10月28日放送の「プレバト！！」俳句査定は、特待生昇格試験に名人７段の千原ジュニアが登場。このところ調子が悪いジュニアは「この間（フルーツポンチ）村上と１時間、俳句のことのみ語り尽くしたんです。俺の中に小さな村上がいます」と“村上ワールド”にかぶれた「君を待つ」句を披露。しかし、夏井いつき先生は「“君”って書くと村上が入るでしょ」とバッサリ。ある２音を足して「これで村上を追放できる！」と劇的添削を施すと、ジュニアは「村上としゃべり過ぎた…」と後悔を述べた。
「俺の中に小さな村上が...」千原ジュニアがフルポン村上との俳句トークを後悔
今回のお題は、ハチ公前の写真で「待ち合わせ」。
特待生昇格試験には名人７段の千原ジュニア、「永世名人への道」に挑む名人10段のFUJIWARA・藤本敏史、句集出版を目指して「富美男のお手本」を披露する永世名人の梅沢富美男が登場。
このところ２連続で"現状維持"と残念な結果のジュニアは「調子悪いんですけど、この間（フルーツポンチ）村上と１時間、俳句のことのみ語り尽くしたんです。俺の中に小さな村上がいます」と村上ワールド全開の句を披露。
＜現状維持＞
夕月夜名の無き猫と君を待つ
千原ジュニア
「好意のある方を待っているところに野良猫がいて。友達でも恋人でもないし。でも、そうなったらいいなと、猫と一緒に待っている感じを詠んだんです」
梅沢は「村上みたいなヤツと付き合うから、こういう句が生まれるんだ。語順が悪い」とにべもない。俳人・夏井いつき先生も「夕月夜から始まる展開」の悪さを指摘し、"現状維持"を下し、「なぜ損なのか。最後の"待つ"という動作に軸足がかかって、"夕月夜"の映像が置き去りになってしまう」と添削に着手。
＜添削後＞
まだ名前なき猫と待つ夕月夜
「"名前なき猫と君を待つ夕月夜"でもいいんだけど、さらにもう１つやれるんです。"君"と書かなくても思わせることができるんです。"君"って書くと村上が入るでしょ？ 膨らませるために"まだ"と２音足すんです」
劇的添削を施した先生は「これで村上を追放できる！」と力強く訴えると、ジュニアは「うわー！ 村上としゃべり過ぎた...」と後悔しまくっていた。
「久しぶりなのよ？」１か月ぶり登場の永世名人・梅沢富美男が"ボツ"に怒り心頭
その後、フジモンが「背にホルンケース秋寂ぶのハチ公前」で"１つ前進"を勝ち取り、再び星１つに返り咲き。そして、舞台出演のため１か月ぶりの登場となった梅沢は「ファンの方から『おっちゃん（梅沢）がいないプレバトなんてつまらない』って言われましたよ！」と満面の笑みでノスタルジックな句を披露。
＜ボツ 残り13句＞
伝言板くせ字も愛し秋うらら
梅沢富美男
「私たちの若い時は携帯電話がなかったですから。彼女を待っていたけど、待ち合わせの駅に来ないので。当時、駅には伝言板があって、そこに『喫茶店で待ってるよ』って書いたんです」
「こういう時代があったんだよ！」とドヤ顔の梅沢だったが、夏井先生の査定はまさかの"ボツ"。先生は「言いたいことは全部分かりますよ」と切り出すと、梅沢は「物語も入ってるんだよ！」と怒り心頭。
先生は「分かってるって！」と同調しつつ、「"くせ字も"の"も"が散文的で雑。もっと雑なのは、ポンと投げたような"秋うらら"という季語の着地。どうも気に食わない。漢字で書けば"秋麗（しゅうれい）"。そこから展開した方がいいです」
＜添削後＞
秋麗やくせ字愛しき伝言板
「こうすれば、"秋麗"という秋の美しい光をまず見せて、くせ字がアップになって、これを書いた人自身が愛しいんだとなります」
添削された梅沢は「素晴らしいよ。でも、久しぶりにプレバトに出たのよ？ グチャグチャに直しやがって、失礼じゃないか？」。さらに、怒りのあまり上着を脱いで「なっちゃん（夏井先生）が直した俺の俳句を本に出せばいいじゃないか！」と文句たらたら。しかし、最後は抗議むなしくシュレッダー送りに。顔をこわばらせたまま沈黙。久しぶりに哀愁漂う梅沢の姿を見たジュニアは「ええ顔しはるな～」と大はしゃぎだった。
ランキング戦には小倉優子、神谷明采、Kis-My-Ft2・宮田俊哉、薬丸裕英が登場。初登場のミス東大・神谷が「来ぬ君を金木犀の香に赦す」で"才能アリ２位"、薬丸が"凡人３位"、宮田が"凡人最下位"、小倉が「紅白帽脱いで焼きたて林檎パイ」で"才能アリ１位"を獲得した。
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さて、次回11月4日（木）のお題は・・・
芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛！才能ナシなら容赦なく酷評！浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト！！』はMBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送。
11月4日（木）18：59まで
TVerで見逃し配信中！！
