世界が大注目!日本の文房具売り場が観光スポットに!?

5分で読める!教えてもらう前と後

2019/07/13 11:00

種類が豊富で質が良く丈夫で壊れにくい日本の文房具が、世界中から注目を浴びている。7月9日の「教えてもらう前と後」では、多方面で活躍している“実力No.1”の実演販売士・レジェンド松下が、日本が誇る最新のスゴイ文房具を実演しながらランキング形式で紹介。外国人のみならず日本人も感動した文房具の数々は、思った以上に進化していた!

日本が誇るスゴイ文房具
世界共通言語になりつつある"Kawaii(カワイイ)"文房具や、目の付け所が日本ならでの"クールジャパン"な文房具など、多種多様な商品が並ぶ日本の文房具売り場は、外国人観光客が訪れる人気スポットにもなっている。フランスの「ルーヴル美術館」のショッピングモールでも日本の文房具が大人気で、飛ぶように売れているらしい。
そこで、1日で1億8000万円を売上げた実績を持つ実演販売士のレジェンド松下が、東急ハンズの渋谷店に訪れた外国人に実演販売を実施。人気があった文房具の上位3品を発表する。
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常識を打ち破る「ペン」
「Ohhhh!cool!!」と、外国人が驚いたのは、乾かないペン。その名も「乾きまペン 油性マーカー」(シャチハタ)
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このペン、なにがそんなにスゴイのか?
松下「普通の油性ペンと、乾きまペンを同時に30秒ドライヤーで乾かしてみます。そうすると普通の方は全く書けませんが、乾きまペンは......。いくわよ!ほら、こんなにスイスイかけます。アメイジングでしょ!」
松下が実演して見せたように、乾きマペンの威力は、1時間蓋をしていなくても、2週間後でもまったく問題ない。その秘密はペン先に隠されていた。実は特殊な油膜でペン先をコーティングしているため、インクが乾かずに書き続けることができるというワケ。
さらに、おなじみの油性ペン「ハイマッキー」(ゼブラ)が、新たな機能を搭載して40年ぶりに「マッキーワーク」を発売した。太字と細字が1本になった便利な油性ペンにさらに便利な機能を搭載した「マッキーワーク」には、細字の部分のキャップに黄色い突起がある。
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これは、ネット通販などによるダンボールの使用量が増加したため、ペンとオープナーを1本にまとめたアイデア商品だ。
松下「ダンボールのテープをはがすのはひと苦労。でも、マッキーワークをテープの上にあててスーッとスライドすれば簡単に開けることができちゃう」
布テープでも紙テープでも、キャップについた黄色い突起のくびれた部分が簡単にテープを引き裂きカットできるうえに、宛名などの個人情報を剥がさなくても、すぐに塗りつぶせるのでゴミも出なくて超便利。

アイデアあふれる魔法のメモ帳

大阪市のデザイン会社・トライアードが作った「OMOSHIROI BLOCK」は、一見普通のカラフルな付箋に見えるメモ帳だが、実は1万円もする。高額にもかかわらず出荷が追いつかないほど売れているこのメモ帳に、一体どんな秘密が隠されているのだろう?
松下「めくっていくと答えが出てくるので、いくわよ!」
松下が1枚ずつめくっていくと、少しずつ何かが浮かび上がってきた! なんとそこに浮かび上がったのは、桜満開の清水寺。
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本物と比べてみても、忠実に再現されていてfantastic! さらに、使い終わったものは、アートなペン立てにもなる。
このメモ帳、いったいどのように作られているのか、制作現場を訪れてみると、1万円の価値があるのもうなずける作業が行われていた。
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写真を元にデザイナーが立体的にデザイン→レーザープリンタで紙を1枚1枚切り取る→こうしてできた紙を手作業で150枚重ねていく......。
そして、立体アートが浮かび上がるメモ帳ができる。
デザインは日本の景色や建物だけではなく、蓋を開けることができるグランドピアノもある。よく見ると鍵盤も1本1本細かく作られていて驚きだ。さらに、当番組のために特注で作ってもらったメモ帳には、「前と後」の文字とともにおなじみのポーズをしている滝川クリステルが立体的に浮かび上がったではないか!
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松下は他にも便利なメモ帳2点を教えてくれた。
静電気の力でどこにでも貼れちゃうと魔法の付箋「magnetic NOTES(マグネティック ノート)」
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第24回 日本文具大賞にも選ばれた不思議な付箋は、マグネットがなくても冷蔵庫やテレビにもピタリとくっつく優れもの。
そして、ボトルなどにメモをぶら下げることができる「オピニ わたしの物タグ」賞味期限や名前を書いてペットボトルや調味料に つけておくのにとっても便利。これからは会社の冷蔵庫の必需品になるかも!?

3000年分の進化を遂げたハサミ

松下「このハサミ、切れ味がこれまでとまったく違います。ハサミの歴史3000年の常識を変えて、これ以上は進化しないだろうと言われている最終系の形をしています。特徴はこのカーブで、なんと今までの3倍の切れ味を生み出している。では、今までのハサミとは何が違うかというと、ダンボールを2枚3枚重ねても切れ味抜群、めちゃくちゃ切れます!」老舗の文具メーカー・PLUSが作った画期的なハサミ「フィットカットカーブ」
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このハサミがこんなに切れ味いいのには、刃のカーブに秘密がある。ハサミで1番切れる刃の角度はおよそ30度とされているのだが、従来のハサミは刃を閉じれば閉じるほど角度が狭くなっていくのに対して、「フィットカットカーブ」は滑らかなカーブのおかげで、最初から最後まで30度を保つことができる。従って、5枚重ねたダンボールも、銅板も簡単に切れちゃうというワケ!

「教えてもらう前と後」はMBS/TBS系で毎週火曜日よる8時放送。政治・経済・健康・アート・歴史など毎回その分野のスペシャリストが登場し、「知のビフォーアフター」を体感できる。
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