「日本の文化の99.9%は福岡発!」と力説する華丸大吉。もちろんそんなわけはないが、実は福岡生まれ、というものが結構ある。6月26日放送の「教えてもらう前と後」では、華丸大吉が故郷を大自慢。福岡から全国に広まった画期的なアイデアは、今やしっかりと根付いていた。
アーケード商店街誕生のきっかけは福岡のデパート
大吉「福岡で生まれたあるものが全国に700か所ございます。」
宮崎美子「私たちもそこへ行ったり、利用したことあります?」
大吉「みなさんの街にも必ずと言っていいほどあると思います。」
小倉優子「銀行とか?」
大吉「(失笑)もし銀行なら私たちもうちょっと大声で言いますよ!」
スタジオでは答えが出なかったそのあるものは、北九州の玄関口・小倉の「魚町銀天街」という商店街にあった。商店街の理事長、梯輝元さんが教えてくれた。
「公道上にアーケード作ったのは魚町銀天街が最初ですね」
そう!福岡はアーケード街発祥の地だったのだ。
アーケード街を作るきっかけは突如現れた百貨店。
「雨が降るとデパートにお客が流れるので、どうしたらいいのかなと」
「雨さえ降らなければ」と考えた末に、「街に屋根をつければ雨は降らない!」というアイデアが閃いたそう。そして街を屋根で覆う大作戦を実行。こうして、日本初のアーケード街は昭和26年に誕生。全国にそのアイデアが広まっていったのだとか。
「パンチパーマ」が進化して「おばパン」に
男性の個性的なオシャレアイテム「パンチパーマ」も実は福岡が発祥とか。
門司港近くに、パンチパーマ発祥をうたう店がある。
「カットインマツナガ」は、一見、理容室には見えない気合いの入った外観で、看板には、「パンチパーマ発祥」と手書き文字。そして店内はタイムスリップしたかのような昭和の空間。店主の松永義和さんが教えてくれた。
「私がパンチパーマを考えました。港湾労働の人たちは、毎日頭を洗うもんですから、髪を洗っても型が崩れないようにする方法を考えたんです」
そのパンチパーマは今や全国で様々な進化を続けている。
東京都杉並区久我山の理髪店「ミナト3710」で、オーナーの板羽忠徳さんが、最新のパンチパーマ情報を教えてくれた。
「"おばさんパンチ"と呼ぶと長いので、"おばパン"という言い方で浸透してきました。最近、その髪型にする女性が多くなっていますね」
手軽で手入れがラク! さらに女っぷりまで上げるスタイルだという「おばパン」。年を重ねるとともに薄くなりがちな髪質も、細かなカールで豊かなボリュームが復活。同時に、顔まわりをすっきり見せる小顔効果もあるのだとか。
福岡、恐るべし!
「教えてもらう前と後」はMBS/TBS系で毎週火曜日よる8時放送。
政治・経済・健康・アート・歴史など毎回その分野のスペシャリストが登場し、決定的瞬間を教えてくれる。
「知のビフォーアフター」が体感できる番組。
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