MBS 毎日放送

2018年09月14日 20時00分 公開

神谷明が北斗百裂拳にブチ込んだ渾身のアドリブ

今や世界を席巻する日本のアニメーション。その登場人物に生命を吹き込む声優の仕事。さんまも「今、一番なりたい職業なんやろ」というが、「七色の声を持つ」「どんな役でもこなす」のは、並大抵のことではない。9月3日放送の「痛快!明石家電視台」では、超ベテランから若手、ゲームやセクシーアニメで活躍する声優、声優学校の先生までさまざまなジャンルの声優8人が登場。画面からは見えない収録現場のエピソードや人知れぬ苦労話を大激白! なかでもシリアスからギャグまで幅広い数々の役をこなしてきた声優歴49年のベテラン神谷明の神業ともいえるテクニックには、さんまも仰天! 「新世紀エヴァンゲリオン」の惣流・アスカ・ラングレー役の宮村優子や、美少女セクシー声優の大野まりなも録音現場の秘話を次々告白! 「おしりかじり虫」の金田朋子、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のつるこ役の早見沙織、ゲーム声優で「ザ・キング・オブ・ファイターズ」シリーズで草薙京役の野中政宏、声優学校の先生で元声優の松井尚吾、若手声優の大橋未歩も交えて、声優の世界の裏話が満載.。その中からいくつかのエピソードをご紹介!

神谷明の超アドリブ! 北斗百裂拳が「終わったぁ~!!」

「声優には声以上に大切なものがある」という質問に、「まず、演技力」という声優歴49年の神谷明。「バビル二世」をはじめ、「勇者ライディーン」「ゲッターロボ」「北斗の拳」「シティハンター」「キン肉マン」など主役は数知れず。「名探偵コナン」の毛利小五郎や「うる星やつら」の面堂終太郎など脇でも光る演技を見せて来た。
「例えば「ドカベン」の里中がボールをリリースする瞬間に、「フッッ」って入れるんですよ」。その一言で魂が吹きこまれる。これにはさんまもアンダースローを試しつつ、「普通やらないけど、アニメではやるんだ」と納得。「北斗の拳」のケンシロウを演じた時は、「掛け声とか指示はあるんですが、自分なりにいろいろアレンジした」という。必殺技・北斗百裂拳では、百発目に「ほぉあたあ~!!」と絶叫とともに相手を倒すのだが、「結構しんどい仕事なので、その週の一番最後に相手をやっつける時に、これで終わりだからっていうんで、「終わったああ~!!」って言っちゃえと思って、やりました」とニッコリ。そのアドリブが採用され、実際にOAされたというが、見ていた人は気づいた?

圧巻! 朗読しながらキャラ変える!? 神谷明の神業

「独自の練習方法がある」という質問に、「曲に操られて文章を読む」という神谷式練習法があるという神谷。テンポやジャンルの違う曲をランダムにつなぎ合わせて声のトーンを変えながら文章を読むというものだが、そこで番組スタッフがちょっと無茶ぶりを。神谷が出演したアニメの主題曲をランダムにつなぎ、かかった曲に合わせて、瞬時にそのキャラクターの声で文学作品を朗読してもらうのをお願い。「これはやったことないけど・・・いいですよ」と神谷。読んでもらうのは、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」。「ある日の事でございます。御釈迦様は極楽の蓮池(はすいけ)のふちを、独りでぶらぶら御歩きに・・・」と読み始めたところにいきなり、「愛を取り戻せ!!」が流れるとケンシロウに、「獲れないボールがあるものか~」で里中智、キン肉スグル、毛利小五郎、冴羽獠と曲に合わせて即座にキャラを変える凄技を披露。この驚異の神業に、ほかの声優も客席も拍手喝采。さんまも「すごいな~!!」と尊敬のまなざし。今は声優学校があるが、神谷の時代は「劇団に入って・・・そこに、ルパン(山田康雄)がいて、銭形のとっつあん(納谷悟朗)がいて、海賊トラヒゲ(熊倉一雄)がいて、アッコちゃん(太田淑子)、サリーちゃん(平井道子)、ハイジ(杉山佳寿子)がいたんです」といい、「線路を引いてもらって、乗っけてもらったら、こうなってました」。収録では尊敬する先輩を聞かれ、「山田康雄さんが絶対的先生だったので・・・」と明かしていた。

「エヴァ」アスカが危機一髪の時は、声優も危機一髪!?

声優は決められたセリフを言うだけでなく、「セリフのないところに入れる、"息のお芝居"のこともアドリブっていうんです」というのは、「新世紀エヴァンゲリオン」の惣流・アスカ・ラングレー役の宮村優子。「アスカが主人公の碇シンジに首を絞められるシーンがあったんですけど、(首を)締められたことがなかったので、自分の首を自分で締めて・・・」臨んだという。が、監督がこだわりの監督で一向にOKが出なかった。「見かねたシンジ役の緒方恵美(めぐみ)さんが「宮村、ちょっとそこに寝て」って。「はい」って言って、寝たら、シーンと同じように緒方さんが私の上に馬乗りになって首をガッと締めてくれて。「ウッ・・・」ってなってOKになりました」とか。その後、30分くらい声が出なかったそうだが、「ほんとうにそんな風にリアルにやってくださったんです」と、宮村は感謝。

美少女ゲームの掟! 収録現場は見せられない!? ヒミツの花園

美少女アニメや美少女ゲームなどの声優を務める大野まりな。OVAでは、「男性と一緒でちょっとやりづらい」というが、ゲームでは「ブースに1人で相手はいないので、"想像"ですね。いろんなテクニックがあるので、スタッフに見えないように美少女ゲームの掟で、カーテンで仕切られてます」とか。声を出すためのセクシーな表情や身体の動きが見えないように気遣ってくれているという。「あくまで人によってですけど、薄着になったりする方もいらっしゃいます」と、他の声優たちもビックリの現場を告白。
 これにさんまが金田朋子に「絶対来ないよな、セクシー」と振ると、金田が「私、男性のBL(ボーイズ・ラブ)に行ったことあるんですよ」と仰天反論。「その現場に行って...男の人たちが育てる赤ちゃん役やったんです」と明かすと、さんまは「そんな話、いらんねん!」と言いつつ大笑い。

「痛快!明石家電視台」はMBSで毎週月曜午後11:56放送。
明石家さんまが関西で唯一収録している視聴者公開バラエティー番組。1990年4月スタートから来年で30周年を迎える。芸能人から素人まで幅広いゲストを迎え、間寛平、村上ショージのレギュラーに松尾伴内、雨上がり決死隊、中川家、次長課長、重盛さと美が週替わりで参加。関西ならではのトークが展開する!
https://www.mbs.jp/akashiya/

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