10時00分 公開

水分と塩分だけじゃない! 鉄分不足による体調不良にご用心

疲れが抜けないし、なんだかダルイと感じる人が急増するこの季節。水分や塩分の補給をしていれば大丈夫だと思っていませんか? その不調、実はある栄養素が原因で起きているかもしれません……。7月14日放送の「教えてもらう前と後」では、血液内科が専門の先生に、不調の原因となっている栄養素が不足していないかどうかの簡単なチェック法と、その栄養素が不足してしまう原因、そして栄養素を補う方法など、この時期に知っておきたい新常識を教えてもらった。

「あっかんべ」で体調をチェック

これから迎える暑い時期、ある栄養素が不足すると疲れが抜けず夏バテに似た症状を引き起こす可能性がある。そう警鐘を鳴らすのは「ナビタスクリニック新宿」の院長・濱木珠恵先生。水分や塩分の補給をしてもダルさが残ってしまう原因は「鉄分」不足かもしれません。鉄分は、疲労回復のミネラルと言われており、血液中や肝臓などに蓄えられている。しかし、夏場は特に不足しがちになるという。その原因が「汗」なのだ。「一気に大量に汗をかいたり急に汗をかいてしまうと、汗と一緒に鉄分が出てしまうことがあります」と、濱木先生。

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夏バテ予防に水分や塩分の補給を心がけている人も、夏の疲れにつながる鉄分不足には要注意だ! そんな重要な役割をしている鉄分不足は、体のある部分を見ればチェックできる。ある部分とは、あっかんべをした時の下まぶたの色。ここには毛細血管が集まっているので、赤みが薄くて白っぽい人は貧血で鉄分不足の疑いがある。定期的に下まぶたの色をチェックして、いつもより白っぽくなっていたら注意が必要。

何でもほどほどの関係がベスト!

さらに濱木先生が「体内の他の場所で鉄分が抜けやすくなってしまう原因の場所があります」と教えてくれた。その、鉄分不足を招きやすい体の場所は「足の裏」。激しい運動をしたりすると、鉄分が失われてしまうことがあるという。「バスケットボールやバレーボール、踊るバレエも、足の裏を"ドンドン"踏みつけるような動きをすると、足の裏で赤血球が壊されやすくなります。その時に鉄分が漏れてしまうと、血液の流れに乗って体外に排出されてしまいます」と、濱木先生が解説してくれた。 

足の裏に強い衝撃が繰り返し加わると赤血球が壊れ、漏れ出た鉄分が汗や尿などとともに排出されるというワケ。「散歩や軽いジョギングでは、そんなに衝撃は強くないのであまり心配することはないと思います」と濱木先生が言うように適度な運動は問題ないが、健康維持のために良かれと思って長時間ランニングをしたり、部活で激しい動きを繰り返したりしている人は、気をつけよう。

代謝で毎日失われていく鉄分を補給するには、カツオや、レバーなどの鉄分を豊富に含む食材を食べることが大事。それらを毎日、継続的に摂ることが重要なのだ。しかし、現代人の食生活では毎日摂取するのは難しい......。でも、スーパーやコンビニを利用すれば簡単。ヨーグルトや野菜ジュース、スポーツドリンクには鉄分入りのものが売られているので、これらを使えば手軽に毎日鉄分をとることができるのだ。というわけで、夏に感じやすい疲労の改善と貧血予防には、鉄分摂取と心得よう!

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「教えてもらう前と後」はMBS/TBS系で毎週火曜日よる8時放送。政治・経済・健康・アート・歴史・教育など毎回その分野のスペシャリストが登場し、「知のビフォーアフター」を体感できる。次回は7月21日(火)よる8時から、ニッポン各地の不思議現象に迫る!

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