朝日焼・十六世松林豊斎 #39 2017年01月22日(日)放送

慶長年間(1596~1615)に開窯したと伝えられる窯元「朝日焼」。平等院で有名な宇治市の中心を流れる宇治川のほとりで、この窯元は歴史を重ねてきました。その当代が、朝日焼・十六世松林豊斎さんです。

2015年、十五世当主・豊斎さんが他界後、長男だった佑典さんが十六世・豊斎を襲名。彼は朝日焼の魅力を全国へ、そして世界へ発信するため、日々精力的な活動を行っています。
その活動のひとつが「GO ON」への参加。「GO ON」とは、京都の伝統工芸を世界に発信するユニットであり、彼はその取組みを通して、異文化との交流を積極的に行っています。

彼の活動が一つのカタチになったのが、先々代から続く茶会「松露会」。そこで使う調度品を、豊斎さんは「GO ON」メンバー(茶筒の「開化堂」、桶屋の「中川木工芸」、金網細工の「金網つじ」)に依頼しました。
その調度品とは、「開化堂」の煙草盆、「中川木工芸」の花器、「金網つじ」の蓋置き。京都の伝統工芸がジャンルを超え、ひとつになる瞬間でした。
番組では、新時代の朝日焼に相応しい道具で茶会を開いた豊斎さん、そして彼が400年の伝統を明日に伝える意義をお伝えします。


【INFORMATION】
朝日焼 shop&gallery
〒611-0021 京都府宇治市宇治又振67

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