蚊に刺されやすい人の共通点は「足のニオイ」

5分で読める!教えてもらう前と後

2018/08/09 10:30

「蚊に刺されやすい人」と「蚊に刺されにくい人」がいる。その違いはどこにあるのだろう。8月7日放送の「教えてもらう前と後」では、夏の天敵・蚊に刺されやすい条件を解説するとともに、蚊に刺されにくくするためのポイントを、蚊のスペシャリスト・害虫防除技術研究所の白井良和先生から教えてもらった。

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蚊に刺されないためには足を洗うこと

蚊に刺されやすい体の部位について白井先生が教えてくれたのは、意外な所だった。
「顔や手が蚊に刺されやすいと想像されていらっしゃると思いますが、蚊に一番よく刺されるのは、実は足です。」
この説には「よく手を刺されます!」と訴える梅沢富美男もびっくり!なぜ蚊は足に集まるのか。白井先生によると、蚊に刺されやすい人の共通点は、足のニオイ。
「足特有の臭いである"イソ吉草酸"という物質が蚊を誘引したと考えられます」と教えてくれた。
蚊に刺されにくくするためには、足の臭いの原因である"イソ吉草酸"を取り除くこと。お風呂に入ってもシャワーでさっと流すだけではなく、丁寧に足を洗わないと蚊は寄ってきてしまうそうだ。

蚊に刺されやすい服はボーダー柄

蚊に刺されやすい服について白井先生は、
「ボーダーのTシャツを着ていると、白黒のコントラストが蚊の視覚を刺激して、より寄ってきやすくなると考えられます」と教えてくれた。
蚊は黒い服に寄ってくると思われているが、実は明るさと暗さのコントラストで様々な物を識別している。そのため黒いTシャツよりも、コントラストの強いボーダー柄のTシャツの方に寄ってくるのだ。蚊に刺されたくない人は、明るい単色の服を選択しよう。

蚊を寄せつけない秘密兵器は扇風機

部屋にいるときに蚊が寄ってくるのは実に不快。蚊から身を守るためにとっておきのものがあるという。
「蚊は意外にも風に弱いのです。体重は2mgと非常に軽く、弱い風でも飛ばされます。ですので、扇風機を活用すると寄ってきにくくなります」と白井先生は教えてくれた。
実際、扇風機の風を蚊にあててみると、一瞬で吹き飛んでしまう。身近にある扇風機を活用すれば、簡単に蚊から身を守ることができるのだ。

近年、温暖化の影響でデング熱などの感染症を媒介する蚊が、生息地域を拡大している。 「足を洗う」「明るいTシャツを着用」「扇風機の活用」を実行して、蚊の危険から身を守ろう。

「教えてもらう前と後」はMBS/TBS系で毎週火曜日よる8時放送。
政治・経済・健康・アート・歴史など毎回その分野のスペシャリストが登場し、決定的瞬間を教えてくれる。
「知のビフォーアフター」が体感できる番組。

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