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「ヤマザキ」がたこ焼きや寿司をウソ注文→電話番号は「同じ衣料品店」15件の被害...この店には『80件の出前送り付けなど被害』も

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 飲食店にウソの大量注文をして、商品を受け取らず、受け取り先に「衣料品店」を指定する、といういたずら電話が大阪府内で相次いでいます。

 大阪市浪速区のたこ焼き店「たこ焼きグーニーズ」。10月10日に女性の声で電話が入りました。

 (店員)
 「『たこやきソース味6個の4パックと、まかない焼き4パックをお願いします』と言われて」

 注文はたこやきなど計8パック約2500円分。女性は「今から取りに行く」と言って電話を切ったため、店はすぐに商品を準備しました。しかし…。

 (店員)
 「30分ぐらいしても来なくて。ちょっとこれは1回電話かけたほうがいいなと」

 注文してきたのは「ヤマザキ」と名乗る、声の感じから中年と思しき女性でしたが、伝えられた連絡先に電話すると、東大阪市の「衣料品店」に繋がったといいます。

 (たこ焼きグーニーズ 店長)
 「(その衣料品店には)『ヤマザキさん』という方がおられなくて、それがいたずらだったっていうのがわかったということです」

 さらに別の店でも。東大阪市の寿司店「寿しまつもと」では去年7月、同じく電話で「ヤマザキ」と名乗る女性から海鮮丼4人前3600円分の注文を受けましたが、誰も海鮮丼を受け取りに現れず、電話をかけると「たこ焼きグーニーズ」と同じく東大阪市の衣料品店に繋がったのです。

 (寿しまつもと 松本剛さん)
 「30分くらい過ぎても来られなかったのでかけなおしたんです。アパレル店に繋がりました。その時は自分がかけ間違えたのかなと思った。(飲食店がコロナ禍で)頑張っている最中にこういうのされるのは…腹立つというか、(犯人は)何考えているんだろうなと思います」

 「ヤマザキ」を名乗る女性によるウソの注文電話ですが、すでに警察に2019年以降少なくとも15件、同様の被害申告があるということです。実は、連絡先とされている東大阪市内の衣料品店では3年前にも大量注文した出前を送りつけられるなどの被害が80件ほど相次いでいたということで、警察はこれらが同一犯による嫌がらせとみて偽計業務妨害の疑いで捜査しています。

2022年10月24日(月)現在の情報です

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