 |
第４０回（８月２５日）
自殺を思い留まった後藤なつき（高畑充希）は、ずぶ濡れのまま佐々木和真（兼子舜）といっしょに家に戻ってくる。事情を知らない父・篤郎（尾美としのり）は、なつきに拒絶される理由が分からなかった。一方、和真は父が自分となつきのために沈黙を守っていたことを理解し、父・浩介（前川泰之）の身を一心に心配するのだが…。思いつめ、自殺しかねない浩介のために、由紀子は、浩介の亡くなった妻・茉莉の叔母・野本圭子（日向明子）のもとを訪ねる。ガンで余命いくばくもない茉莉をほっておいた浩介への恨みから、これまで圭子が隠してきた茉莉の遺書が渡され、自殺の真相が明らかになる。
|
 |
第４１回（８月２６日）
自分の過去の暴力で浩介が重病になっていることを知らない篤郎は、状況を隠そうとする周囲の気遣いが理解出来ない。いらいらを募らせる篤郎に、妻の由紀子（ちはる）は茉莉の遺書が見つかったことを伝える。心を閉ざしていた浩介へのわだかまりが解消し、すべてが終わったという由紀子の言葉を、篤郎は信じた。ところが、篤郎は会社の部下の小島（迫田孝也）との会話から、浩介が病気で倒れていることを知ってしまう。病床の浩介の元へやってきた篤郎は、すべてを悟り後悔にさいなまれ…。一方、いつもの喫茶店で会っていたなつきと和真のもとへ、以前、なつきを襲った学生二人組がやってくる。
|
 |
第４２回（８月２７日）
なつきを守るため、再び二人組を殴った和真の事件が警察沙汰となる。県大会を目指し、練習を重ねているバスケットボール部を不祥事から守ろうと、責任をとって和真が高校を辞めるという事態に。そんな中、手術を間近にひかえた浩介のもとを篤郎が訪れて…。浩介の手術が終わり、和真の決意を知ったなつきに動揺が走る。
|
 |
第４３回（８月２８日）
高校を辞める決意をした和真のもとに、アメリカでバスケットボールをやってみないかという留学の話が舞い込んだ。思いがけない話になつきの同級生・平田佐和子（梶原ひかり）は興奮するが、日本を離れてしまう和真を思うと、なつきの心は複雑だ。そんななつきを見ていると和真も決心がつかなかった。それぞれに親に後押しされ、話し合うなつきと和真。なつきは、和真に自分の気持ちを打ち明ける。
ある日由紀子は、無事、手術を終えたはずの浩介の急変をなつきから知らされて…。
|
 |
第４４回（８月２９日）
息せき切って病室を訪れた由紀子は、退院間近の元気な浩介を見て、驚く。「急変」というのは、二人を話し合わせようとするなつきたちの計画だった。「あなたに再会してよかった」と話す由紀子に、「お前のお陰で本当の自分を取り戻せた気がする」と浩介は答え…初恋の人との再会は二人に何をもたらしたのか。そして、バスケットボール留学のために、和真がアメリカに向かう日が近づく。子供の頃、桐生で出会い、鎌倉で再会を果たしたなつきと和真、二人の恋の行方は…。
|
