MBS 毎日放送

2018年07月10日 14時00分 公開

おごってもらった時の正しいひと言は「おいくらでしたか?」

「唐揚げのレモンを絞るタイミング」「ご馳走になった際のお礼の言葉」など、なんとなく知っているようで、実は何が本当に正しいのかよく知らない「食事のマナー」。
「教えてもらった前と後で、見る目が変わります!」を合言葉に、滝川クリステルと学ぶ「教えてもらう前と後」では『世界一美しい食べ方のマナー』の著者・小倉朋子先生がイザという時に恥をかかないために身につけておきたい「正しいマナー」を教えてくれました。

あなたの「食のマナー」間違っているかも

番組が40歳以上の男女300人に「教えて欲しい食のマナー」についてアンケートを実施してみたところ、いま最も知りたいと思っている「食のマナー」は次のような結果になりました。

第10位 唐揚げのレモン、いつかける?
第9位 コップについた口紅
第8位 割り箸の正しい割りかた
第7位 ご飯に"おかずバウンド"
第6位 アサリ汁の飲み方
第5位 スパゲティの食べ方
第4位 茶碗蒸しの食べ方
第3位 おごってもらった時の一言
第2位 和食の正しい並べ方
第1位 焼き魚の美しい食べ方

この中から厳選した6つの質問に答えます。

唐揚げのレモンは取り皿に!

第10位にランクインした「唐揚げのレモンをかけるタイミング」については様々な論争があり、何がベストなのか迷っている人も多いよう。
小倉先生は「全員がレモンをかけたいとわかっている時は絞ってもいいのですが、わからない時はレモンを自分のお皿に絞るといいと思います。唐揚げのカラッと感を楽しみたい人はレモンをかけたくないわけですから、好みを分けることができます」と教えてくれました。
そして、「絞った時の汁が周りに飛び散らないように手を添えて"皮を下にして"絞るとより美味しくなります」という追加情報も。

そもそも、レモンを絞る本来の目的は「香りづけ」です。
皮には「リモネン」という香り成分が果肉部分のおよそ200倍も含まれているので、皮を下にして絞ることでよりさっぱりした風味がプラスされるというわけ。

アサリの身はしゃぶる派?

第6位の「アサリ汁の飲み方」については、身を食べる人と汁だけ飲んで身は残す人に分かれました。
スタジオでは、普段飲んでいるアサリ汁の飲み方を山口智充さんが披露。
すると、箸で殻をつまんで口元に持っていき、おもむろにしゃぶりつきました!
山口さんは「身を食べる派」のようです。
そして、殻はお椀の蓋に置いてごちそうさま。

これをみた小倉先生は「殻入れにされた蓋がかわいそう...」とつぶやき、美しい食べ方を解説。

1.蓋についた露でテーブルを濡らさないように「の」の字を書くように回しながら開け、そして両手で持ち、上向きに置く

2.箸先は必ずお椀の中にいれて相手に向けないようにする。こうすることでアサリが口元に押し寄せるのも防げます

3.アサリの身は、箸先でねじりながら引っぱるとキレイに取ることができる。決して手で殻をつまんだりしない!

4.殻はお椀に残したままにして、最後は見えないように蓋をする

スパゲティでスプーンは使用禁止!

第5位にランキングされた「スパゲティの食べ方」も、間違えたマナーを覚えている人が多いようです。
フォークに巻く時、スプーンを使っていませんか?
かなり知られてきているようですが、イタリアではスプーンを使うのは子どもだけなのだとか。
では、大人がスプーンを使わずにスマートに食べられる方法とは?

「基本、使うのはフォークだけです。一口分をお皿の余白に引き寄せて巻く。また、引き寄せて巻く...。この繰り返しをするだけで、最後に1〜2本残るようなことがなく綺麗にスパゲティが食べられます」と教えてくれた小倉先生。
しかし博多華丸は、ペペロンチーノのようなオイル系のスパゲティで、しかも細麺の場合でも綺麗に巻き取れるのか疑問に感じたよう。
この疑問に小倉先生は
「このやり方だと、あらゆるスパゲティでも大丈夫です。きちんと対応できます!」と自信満々に答えました。

茶碗蒸しは箸でいただくのが基本

第4位の「茶碗蒸しの食べ方」を解説する際、びっくり仰天の事実が飛び出しました!
最近は茶碗蒸しにスプーンが添えられることも多いのですが、実は箸を使って食べるのが茶碗蒸しの正式な食べ方だそう。
「箸だとうまく食べられないような気がする」という人も多いでしょう。
しかし、小倉先生は意外なことを発表しました。
「茶碗蒸しは、実は"飲み物"です」と言って、茶碗蒸しの正式な"飲み方"を解説してくれました。

「最初に箸で回しながら縁を撫でていきます。そして軽くかき混ぜます。これは火傷をしないように、空気に触れさせるという意味があります。そうしたら器に口をつけて飲んで構いません。和食というのは盛り付けを崩さないように食べていくのが基本なのですが、例外として茶碗蒸しはかき混ぜてもいいとされています」

「おごられ美人」になれる秘密の言葉

「正しい食のマナー」でも異色の質問だったのは、第3位「ご馳走になった時の一言」。
上司や目上の方と食事をしてご馳走になった場合、スマートにお礼を言いたいですね。それができたら「できる人!」という印象も持ってもらえるかもしれません。
しかし、大げさになってしまったり、逆にきちんとお礼が言えなかったり...。
こんな時のお礼はどう伝えたらいいのでしょうか。

小倉先生によると、ご馳走された側の正しい言葉は「おいくらでしたか?」のひとことだそう。
この言葉は値段を聞き出すためのセリフではなくて、相手に「大丈夫、ご馳走します」と、気持ち良く言ってもらうために最適な言葉なんだそうです。
相手に敬意を払いつつ、支払う意思も見せているこの言葉。
「おいくらでしたか?」は、そんな"一石二鳥"のマナーワード。
この言葉をスマートに使いこなせば、明日からあなたも「おごられ美人」!

焼き魚が食べたくなる美しい食べ方

第1位の「焼き魚の美しい食べ方」では、これを習得するとすぐに実践してみたくなる方法が明らかになりました。
もう「食べた後が汚い」「骨をとるのが面倒臭い」とは言わせません!
今後外食先で「焼き魚」を食べる時も恥ずかしくない「美しい食べ方」を学びます。

1.頭から尻尾に向かって箸で切り込みを入れる。これが美しく食べるための第一歩。

2.最初に上の身を食べます。内臓のある下の身を先に食べるとお皿が汚れることがありますが、上から食べるとそんな心配もいりません。

3.食べる順番は必ず、上の身から下の身。これで半身をきれいに食べ終えることができたら尻尾を外します。中骨を箸で挟んで、頭から尻尾までスライドさせると綺麗に骨と身を外すことができます。
(頭と骨が取れることは縁起が悪いとされるので慎重に!)

4.ひっくり返さずに裏側の半身も同じように上から下へと食べ進めます。最後は骨を折って小さくして、内臓などの食べられなかった部分と一緒に皿の隅へまとめます。この時、すだちなどがあればその上にのせてちょいと隠す日本人ならではの心遣いも素敵な演出になります。

「教えてもらう前と後」はMBS/TBS系で毎週火曜日よる8時放送。
政治・経済・健康・アート・歴史など毎回その分野のスペシャリストが登場し、決定的瞬間を教えてくれる。
「知のビフォーアフター」が体感できる番組。

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