截金作家・大塚華仙 #60 2017年07月02日(日)放送

仏像や茶器、帯留めなどに施される荘厳な金箔の装飾。今や日本だけが、その技を伝承する「截金(きりかね)」と呼ばれる伝統技法です。

大塚華仙さんは、京都山科でその伝統技法を受け継いだ作家であり、職人。彼女はおよそ30年、截金を続けてきた中で、今までになかった工芸品を作っています。
キーワードは「身に着ける截金」。10年前から名刺入れ、フィギュアとのコラボも実践。截金は元来、仏像や香合など、主となるものを引き立てる脇役のような存在でしたが、大塚さんはその截金を主役ととらえ、2016年からは、截金を施した板を額装した新しい試み「截金の額」も製作しています。
そんな截金の持つ魅力や製作工程を、新緑の東山とともにお送りします。

【INFORMATION】
大塚華仙
〒607-8492 京都市山科区日ノ岡夷谷町17番地の19

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