MBS 毎日放送

2018年09月20日 13時00分 公開

浅草発祥と言われる三大国民食とは?和洋中のスターメニューが揃い踏み

普段、何気なく口にしているお馴染みの食べものが、実は浅草発祥と言われている。9月18日放送の「教えてもらう前と後」では、浅草出身の東貴博が意地とプライドをかけて、「浅草生まれの国民食」をプレゼンした。

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明治43年に誕生したといわれる醤油ラーメン

横浜の税関に勤めていた男性が引退して、浅草に中華料理店を開店する。「来々軒」と命名したこの店は、中華街からスカウトした料理人が作るシュウマイやワンタンが気軽に食べられて大人気となった。しかし、ラーメンの味付けはイマイチ日本人の好みに合わず人気がでなかったという。実は当時のラーメンは豚骨ベースで塩味のスープが主流。食べ慣れていない日本人には臭みが強く、こってりし過ぎていたため、なかなか受け入れてもらえなかったのだ。

そんな頃、日本人の口に合うラーメンを作りたいと悩んでいた店主の目に、日本人となじみの深い醤油が飛び込んできた。「これだ!」とひらめいた店主が研究を重ねて、醤油ベースのスープを開発。日本人になじみがあって食べやすい醤油ラーメンが誕生した。これがきっかけで、醤油ラーメンはあっという間に全国へ広がっていったのだそう。
東「全国には、◯◯軒という名前のラーメン屋さんが多いのですが、それは、この来々軒が流行ったおかげ。あやかって名付けているそうです」

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江戸っ子のせっかちから生まれたカツカレー

大正7年創業、老舗のとんかつ屋「河金」。カツカレーのルーツがこの店にあった。「河金」の創業者は、当時文化の最先端が集まる街として注目されていた浅草で「これからはきっと、洋食が流行る!」とにらみ、 カレーライス・コロッケ・カツレツなどの洋食を主としたメニューを揃えて屋台を開店させる。

この「河金」に、ある日超せっかちな客が来店。トンカツとカレーライスを注文した。そして、せっかちが故のこんな注文が食の歴史を変えた!
「トンカツの上にカレーをかけて出して。その方が一気に食べられて手っ取り早いから。」
この下町ならでは、せっかちな客の一言がきっかけとなり、箸で食べる「カツカレー」がこの時誕生した。ご飯の上にキャベツとトンカツをのせ、その上にカレーをたっぷりかけた「河金」のどんぶり式カツカレー「河金丼」は、今も昔も変わらぬ味でたくさんの人の胃袋と心を満たしてくれている。

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滝川クリステルが大好きなねぎとろ巻きも浅草生まれ

「ねぎとろ巻き」は、大正13年に創業した「金太楼鮨」で、ある偶然から誕生したという。昭和39年のこと。店主の妻はネギが大好物でいつも店に常備していた。ある日、店主が賄い用にマグロの骨や皮についた身をスプーンですくい、常備してあったネギをのせ、手巻き寿司にして食べてみると......。トロのねっとりした口当たり、中にあるネギのシャキシャキ感。それが今までにない食感で意外とイケる!

その後「ねぎとろ巻き」がメニューとなり、広く一般に知られることとなる。こうして浅草で生まれた「ねぎとろ巻き」は、日本の国民食となったのだ。骨のついた魚の身を削り取る事を「ねぎ取る」と言い、トロをねぎ取るところから、"ねぎとろ"と呼ばれるようになったという説もある。
東「ちなみにこの店は、浅草のとろろ飯で有名な"むぎとろ"というお店の名前にあやかって、"ねぎとろ"とつけたそうです。"ねぎとろ"の名前の由来には諸説あるんですね」

「教えてもらう前と後」はMBS/TBS系で毎週火曜日よる8時放送。
政治・経済・健康・アート・歴史など毎回その分野のスペシャリストが登場し、決定的瞬間を教えてくれる。
「知のビフォーアフター」が体感できる番組。

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