料理の温め直しや冷凍した食材を解凍するのに欠かせない、電子レンジ。ほとんどの人が、ほぼ毎日お世話になっているハズ。それなのに、電子レンジを使いこなせていない人が実は多い…。3月5日放送の「教えてもらう前と後」では、電子レンジの本当の実力について検証。滝川クリステルとともに、暮らしがグーンと豊かになる電子レンジの賢い活用法を学んだ。
電子レンジ新発見その1「冷凍ご飯を美味しく温める方法」
冷凍ご飯を温めるときにできる「温めムラ」は、ご飯を冷凍する時の形で解消することができる。では、どの形で保存すると「温めムラ」のない美味しいご飯になるのだろうか。
A 厚みのある、おにぎり型
B 薄くて四角い食パン型
C 薄くて丸いせんべい型
正解は、「薄くて丸いせんべい型」。最新の電子レンジを研究している上智大学理工学部・堀越智准教授によると、「電子レンジから出ているマイクロ波という電波が食品に当たると、熱に変わって食べ物を温めてくれるのですが、マイクロ波の当たり方によっては温めムラを生む原因となる場合があります。」
おにぎり型は厚みがあるためマイクロ波が均等に当たらずムラができてしまう。四角い食パン型の場合は、当たったマイクロ波が角から入ってきて途中で交差してしまうため、角はよく温まるのだが中心は温まらない。そこで、角を取って丸くするだけで温めムラはほとんどなくなり、電子レンジで美味しく温まるのだそう。
電子レンジ新発見その2「皿が熱くて持てないのを防ぐ方法」
電子レンジで料理を温めるとき、皿が熱くなるのを防ぐ方法は、実はラップの掛け方ひとつにあった!アツアツを解消できるかけ方はどっち?
A ラップの両端をめくる
B ラップを二重にかける
正解は、「ラップの両端をめくる」。皿を熱くするのは、ラップによって充満した高温の水蒸気が原因だ。ラップをかけない部分を作れば水蒸気が逃げ、皿全体が熱くならない。バッチリ密閉しないと料理がパサパサになりそうだが、持ち手となる部分を少し開けるくらいなら問題ないそう。
電子レンジ新発見その3「10分で本格カレー」
温め直しや解凍だけじゃない。美味しい料理を作るのにも電子レンジは欠かせない。そこで、電子レンジ料理研究家・タケムラダイさんが、これまで考案した1,000種類以上もの"レンチンレシピ"の中から、わずか10分で完成するという「1人分の本格玉ねぎカレー」を教えてくれた。
①玉ねぎに6つの切れ目を入れ、隙間にスライスしたニンニクを挟む。その上にバターをのせて電子レンジへ入れて500wで7分加熱する。
②玉ねぎがシナシナのトロトロになったところに、水とコンビーフを入れて3分加熱。そこに刻んだカレールーを入れてスプーンで混ぜたら完成。
玉ねぎは電子レンジで3分加熱するだけで甘くなり、料理にコクも出る。電子レンジとの相性バッチリな最強食材だ。
「教えてもらう前と後」はMBS/TBS系で毎週火曜日よる8時放送。政治・経済・健康・アート・歴史など毎回その分野のスペシャリストが登場し、「知のビフォーアフター」を体感できる。
3月12日(火)の放送では「初心者でも始められるキャンプの極意」と「ゴッホの秘密」を特集。
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