MBS(毎日放送)

幅3mのはずが...通れるのは60cmだけ!だった『狭すぎる歩道』がついに解消 住民の願いが叶い...原因の「歩道橋」撤去

編集部セレクト

SHARE
X
Facebook
LINE

 京都市伏見区で10年前から問題となってきた『狭すぎる歩道』。ようやく解消されます。

 京都市伏見区深草飯食町の幹線道路沿いにある歩道。ただの工事現場のようにも見えますが、実は地元にとっては10年来の悲願の証です。

 (通行する人)
 「あっ、ほんまや!なくなりましたね。うれしいですね」
 「スッキリしました。長年あったしね」

 地元の人たちが大喜びする理由は…。

 実は、去年5月にこの場所を取材した映像を見てみると、歩道の大半を『歩道橋』が占拠していました。

 (記者リポート 去年5月)
 「こちら、道の真ん中に歩道橋が設置されていて、道幅がかなり狭くなっています」

 幹線道路を安全に渡る手段として約50年前に設置されたという歩道橋。ところが歩道はというと、通行できるスペースが歩道橋の両脇わずか60cmだけになってしまっていたのです。子どもたちの利用も多いこの歩道。すれ違うことすらできません。地元にとっては長年にわたる悩みの種でした。

 (地元の人 去年5月)
 「細くてぶつかりそう。結構ビューンと来たりするから」
 「怖いですね。次、来てるのかどうかも見えにくかったり」
 「学生さんが(自転車で)ガーっと突っ込んできよるんやわ。それでよくトラブルになったりね。ガーンと当たったりね」

 住民らは10年前から京都市に要望書を提出するなど改善を求めてきました。

 そして今年1月18日。

 (カメラマンリポート)
 「午前0時すぎです。狭すぎる歩道の原因だった歩道橋がついにクレーンで吊り上げられて撤去されていきます」

 深夜の撤去作業。階段部分を切り離してクレーンでゆっくりと吊り上げていきます。すぐ近くにはマンションなどがあるため作業は慎重に進められました。

 歩道橋が撤去され、1月19日には広い歩道の整備が進められていた現場。改めて地元の方々に感想を聞きました。

 (地元の人)
 「やっとかという感じやね。圧迫感があったけど、それがなくなってすっとした」
 「記念撮影しておきたかったなと思うんですけど、工事が終わってしまったから」

 工事は1月20日に終了し、近くの別の場所に新しい横断歩道や信号機が設置される予定だということです。

【2022年5月放送『狭すぎる歩道』の記事はコチラ】

2023年01月20日(金)現在の情報です

今、あなたにオススメ

最近の記事

ひたすら試してランキング『ロールケーキ』 ドラマ「グランメゾン東京」でスイーツを監修した一流パティシエとアンタッチャブル・柴田が選ぶ「"口ほどけ"がいい」別格の味 注目の第1位とは?【MBSサタプラ】

2025/12/10

報道被害を受けた遺族が「被害にあわれたあなたへ」取材対応リーフレットで支援 それでもマスメディアにかかわり取材を受ける"メリット"とは...【附属池田小事件 被害者支援part4/全4回】

2025/12/07

「なぜ娘は死ななければならなかったのか」答えなき永遠の問いかけ "ホミサイドサバイバー" アメリカ訪問で知った早期支援【附属池田小事件 犯罪被害者支援part3/全4回】

2025/12/07

「怖かったよね、痛かったよね」現れた鮮やかな幻影に声かけた 血だまりと小さな手形に娘の最期の思いを知った日【附属池田小事件 犯罪被害者支援part2/全4回】

2025/12/07

「ご父兄ですか?何か一言を」無神経にマイク向けるマスコミへ怒り 「助かる見込みはありません」医師の非情な宣告 附属池田小事件で娘奪われた遺族が『超混乱期』振り返る【犯罪被害者支援part1/全4回】

2025/12/07

【大阪みやげの新定番】たこ焼き×サクサクパイの意外な組み合わせで大ヒット 花がモチーフの「大人かわいい」商品は地道な活動とSNSが追い風に みやげ店内での"場所取り"にもヒミツ

2025/12/06

ワイン造りに情熱捧げる滋賀のブドウ農家 目指すは地元食材を生かした料理と一緒に楽しむワイン いずれは世界へ...初めて挑んだ醸造のゆくえは?

2025/12/05

【カツめし】創業60年 親子2代ドライブイン洋食 京都・八幡「レストラン百花園」

2025/12/04

SHARE
X(旧Twitter)
Facebook