MBS 毎日放送

2019年05月25日 10時05分 公開

ビジネスパーソンに役立つ!伝える力を伸ばすたったひとつの質問

幼少期の錦織圭選手を育てたテニス界のレジェンド・松岡修造が、自身のテニス教室に通う子どもたちに実践している、世界で通用するための「伝える力」を身につける方法がある。5月22日放送の「教えてもらう前と後」では、世界と戦ってきた松岡が自身の経験を生かして教える「伝える力」を伸ばすための授業を行った。この方法を身につければ、ビジネスの場でもきっと役にたつはず。

伝える力を伸ばす質問は「今日、何が食べたい?」
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伝える力を伸ばす質問で松岡のおススメはなんと「今日、何が食べたい?」だ。一見するとなんてことない簡単な質問。しかし、スタジオで川田裕美が「カレーが食べたい」と答えると、松岡から「世界行けないぞ!」と強烈なダメ出し。伝える力を最大限に引き出す松岡修造流トレーニング法で、一番大事なのは「5W1H+100万F」。5W1Hは、「いつ何を誰がどこでなぜどのように」という話し方を心がけること。しかし松岡は「大切なのはフィール〈Feel!〉です。これは日本人が一番不得意としている表現ですが、自分はこう感じましたということを表現することによって相手に伝わるんです。それをしなかったら"ゼロ"なんです。相手には何も伝わらない」と言う。例えば、「今日テニスどうだった?」と聞くと「良かった」と、ひと言で答えるのではなくて具体的に感じたことを説明することが必須だという。それをふまえて、川田に同じ「今日、何が食べたい?」と聞くと、川田は「私は、今日の夜、妹と一緒に、キレイな夜景の見えるレストランで、わいわい楽しく話ながら、カレーが食べたい!」と答え、今度は松岡から拍手をもらうことができた。

「いきなり英語」で伝える力がさらにアップ

そしてもうひとつの「伝える力」を最大限に引き出すトレーニング法が、「いきなり英語」。これは、子どもたちのテニス合宿でも、重点的に実践しているトレーニング法だ。海外で練習用のコートを英語で予約するシミュレーションをするというもの。子どもたちに実践してもらうと、なかなか英語が出てこない。身振り手振りを交えて、知っている限りの単語を並べてようやくコートを確保できる子どももいれば、全く言葉が出てこず、挙げ句の果てには悔し涙を流してしまう子どももいる。そんな時でも、松岡は子どもだからといって甘やかすことは一切しない。それは、松岡自身に苦い経験があるから。松岡は子どもたちにこう伝える。「僕が初めて世界に行った時、コートの予約を取るのが超嫌だった。練習相手を探す時も全員に断られて、練習コートを取ってくださいと言ってもコートを取ってくれなかった。でも、そこを粘り倒してコートを取らない限りは練習できないんだよ。そうやって伝えることができない日本人は挫折してみんな日本に帰ってきちゃう」。伝える力の大切さを身をもって体験したからこその言葉だ。そして、「(錦織)圭も最初はひと言も喋れなくて泣いていた。だけど『このままじゃ終わるぞ』って言ったら、そこから踏ん張って手を出して笑顔出して行動した。日本では何でも用意されているけど海外だとそうはいかない。笑顔で表現して、勇気を持って伝えるという力を養って欲しい」と付け加えた。
ビジネスの場だけでなく、子どもが成長していくためには伝える力が大切。今日からどんな些細なことでも感じたことを伝えるということを、難しく構えず、楽しみながら初めてみてはいかが。

「教えてもらう前と後」はMBS/TBS系で毎週火曜日よる8時放送。政治・経済・健康・アート・歴史など毎回その分野のスペシャリストが登場し、「知のビフォーアフター」を体感できる。

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