「熱いお風呂は体が温まる」は間違い!湯冷めしにくい温度はズバリ...!

5分で読める!教えてもらう前と後

2019/02/03 09:00

寒い冬、お風呂に入って体を温めたい!そんな時、あなたはお湯を何℃に設定しているだろうか?街で聞いてみても、温まりたい冬は温度が高め、という人が多い。しかし、それは間違いかも!1月29日放送の「教えてもらう前と後」では、滝川クリステルも驚いた、これまでの常識が覆る入浴の新常識を学んだ。

熱いお風呂は体が冷えやすい!ってホント?
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熱めの42℃とぬるめの40℃のお風呂で、出た後の体温の変化にどう違いが出るのかを検証実験した。まずは42℃のお風呂から。入浴10分後の体の表面温度を、サーモグラフィーで測定してみると...。お風呂を出た直後は体全体が赤く、しっかり温まっていることがわかる。しかし30分を過ぎた頃には、画像のように胸のあたりの体温が低くなっていた。一方、40℃のお風呂の方は、時間が経っても胸や足の体温低下が大きくなく、温かさが持続していたことが判明したのだ。
お風呂の研究をして20年、東京都市大学教授で医学博士の早坂信哉先生は「熱ければ熱いほど体が温まると勘違いしている人が結構多いですね。人間の体は体温を一定に保とうとするので、急激に熱くすると体温は一瞬上がるのですが、その後急速に体温を下げようとするので、逆に温まりは長続きしません」と、お湯の温度と体温のメカニズムを教えてくれた。

30分半身浴はダイエット効果なし!?
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さらに早坂先生が入浴の新常識をもうひとつ教えてくれた。それは、ダイエット目的の「30分半身浴」は、ほとんど効果がないということ。
早坂先生「長時間半身浴すると確かに汗はかきますが、それでカロリーを消費するということはありません。汗をかくといっても体内から出ているのではなく、外から熱をもらって汗をかいているだけなのです」
半身浴は運動している汗とは違うため、ダイエット効果は期待できないのだそう。

体を洗うとき良いのは「タオル」と「手」のどっち?
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正しい入浴法を実践して体がポカポカになったら、次は体に優しい洗い方を学んでお肌をスベスベに!タオルでゴシゴシすると気持ちいいという方。コレ実は肌を痛めているってご存知だろうか?マイクロスコープで肌の表面をチェックしてみると一目瞭然。手で体を洗っている人は、肌の角質層のキメが細かく整っているが、タオルでゴシゴシした肌は、キメが失われてヤスリをかけたようになっている。
銀座ケイスキンクリニックの慶田朋子院長が「こすることで角質層が剥がれて肌の潤い成分が失われたのでは......」と推測するように、角質層や皮脂という薄い膜で守られている皮膚の表面は、何度もゴシゴシこすると剥がれてしまう。すると、潤い成分が流れ出てしまい、それが乾燥肌や痒みの原因になってしまうこともあるので、手で優しく肌を洗うのがベストなのだ。ちなみに手で洗う時は、液状のボディソープを直接肌に塗りつけるのはNG。濃縮されていて肌への刺激が強いので、タオルなどでしっかり泡立ててから。コレが鉄則!

「教えてもらう前と後」はMBS/TBS系で毎週火曜日よる8時放送。
政治・経済・健康・アート・歴史など毎回その分野のスペシャリストが登場し、決定的瞬間を教えてくれる。
「知のビフォーアフター」が体感できる番組。

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