2025年07月14日(月)公開
東日本は台風5号接近で150ミリの雨 西日本と九州は熱帯低気圧で200ミリの雨 線状降水帯が愛知・岐阜・三重・静岡の東海地方で発生おそれ【列島大雨 台風情報】
編集部セレクト
14日午前6時の日本付近の天気図です。台風5号は発達しながら北上し、関東から東北地方、北海道への接近が予想されています。いっぽう目を西日本に転じると、九州には熱帯低気圧、さらに日本海上にも別の低気圧が発生しています。このため西日本から東日本にかけて、大雨が予想されています。
東海地方に線状降水帯のおそれ
東海地方では線状降水帯が発生して、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。気象庁によりますと、三重県では14日夜のはじめ頃から15日明け方にかけて。愛知県と岐阜県では14日夜のはじめ頃から15日朝にかけて。静岡県では14日夜遅くから15日昼前にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。
14日に予想される1時間降水量は多い所で、
愛知県 40ミリ
岐阜県 40ミリ
三重県 50ミリ
静岡県 50ミリ
15日に予想される1時間降水量は多い所で、
愛知県 50ミリ
岐阜県 50ミリ
三重県 50ミリ
静岡県 50ミリ
14日6時から15日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
愛知県 150ミリ
岐阜県 150ミリ
三重県 180ミリ
静岡県 200ミリ
15日6時から16日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
愛知県 80ミリ
岐阜県 100ミリ
三重県 100ミリ
静岡県 150ミリ
熱帯低気圧などが西日本に影響
西日本では、熱帯低気圧が九州の西を東北東へ進んでおり、低気圧が日本海西部を北東へ進んでいます。熱帯低気圧は14日九州へ進み、次第に不明瞭となりますが、低気圧は15日にかけて日本海を北上し、その後、中国へ進む見込みです。
このため近畿地方では、熱帯低気圧や低気圧へ向かって流れ込む暖かく湿った空気の影響で、大気の状態が非常に不安定となり、局地的に雷雲が発達するでしょう。
14日に予想される1時間降水量は多い所で、
近畿北部 30ミリ
近畿中部 40ミリ
近畿南部 50ミリ
15日に予想される1時間降水量は多い所で、
近畿北部 20ミリ
近畿中部 30ミリ
近畿南部 40ミリ
14日6時から15日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
近畿北部 60ミリ
近畿中部 120ミリ
近畿南部 180ミリ
四国地方の太平洋側では、14日昼過ぎにかけて低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。すでに、降り始め(12日)から14日午前7時までの降水量は、高知津野町船戸で188.5ミリ、仁淀川町鳥形山で168.0ミリとなっています。
14日に予想される1時間降水量は多い所で、
四国瀬戸内側 40ミリ
四国太平洋側 70ミリ
14日6時から15日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
四国瀬戸内側 120ミリ
四国太平洋側 200ミリ
東日本は台風接近による雨
いっぽう、東日本では、台風5号の接近に伴う雨が予想されています。台風は、今後発達しながら関東の東を北上し、14日は伊豆諸島から関東地方に接近する見込みです。また、15日は北海道地方へ進み、台風は遠ざかりますが、引き続き暖かく湿った空気の影響を受ける見込みです。このため、関東甲信地方では15日にかけて大気の状態が不安定となるでしょう。
14日に予想される1時間降水量は多い所で、
関東地方北部 40ミリ
関東地方南部 40ミリ
甲信地方 40ミリ
伊豆諸島 30ミリ
15日に予想される1時間降水量は多い所で、
関東地方北部 40ミリ
関東地方南部 40ミリ
甲信地方 40ミリ
伊豆諸島 30ミリ
14日6時から15日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
関東地方北部 120ミリ
関東地方南部 120ミリ
甲信地方 100ミリ
伊豆諸島 80ミリ
その後、15日6時から16日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
関東地方北部 150ミリ
関東地方南部 150ミリ
甲信地方 120ミリ
気象庁によりますと、このあと警報級となる可能性が高いのは以下の地域です。
〇四国地方…大雨 (14日6時~18時)
〇関東甲信地方…暴風 (14日6時~18時) 波浪(14日~15日6時)
〇東北地方…暴風(14日~15日6時) 波浪(14日~15日24時)
〇北海道地方…波浪(14日18時~15日24時)
2025年07月14日(月)現在の情報です