大波乱の俳句金秋戦! 難易度MAXのお題「大谷翔平」をどう詠む!?

もう一度楽しむプレバト

2022/10/17 11:45

10月13日放送の「プレバト!!」俳句査定は、タイトル戦「金秋戦2022」決勝が行われ、FUJIWARA・藤本敏史が2年ぶり3度目の優勝を果たした。過去最高難度のお題「大谷翔平」に全員が苦しむ中、夏井いつき先生は大谷選手の“ワインドアップ投法”に発想を飛ばしたフジモンの句を「真っ向勝負を挑んだ一句!」と絶賛。一方で、優勝句を添削する珍事も発生し、2位のフルーツポンチ・村上健志の句と「すごく迷いました…」と告白。一体何が起きたのか…?

★「1位をドブに捨てた句はこれです!」夏井先生がバッサリ
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今回は芸能界の俳句王を決定する秋のタイトル戦「金秋戦2022」決勝が行われ、永世名人の梅沢富美男と村上健志(フルーツポンチ)、名人10段の藤本敏史(FUJIWARA)と千原ジュニア、横尾渉(Kis-My-Ft2)、6段の立川志らく、3段の皆藤愛子、初段の森口瑤子、特待生2級の松岡充、5級の春風亭昇吉の10人が激突。過去最高難度のお題「大谷翔平」に全員が苦しむ中、夏井いつき先生から「1位をドブに捨てた句もありました」と不吉な言葉が飛び出した。

まず、昇吉が「白秋の雲穿(う)ぐ右投げ左打ち」句で堂々の3位、松岡が「天高し野球ノートの三箇条」句で5位にランクイン。一方、志らくは9位、森口は8位、皆藤は最下位に撃沈し、特待生2人が優勝経験のある名人たちを撃破して上位に食い込む下克上を達成。さらに、「あと3句で句集完成ですから、たぶん次回のタイトル戦には出られない。優勝して花道を飾ろうと思っている」と意気込んでいた永世名人・梅沢にも悲劇が...。

★7位
ポケットにゴミ爽涼のユニフォーム    梅沢富美男
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「皆さんご存じだと思いますが、大谷選手はゴミを拾いますよね。称賛されています。どうしてゴミを拾うのか? 運をもらっているからとも聞きますが、なんて爽やかな男だ」

まさかの順位に梅沢は「どうせ7位の句ですから...」とご機嫌斜めだったが、夏井先生はマウンド上のゴミを拾う大谷選手に着目した一句を「エピソードを上手くすくい取った句だと思いました」と高く評価。しかし、「もったいないのは"ポケットにゴミ"。すでにゴミが入っているんです。拾っている瞬間を描くべき」「"ユニフォーム"ではどんなスポーツか分からないですが、場所を書けば一発で分かります」とも指摘。

<添削後>
マウンドのゴミ爽涼のポケットへ

先生は「"マウンド"って書けばいいのです。そして、"爽涼のポケットへ"にすれば、"へ"だけで拾っている動作が出るでしょ」と劇的添削を施し、「こうしてくれていたら、私は迷わずに1位にしていたと思います。1位をドブに捨てた句というのは、これです!」と告白。悔しい梅沢は「マウンドなんて考えつきますか? もう限界なんですよ。どうせプレバトからいなくなるから!」と愚痴をこぼしまくっていた。

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フジモンが2年ぶり3度目の優勝、僅差で敗れたフルポン村上は夏井先生に恨み節
その後、村上が「大谷の球大谷が打つ案山子(かかし)」句で惜しくも2位、ジュニアが「秋立つや十七画の名を吾子に」句で6位にランクイン。最後はキスマイ横尾、フジモンによる10段同士の戦いとなった。

★1位
大きく振りかぶって秋爽(しゅうそう)の只中に    FUJIWARA 藤本敏史
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「今はプロ野球で振りかぶって投げる投手はほぼいない。大谷投手は高校時代から大きく振りかぶるワインドアップ投法がめちゃめちゃ格好良いので、発想を飛ばしました。日本人選手がメジャーで活躍するきっかけになった野茂英雄選手も大きく振りかぶって投げたのですが、その気持ちも込めました」

2年ぶり3度目の優勝を飾ったフジモンは「やったー! 久しぶり!」「チョリース!」と喜びを爆発。夏井先生は「振りかぶるピッチャーの動作という短い時間を映像にした。真っ向勝負を挑んだ一句だと思います。ストレートで爽やかな"秋爽"という季語がいいですね。それがピッチャーという存在ですね」と大絶賛した。

<添削後>
大きく振りかぶって秋爽の只中

一方で、先生は「一点だけ。"只中に"の"に"がない方がすっきりするのでは? その方が、きっぱりとした空気が出て、季語が堂々と立つはず」と指摘し、優勝句が添削される珍事が発生。さらに、「"に"がなければ、(フルポン村上の)案山子の句と順位を迷わなかったのですが...。すごく迷いました」と打ち明けると、僅差で敗れた2位の村上は「昔、案山子と何かありました?」「なぜか先生は案山子を嫌っているんだよな...」と恨み節を連発していた。

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<金秋戦2022 結果発表>
第1位  藤本敏史(FUJIWARA)
第2位  村上健志(フルーツポンチ)
第3位  春風亭昇吉
第4位  横尾渉(Kis-My-Ft2)
第5位  松岡充
第6位  千原ジュニア
第7位  梅沢富美男
第8位  森口瑤子
第9位  立川志らく
第10位 皆藤愛子

     ◇


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