水引作家・森田江里子 #47 2017年03月26日(日)放送


「水引」とは祝儀や不祝儀の際に用いられる飾りの一種で、贈答品の包み紙などにかける紅白や黒白などの帯紐のこと。
その歴史は古く、最初に確認されたのは飛鳥時代。小野妹子率いる遣隋使が帰国の際、隋国の答礼使からの献上品に、紅白に染められた麻紐が結ばれていたといい、これが貴族社会の礼式 国風文化として形成されていったのが、日本における水引の始まりとされています。
水引作家の森田江里子さん。2007年、京都西陣に拠点を置き、活動を始めました。
現在は水引教室、イベント出展、企画展参加などの活動を通し、水引の魅力を発信しています。
森田さんが制作する水引は、伝統的なものはさることながら、動物を形どったものや縁起物など、多種多様にわたるのが特徴。
「結納や贈答に使われる格の高い水引ですが、決まりごとや意味をしっかり知ることで、もっと身近に楽しんでいただきたい」と彼女は言います。また「水引には無限の可能性がある」とも。
今回は、そんな森田さんとともに、意外と知らない水引の魅力をお伝えします。
【INFORMATION】
和工房 包結
〒600-8095 京都市下京区扇酒屋町276−2
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