知らなきゃ損! 家具を購入する前に行ってみたいリサイクルプラザ

5分で読める!教えてもらう前と後

2020/06/22 11:30

自治体が運営するある場所では、衝撃価格で家具や家電などの高級品がゲットできるお得なシステムがあることを知っていますか……。6月16日放送の「教えてもらう前と後」では、意外と知られていないお得な買い物の仕方を夏菜とジャングルポケットがリポート。滝川クリステルも思わず「これ欲しい!」とつぶやいたほど、魅力的な買い物システムを知る前と後では何があったのか!

高級家具を破格で再利用
緊急事態宣言が解除され、自治体が運営する激安スポット・リサイクルセンターが続々と再オープンし始めた。お宝品が多いというリサイクルセンターの数は、日本全国に200か所以上あるが、一体どんなところなのか? 最初に夏菜とジャングルポケットが向かったのは、東京都港区が運営するリサイクル家具の販売所。ここでは、東京都港区の家庭で不要になった家具を無料で引き取って綺麗にして、必要な人に販売しているという。どんなものがいくらで販売されているのか。注目なのは値段のつけ方だというが......。

日本の老舗家具メーカー・カリモクのダイニングテーブルと椅子4脚のセット。24万円弱で販売されていたそうだが、ここではなんと、6,500円!
さらに、広島の高級婚礼ダンスで有名な、300年の歴史を誇る一流家具ブランド・府中家具の桐ダンスも正規価格は50万円以上するが、6,500円で販売されている。
自治体が運営しており、これらの家具は営利目的で販売しているのではないため、値段のつけ方が独特。その判断基準は、状態の良さと、大きさだけというから驚きだ。一番高い商品でも1万円で、安いものだと1,000円と激安!

物を大切にする気持ちを伝えたい
さらに、東京都世田谷区が運営するリサイクルセンターでは、家電や楽器など、様々な商品をラインナップ。ダイソンの掃除機、ケルヒャーの高圧洗浄機、リモアのスーツケースなどが全て1,000円で購入できる。中古ではあるがきれいで、まだまだ問題なく使えるものばかり。なぜ、こんなに破格なのか? 

エコプラザ用賀の籠宮康一さんは「区民の皆さんにいくらなら欲しいかというアンケートをしたところ、1,000円という意見が多かったのでこの値段になりました」と言う。これには夏菜も「え? ここにあるもの全部1,000円ってことですか? 優しすぎるでしょ!」と、驚きを隠せない様子。滝川クリステルは「リモアのスーツケース、私も欲しい」と、思わず本音がこぼれた。

「ゴミとして出たものを補修して販売しております。ここにある商品は全部一度捨てられているんです」と言う籠宮さん。捨てられたモノを再利用することで、モノを大切にする意識を高めてもらうとともに、廃棄物を減らして繰り返し使えることを世田谷区民に伝えたいという。そのために粗大ゴミから良い品を選別し、職人が新品同様に修復して販売しているのだ。だからここで購入できるのは世田谷区に在住・在勤・在学の方のみ。希望者が複数の場合は抽選となるらしい。

各地に広がるリサイクルの輪
不要になったものをリサイクルする取り組みは、東京都内だけじゃない。
例えば、北海道札幌市にあるリサイクルプラザでも、リサイクル意識の向上・定着を図るために、大型ごみとして出された家具・学習机・自転車などを、市内在住者限定で月に1回抽選販売している。
また、石川県金沢市のリサイクルプラザでは、自分が欲しい品物の購入希望金額を記入して応募することができ、最高額をつけた人が落札できるオークションのようなシステムで家具の再利用販売をしている。
さらに、宮城県仙台市のリサイクルプラザでは、市民から持ち込まれた家具などを希望者に無料で提供。ただし、抽選なので必ずしも手に入るとは限らない。

あなたも新しい家具を購入する前に地元のリサイクルセンターをのぞいてみてはいかが。お気に入りの家具が見つかるかもしれません!

     ◇

「教えてもらう前と後」はMBS/TBS系で毎週火曜日よる8時放送。政治・経済・健康・アート・歴史・教育など毎回その分野のスペシャリストが登場し、「知のビフォーアフター」を体感できる。
次回は6月23日(火)よる8時から。失敗しない家庭菜園術を学ぶ。

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