「平八茶屋」二十一代目主人・園部晋吾 #78 2017年11月19日(日)放送
安土桃山時代に創業した「平八茶屋」。店の前を通る若狭街道(鯖街道)の街道茶屋として、数百年もの時を刻みながら、この老舗は栄えたといいます。
「平八茶屋」は明治以降、茶屋から川魚を中心とした料亭へと舵を切り、そして先代の時代からは若狭の魚介類も扱うまでに。店は時代とともに、進化・発展し続けてきました。
この店の看板料理は、創業時から継承される「麦飯とろろ」と、うろこをつけたまま焼いた「ぐじの若狭焼」。二十一代当主・園部晋吾さんは、そんな400年の伝統を受け継ぎながらも、新しい和食の創造と、正しい食文化の普及に力を入れているといいます。
その活動の一つが子供たちへの「食育」。園部さんは、和食の根幹である出汁の奥深さを子供たちに味わってもらい、記憶にしっかり刻み込んで欲しいと願っています。
また園部さんは、京都の著名な料理人が名を連ねる「日本食研鑽会」のメンバーのひとり。番組では、彼が考える和食の未来、そしてその見据える先を追いかけます。
【INFORMATION】
山ばな 平八茶屋
〒606-8005 京都市左京区山端川岸町8−1