2022年01月20日(木)公開
ホテルと融合した高層マンション『価格が8億円超の部屋も』注目される「唯一無二のマンション」部屋に『土間付き』の物件も
編集部セレクト
不動産研究所によりますと、2022年に近畿で販売されるマンションの戸数は、去年より約2%増える見通しです。地域別でみると、大阪市内が6%程度増える一方、神戸市内では25%、京都市内では約12%減る見通しです。また、平均の平米単価は、9年連続で上昇しています。大阪市内など中心部では販売価格が高騰するとみられています。駅近なマンションなどは相変わらず人気ですが、そんな中、今注目されているのが、間取りが特徴的などその建物にしかない魅力を持つ「唯一無二のマンション」です。その現状を取材しました。
玄関横に「土間」があるマンション『家具の組み立て作業できる広さ』
去年9月から入居が始まった大阪メトロ「谷町4丁目駅」から徒歩3分の分譲マンション「イニシア大手前」。このマンションの特徴は、全84戸のうち14戸には土間が付いています。
この部屋に入居して3か月が経った、アパレル関係の仕事をしている一人暮らしのマチ子さん(20代)に話を聞きました。
(大吉アナウンサー)「玄関入ってすぐ横に、モダンな土間、面白いですね」
(マチ子さん)「面白いですよね」
マチ子さんが住む部屋の間取りは、1LDK。このほかに2~3畳分の「DEN」と呼ばれるフリースペースがあり、マチ子さんは仕事場の一つとして使っています。さらに玄関の横に約1.5畳分の「土間」があるのです。
マンションに「土間」、どんな使い方をしているのでしょうか?
(マチ子さん)
「部屋の中に自転車が置けるなと思って。今ちょっとカスタマイズして作っているんですけど、お金をかけたので部屋の中に置きたい」
さらに、家具の組み立ても「土間」でやったということです。
マチ子さんがマンションを探していた当時、重視していたのはもちろん「土間」ではありませんでした。
(マチ子さん)
「荷物の受け取りも狭い玄関だと、『どこに置くの?』みたい感じになんですけど、ここだとすぐにポンと置けます。そんなに大きい荷物を受け取るのも苦じゃない。今まで一人暮らし用のマンションって、すごく玄関が狭くて何も置けない。他の物をまだ置けるスペースがある。余白があるのはすごいなと思う」
販売会社もモデルルームのなかで、多様な土間の使い方を提案しています。
(コスモスイニシア西日本支社分譲部 高橋実冬さん)
「やっぱりコロナ禍でお家にいる時間が長くなったこともあって、お客様が暮らしに求めるもの、ここがこうだったらいいなと思う時間が増えて多様化が進んでいるなと感じています」
『ホテルと融合』高層マンション 特別仕様の最上階層 価格は「8億円超」のものも
2024年に大阪市北区の堂島に完成予定のマンション「Brillia Tower堂島」は地上49階建てで、高さが約195m、463邸が入る予定です。アクセスはJR「大阪」駅から徒歩9分です。
このマンションのコンセプトは「旅とアート」。外観のデザインは建物自体をヨットの帆に見立てたようになっています。
さらに、このマンションの最大の特徴は大阪に初進出する世界的有名ホテル「FourSeasonsHotel」と融合したことです。
(東京建物Brillia Tower堂島ゲストサロン 加覧憲一統括所長)
「本物件は4階から27階が住宅になっていまして、28階から37階までフォーシーズンズホテルが入ります。さらに上に住宅ができる」
建物の最上階48階と47階にわずか14邸だけ用意された部屋は、『THESKY』と呼ばれるグレードとして部屋には特別な仕様が施されているということです。
そのうちの1つの部屋は、1LDKとシューズインクロゼットで約236平米。ちなみにルーフバルコニーだけで約34平米もあります。
室内には広々としたまるでホテルのようなバスルームや洗面所のシンクも2つあり2人で並んで使えます。ベッドルームは32畳もあります。
この部屋は8億8000万円で販売しているということです。
すでに多くの問い合わせが入っているといいます。
(東京建物Brillia Tower堂島ゲストサロン 加覧憲一統括所長)
「コロナ禍の影響もあると思いますけど、他にない希少性を求める人は増えたのかなと感じています」
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