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第21回(7月28日月曜)
桐生での別れから6年が経ち、再び夏が来た。小学生だった後藤なつきは成長し、今は中学生(高畑充希)になり、鎌倉に住んでいる。ある日、学校に向かっていたなつきは、自転車に乗った男子高校生の集団に遭遇する。なつきは、よけて転んだ高校生の馴れ馴れしい態度に腹を立てつつも、なぜか心にひっかかるものを感じた。相手は大きくなった佐々木和真(兼子舜)だったのだ。佐々木家は桐生を離れた後、同じ鎌倉に住み、父・浩介(前川泰之)は風鈴工房で職人として働いている。なつきの名前と、鞄にかけてあるジグソーパズルのキーホールダーを見て、すぐに桐生のおさななじみと気付いていた和真だが、言い出しかねた。一方、和真だと分からないなつきは、同級生の平田佐和子(梶原ひかり)が喫茶店で告白しようとする場に立ち会うが、佐和子の好きな相手が先日出会った高校生であると知り…。
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第22回(7月29日火曜)
佐和子の好きな相手が先日出会った高校生で、しかも名前が「佐々木和真」であることに驚くなつき。彼に嘘の名前を伝えられていたなつきは、和真の真意が分からなかった。和真との再会を喜ぶなつきの気持ちに反して、和真はなつきと関わろうとしない。一方、ステンドグラスを製作しているなつきの母・由紀子の作品を見て、浩介と同じ工房で働いている手塚良美(吉村涼)が訪ねてきた。共通の知合いがいることを知らない二人は意気投合する。ある日、町を歩くなつきは、ガラの悪い男二人にからまれたところを和真に救われる。なつきは、いじめっ子たちに立ち向かった桐生の頃の和真を思い出すが、和真の態度はまたも素っ気無いものだった。
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第23回(7月30日水曜)
同級生の佐和子と和真の交際が始まり、何も知らない佐和子の喜ぶ姿をよそに、なつきは複雑な心境だった。佐々木家が鎌倉に来たのは六年前。息子の壊れた風鈴を直しに工房を訪れたのが始まりだ。以来、浩介はここで職人として働いているが、息子の和真には桐生を離れた本当の理由を話しておらず、親子の間のわだかまりになっている。和真を好きな佐和子に気遣いつつも、なつきは自分の本当の気持ちに気付きかけていた。和真がいきつけの喫茶店に佐和子を呼び出し、目の前でキスをするのを見たなつきは…。
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第24回(7月31日木曜)
和真と佐和子がキスをするのを見たなつきは、ショックのあまり、泣きながら喫茶店を飛び出してしまう。なつきと和真が六年前からの知り合いであることを知った佐和子は、自分が身をひくことを決めるが、あえてなつきに嫌われようとする和真の態度を思い返すと、桐生にいた時に何かあったのではと疑問に思う。一方、知り合った良美から届いた招待状をもとに風鈴工房を訪ねた由紀子は、良美の言葉から浩介がそこで働いているらしいと知ってしまった。
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第25回(8月1日金曜)
浩介が鎌倉にいるらしいと知った由紀子は、桐生で夫・篤郎(尾美としのり)が浩介に示した激しい嫉妬を思い出し、不安にかられる。会わないように努めるしかないのだが…。一方なつきは、六年前和真たちが黙って桐生を去った本当の理由を知りたかった。和真に自分の気持ちを伝えたなつきに、和真は自分たちが会ったことは誰にも言ってはいけないと言う。
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