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第36回(8月19日火曜 10:25)
後藤由紀子(ちはる)は、娘のなつき(高畑充希)が無事、佐々木和真(兼子舜)といっしょにいることを知って安心する。由紀子は罪の意識にとらわれた夫・篤郎(尾美としのり)に、和真の父・浩介(前川泰之)に連絡をとるように促される。電話口で篤郎への噂を流したことをわびる由紀子だったが、「話せば分からない人じゃない」と、夫をかばう気持ちは残っていた。帰らない子供たちを捜しに浩介は家を出るが、そのまま路上で昏倒してしまう。病院に担ぎ込まれた浩介は、医者から脳に深刻な症状が出ていると診断される。六年前、怒った篤郎に殴り倒された際の、こめかみの怪我が原因ではないかと言われるのだが。
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第37回(8月19日火曜 13:30)
親たちの過去のいきさつを知ったなつきは、家族に対して不信感を募らせ、家を出て、和真といっしょに逃げようと計画する。由紀子の友人・深沢美智子(ふせえり)は、二人の逃避行の計画に感づき、やんわりと説得を試みる。なつきは美智子から、かつて浩介がわざと嘘をつき、篤郎に殴られてまで由紀子を庇ったことを教えられる。六年前に起こったことを話そうと浩介を訊ねたなつきは、浩介が病気にかかっていることを知る。
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第38回(8月20日水曜)
浩介は風鈴工房を閉じ、家も出ると言って、息子の和真や同僚の手塚良美(吉村涼)を驚かす。「また逃げるのかよ」と、桐生時代、黙って去っていった浩介を非難する和真の言葉に対しても、病気のことはかたくなに隠し通す浩介だった。そんな中、浩介が通っている病院を訪ねたなつきは、浩介の病気は手術が必要なくらい命に関わるもので、六年前、父・篤郎に殴られた時の傷がもとであることを知ってしまい…。
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第39回(8月21日木曜)
なつきが病院に忘れていった携帯電話がもとで、和真は父親が重大な病気をかかえることを知ってしまう。浩介は自分の病気がばれることで、篤郎の過去が問われると考え、耐えていたのだった。なつきは自分の家族のために浩介が倒れたことを知り、責任を感じ、海で入水自殺をはかる。一方、浩介は風鈴工房の居間で倒れてしまう。
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