俳句リモート査定、ステイホームの梅沢富美男が"マイナス50度の冷凍庫"をドヤ顔公開

もう一度楽しむプレバト

2020/05/06 11:00

4月30日放送の「プレバト!!」俳句査定は、「おうちの冷凍庫」をお題に、名人・特待生が自宅でリモート査定される「プレバト通信添削~おうちで俳句~」を実施。名人10段の梅沢富美男は「役者になって3か月も踊らない、芝居しない、化粧しない、歌わないのは初めての経験です」と神妙な面持ちだったが、冷凍庫の話になると一転して「マイナス50度の冷凍庫があるんですよ! すごいでしょ?」とドヤ顔でアピール。MCの浜田雅功から「自慢はええねん!」とツッコまれたが、俳句は夏井先生から「おっちゃん(梅沢)もやる時はやる!」と称賛され、ステイホーム中でも絶好調だった。

「家でもやれるんちゃうんか?」ステイホームの名人・特待生が俳句リモート査定に挑戦
今回は、ステイホーム中の名人・特待生に抜き打ちで「プレバト通信添削~おうちで俳句~」を実施。MCの浜田雅功が「俳句とか芸術系の番組ですので、家でもやれるんちゃうんか?」と自宅でくつろぐ名人・特待生にお題「おうちの冷凍庫」を送り付け、それぞれの句を俳人・夏井いつき先生が"よく頑張っている"という絶賛か、"ガッカリ"と嘆くダメ出しの2択でリモート査定する。

トップバッターの名人10段・FUJIWARA藤本敏史は、なぜか美顔ローラーを片手に参戦。「子の舐める氷菓肘から滴れり」と詠んだが、"ガッカリ"とダメ出し査定。あまりのリラックスぶりに、浜田は「(自宅だからって)舐めだしたな。句もアイスで"舐める"だからややこしいわ」と苦笑い。

続いて、名人10段のフルーツポンチ 村上健志が登場し、冷凍庫の中身を公開。「ギョーザがなくなることはないんじゃないかな? 冷凍庫と聞いて、すぐに冷凍ギョーザを思い浮かべた」と大好物で一句を詠む。

<絶賛"よく頑張っている">
くっついたままの餃子を食う遅日
      フルーツポンチ 村上健志

「"遅日"というのは、陽が落ちるのが遅くなったなと感じる春の季語。夜ご飯の時間なんだけど、まだ外が明るい。ギョーザってくっついちゃうことがよくあるじゃないですか。それを剥がさずに2個いっぺんに食べる。いいじゃん春って思って作りました」

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夏井先生は「取り合わせが、さすが村上さん。"遅日"は日暮れが遅くなってきている春の季語ですが、3音しかない。最後に"遅日かな"とされがちだが、"遅日"だけふっと置くあたりは、やっぱりうまい。くっついたままのギョーザも良い意味でのあるある。もったりした感じが、季語の空気感とつかず離れず」と絶賛。さらに「食べ物の句では普通は"食べる"は不要だが、この句の場合は"食う"が捨て石のような効果で、ちゃんと"遅日"という季語に繋がっている。この判断もさすが」と褒めちぎっていた。

志らくがマニアック季語に挑戦、夏井先生「ここから吹っ切れていける」と期待のエール
その後、特待生5級のKis-My-Ft2 北山宏光が「鰆食ふ蓋にいつかの醤油跡」で"ガッカリ"、名人4段・中田喜子が「巴里留学母の蕗味噌解凍す」で"よく頑張っている"査定に。

名人初段の立川志らくは、師匠の立川談志が生前愛した八重桜をバックにベランダから登場。遊女・虎御前が愛する人の死を悲しんで、流した涙が雨になったという言い伝えからくる旧暦5月28日に降る雨の季語"虎が雨"を用いた挑戦句を披露する。

<ダメ出し"ガッカリ">
冷凍肉溶けて血外は虎が雨
         立川志らく

「冷凍庫の掃除をしていてたら、肉の塊が溶けてきて、血がにじんできたんです。その時に外で雨が降っていたから、その血を雨が洗い流すイメージで詠めないかなって。普通の雨だと面白くないので、"虎が雨"にしました。なかなか良い句ができたと思っています」

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しかし、浜田は「よく分かんないです」とピンとこない様子。夏井先生も"ガッカリ"査定を下したが、意外にも「"虎が雨"なんてマニアックな季語をよく見つけ出してきたな。この季語と取り合わす物として、溶けていく冷凍肉からにじんでいく血を見つけ出したのも褒めていいと思います」と高く評価。「一点だけもったいないのは"外は"と説明になっている。雨は外で降っているものでしょ。"外は"を外して、"虎が雨"の描写に使うといいんです」と指摘し、添削に着手する。

<添削後>
冷凍肉溶けて血虎が雨しとど

先生は「"しとど"というのは、雨の勢いが激しい、ぐっしょりと濡れているのを表現する言葉です。冷凍肉が解けて、じわっと血がにじみ出ている。虎が雨が"しとど"とぐっしょり降っていますという句になる」と解説。「"しとど"にしていたら1ランクアップって言いたいくらい。でも、志らくさんはここから何か吹っ切れていけるのではないかと期待を抱いています」と攻めの姿勢にエールを送っていた。

梅沢富美男の"平成の蓬"句を夏井先生が大絶賛「おっちゃんもやる時はやる!」
最後は"ミスタープレバト"こと名人10段の梅沢富美男が満を持して登場。自宅で愛犬とくつろぐ梅沢だったが、「今まで、役者になって3か月も踊らない、芝居しない、化粧しない、歌わないは初めての経験です」とステイホームに神妙な面持ち。しかし、冷凍庫の話になると一転して、「マイナス50度の冷凍庫があるんですよ! すごいでしょ? マイナス50度の大きな冷凍庫を持っている人はなかなかいない」とドヤ顔でアピール。見守っていた浜田が「そんなのどうでもええ。自慢はええねん!」とイラつく場面も。

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<絶賛"頑張っている">
平成の蓬冷凍庫に眠る
       梅沢富美男

「お題をいただいて冷凍庫を見てみたら、山クラゲとヨモギが入っていた。私が大好きなので、亡くなった義母が『いつでも食べられるように』って用意していたもの。大事に取ってあるんです。義母を思って詠みました」

夏井先生は「これは面白いですね。良い意味での冷凍庫のあるある感がよく出ている。出てきたものがヨモギで、ほのかな季節感も感じますね。そして、最後の"眠る"という擬人化の良し悪しですが、最初の"平成の蓬"という大げさな言い方と天秤(てんびん)の上で良いバランスをとっている。おっちゃん(梅沢)もやる時はやる!」と大絶賛していた。

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     ◇

さて、次回の俳句査定のお題は・・・

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【動画】みどころはこちら

芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛!才能ナシなら容赦なく酷評!浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト!!』はMBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送。https://www.mbs.jp/p-battle/

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