自己流ながらも自宅でハーブなど11種類の植物を育てているという菜園ガール・森泉。6月23日放送の「教えてもらう前と後」では、そんな彼女が家庭菜園の極意を学ぶべく、野菜園芸学のエキスパート、恵泉女学園大学の藤田智教授に弟子入り!? ひとつの苗で100個も楽しめる美味しいミニトマトや、メイン料理はもちろん料理の仕上げで彩にも使えてワザあり女性を演出できる、豆苗とカイワレ大根の作り方を教えてもらった。

目指せトマト１００個！ の苗選び

「庭がないから家庭菜園は無理！」という方でも大丈夫！ プランターを使えばベランダでも簡単に家庭菜園が楽しめると話す藤田教授がまず最初に教えてくれたのは、初心者でも簡単なミニトマトの作り方。

うまくいけばひとつの苗で100個収穫できるかもしれない、３つのマル秘ポイントとは......。

ポイント①　種じゃなくて苗からスタートするべし
初心者には、種から植えるのではなく双葉がついている苗を買ってきて植えるのがオススメ。双葉は芽を出したときに最初に開く2枚の葉のことで、双葉がある苗は元気な証拠なのだ！

ポイント②　なるべく茎の太いものを選ぶべし
苗には茎の太さも色々あるから、よく比べてなるべく茎の太いものを選ぼう。

ポイント③　すでに花が咲いてしまった苗を選ぶべし
初心者の場合、花が咲いている苗を選ぶとうまくいく。花が咲いているということは収穫まで後少しということで、栽培期間が短くなり楽なのだ！

冷蔵庫にあるアレがトマトを守る

さて、藤田先生が教えてくれた通りに苗を選んだら、次はプランターに植えていく作業。
手をＶサインするようにして、人差し指と中指の間に茎を挟んだら、苗を逆さまにしてポットから外す。双葉が見えるくらいの深さに土を掘ったところに苗を置き、たっぷり土をかぶせよう。

ここで注意したいのが水やりだ。トマトは雨が少ない南アメリカが原産地。水を与えすぎると根が腐り枯れてしまうこともあるため、水やりは乾くまで我慢が必要。乾いたらたっぷりあげて、また乾くまで我慢。それを繰り返して！

水やりをマスターしたら、次に気をつけるのは「アブラムシ」。この時期は、トマトの葉や茎をたべてしまうアブラムシが発生しやすい。そんな時に頼りになるのは、なんと「牛乳」。牛乳を吹きかけると、牛乳が乾く時に膜ができてアブラムシの呼吸器を塞いでしまうのだとか。藤田教授曰く「牛乳を霧吹きでシュッシュッシュとかけてやると、かけた段階で半分死にます」。

さらに美味しく育てるためには、茎と葉の間から生えた芽「わき芽」を切り取ったほうがいいと藤田教授は言う。わき芽をそのままにしておくと、わき芽にも栄養がいってしまい実にたっぷり栄養が行かなくなるため、切り取った方がよいのだとか。

これで甘くて美味しいトマト１００個も夢じゃない！

豆苗とカイワレも超簡単！

続いて豆苗に挑戦。根を切って置いておくとまた生えてきて2度おいしい豆苗は、種から自分で育てることをオススメ。しかも、種は1袋100円ほどで購入できるから超お得！
豆苗は毎日の水換えが重要。そこで、カンタンに水換えができるペットボトル栽培の仕方を教えてもらった。
大きめのペットボトルを横にして、上部をカッターやハサミで長方形に切り取る。そこから中にキッチンペーパーを敷いて、1日水につけておいた種を入れたら、霧吹きで満遍なく水を吹きかけて、光を遮断するためのアルミホイルを被せたら準備OK！　あとは、発芽するのを待つのみ。
そして、カイワレ大根はマグカップを使えばオシャレな置物に大変身！　水に浸したコットンをマグカップに入れたら、一晩水につけたカイワレ大根のタネを入れる。ここでも、芽が出るまでアルミホイルを被せておくこと！

豆苗もカイワレも、1日2回水やりをするだけでくグングン成長する。森泉も「3日目でめっちゃ生えてる！　芽がでてきたからアルミホイル取っちゃったの。そしたらぐんぐん伸びてるー！」と大喜び。
滝川クリスタルも「やっぱり嬉しいんですよ。家に野菜があると。自分の料理の最後に乗せたりしても彩が良くなるじゃないですか！」と絶賛。
ポイントさえ押さえれば超簡単な家庭菜園。この夏試してみてはいかが！

　　　　　◇

「教えてもらう前と後」はMBS/TBS系で毎週火曜日よる8時放送。政治・経済・健康・アート・歴史・教育など毎回その分野のスペシャリストが登場し、「知のビフォーアフター」を体感できる。
次回は6/30（火）よる８時から、極上の卵かけご飯に迫る。

MBS動画イズムで無料見逃し配信中！
過去の放送はこちらからご覧ください。