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きょう甲子園100周年 モダニズムの結晶を振り返る「野球にどんだけ人が集まるかも分からん時代に...5万人入る『東洋一の大スタジアム』つくった」

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2024年8月1日。きょう100周年を迎えたのが、兵庫県西宮市にある阪神甲子園球場です。~モダニズムの結晶~ともされる球場のあゆみを、2000年の番組「発掘!関西20世紀」の当時の関西弁の原稿も用いながら振り返ります。

うまれたときの名前は「甲子園大運動場」

 さて皆さん、お馴染みの「甲子園球場」は、1924年8月1日にうまれたんやわ。最初の名前は「甲子園大運動場」。その年の冬にツタが植えられたそうやけど、外壁が殺風景っちゅうんで、「手っ取り早く繁殖するツタ」が選ばれたそうですわ。

当時はこれがまた、びっくりするくらいモダンな球場でした。ゆうてもまだ、野球にどんだけ人が集まるかも分からん時代に、5万人が入る『東洋一の大スタジアム』をつくったわけですから。

アルプス、カクテル光線、ラッキーゾーン

「そんなに客が入るんかいな?」といぶかる声をよそに、連日、大入り満員やったそうです。1929年には「山のように高くみえる」アルプススタンドが完成し、1931年には鉄傘(てっさん)=大屋根が設置されました。

はじめてナイター照明がついたのは1956年やねんて。オレンジ色の白熱電球に、明るさを足すために水銀灯を加えて、2色の「カクテル光線」と呼ばれとったんです。うまいこと言うわ。

1985年、日本一になった年は、バース・掛布・岡田の「アレ」!そう、バックスクリーン3連発がありましたな。1991年には40年以上親しまれてきた「ラッキーゾーン」を撤去、ホームラン打つには、広い甲子園で、スタンドインせなあかんようになりました。

ほんで2009年には、銀傘に太陽光パネルが設置され、2022年には照明がLEDになりまして、きょうの100年を迎えましたんや。

当初はプールも競技場も、なんでもあった甲子園

でもな。甲子園が出来たころは、野球だけやなかったんです。

西側のアルプス下には、競技場がありました。バスケやら柔道やら、なんでも来いです。

東側のアルプス下には、温水プールがあって、球場の横には、夜間照明のついた大プールまでありました。

まだまだ名物はありまっせ。カレーライスです。当時はまだ、家で気軽につくれなかったカレーは、あっという間に名物になり、今も人気の「甲子園カレー」誕生ですわ。

スポーツだけでなく、いろんな文化を取り入れて、親しまれてきた甲子園球場。球場内に馬が走ったこともあれば、巨大なスキーのジャンプ台を置いたり、最先端のものがそろっていたんですな。

甲子園はまさに、モダンなものが大好きな関西に生まれるべくして生まれたものやったんですな・・・知らんけど。

2024年08月01日(木)現在の情報です

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