色鮮やかな赤、そしてまるいフォルムが可愛くて美味しい。男女を問わず幅広い世代から愛されているイチゴ。最近は様々に品種改良された高級なブランドも増え、イチゴの人気は加熱するばかり。2月5日放送の「教えてもらう前と後」では、そんなフルーツ界のお姫様・イチゴの失敗しない選び方を滝川クリステルと一緒に学んだ。
美味しいイチゴを見分けるポイント①「ツヤ」
従来のイチゴ作りの技術と最新のIT技術とを組み合わせた農園で、"食べる宝石"と呼ばれるほど見事な光沢と鮮やかな紅色をした「ミガキイチゴ」を生産している、株式会社GRAミガキイチゴラボ(R&D)の勝部達也リーダーが教えてくれたのは、色で選ぶ方法。「赤色が濃いイチゴは甘い」と思いがちだが、肝心なのは「ツヤ」だそう。実は、イチゴは赤色が濃くても熟しているとは限らない。赤色はポリフェノールの一種であるアントシアニンで、主に抗酸化作用の働きはあるが、甘さとは全く関係ないのだとか。一方、ツヤツヤのイチゴは、みずみずしくて中まで熟している証拠。最高の状態で出荷されているため、イチゴのプロは購入するとき色の濃さよりもツヤを確認するのだ。
美味しいイチゴを見分けるポイント②「先端」
さらに、食品のスペシャリストで東京慈恵会医科大学附属病院・管理栄養士の赤石定典先生が教えてくれたのは「イチゴの先端で見分ける方法」。赤石先生によると、先のとがったイチゴよりも平らな方が甘いのだそう。実は、イチゴは先に行くにしたがって糖度が高くなるという性質をもち、先が平らで大きい方が甘い箇所が多い。部位ごとに糖度が異なり、先とヘタの部分とでは糖度が2〜3度違う場合もあるため、横からガブリといくと甘さが均一になってより甘さを感じられるのだという。
美味しいイチゴを見分けるポイント③「つぶつぶ」
続いて失敗しないイチゴ選びのコツを教えてくれたのは、ひと粒5万円という値段がつくほど超高級なイチゴ「美人姫」を生み出した岐阜県羽島市の奥田農園の奥田美貴夫さん。プロは表面にあるゴマのようなあのつぶつぶに注目するという。つぶつぶの間隔が離れているイチゴは、間隔が詰まっているイチゴよりも熟しており、中身がパンパンになっている証拠なのだとか。熟せば熟すほど内側が膨らみ、粒が表面に食い込むため、イチゴにハリが出ているらしい。
ツヤがあって、先が平らで、つぶつぶが離れているイチゴ。そんな魅力的なボディーを見極めることができたら、今日からあなたもイチゴプロの仲間入り!
「教えてもらう前と後」はMBS/TBS系で毎週火曜日よる8時放送。
政治・経済・健康・アート・歴史など毎回その分野のスペシャリストが登場し、決定的瞬間を教えてくれる。
「知のビフォーアフター」が体感できる番組。
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