夏井先生「あなたみたいな真面目な人好きです」に千原ジュニア赤面照れまくり

もう一度楽しむプレバト

2019/07/20 11:00

7月18日放送の「プレバト!!」で、特待生・名人だけの夏の俳句タイトル戦「炎帝戦」の予選が行われ、Kis-My-Ft2・千賀健永(1位)、千原ジュニア(2位)、皆藤愛子(3位)の特待生3人が決勝進出を決めた。先に皆藤と千賀が勝ち抜け、最後の1枠を“渋滞と花火”の句で勝ち取ったジュニアを夏井先生が「コツコツ学んでいる。あなたみたいな真面目な人好きです!」と大絶賛。まさかのラブコール(?)に、ジュニアは「左足で書きました」と大ウソをついて照れまくった。

3位通過・皆藤愛子、タイトル戦初出場で快挙!
今大会には名人5人と特待生9人の総勢14人が参戦。名人が待ち構える決勝進出3枠を争う予選はKis-My-Ft2・千賀健永(1級)、NON STYLE・石田明(1級)、千原ジュニア(1級)、立川志らく(1級)、松岡充(2級)、ミッツ・マングローブ(3級)、Kis-My-Ft2・北山宏光(5級)、皆藤愛子(5級)、パックン(5級)の特待生9人が激突。「打ち上げ花火」をお題に、俳人夏井いつき先生が「丁寧に基本を押さえた句や難しい技に挑戦しているとか、かなり意欲的なものが並んでいます」と舌を巻くハイレベルな争いとなる。

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そんな中、MCの浜田雅功からいきなり予選突破となる第3位が発表され、波乱の幕開けにスタジオが騒然となる。

<第3位 予選通過>
ラムネ瓶浮かぶ未明の五行川
         皆藤愛子

5級からの下克上を果たし、大喜びの皆藤は「よく栃木の五行川で行われる花火大会に行っていたのですが、終わった翌日に川にラムネ瓶が浮かんでいて、静けさが戻ってきた様子を詠みました」

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しかし梅沢は「この俳句の一番ダメなところは"五行川"。そこで花火大会があるって、誰が分かる?」とイチャもんをつけ、フルポン村上が「僕は"五行川"こそ良いと思うな」と反論。思わぬ場外戦が勃発するが、夏井先生は「面白い言い合いでした。この句の大事なポイントを2人がやかましく言い合ってくれた」と楽しそうな表情に。

先生は「"ラムネ瓶"という物、"未明"という時間、"五行川"という場所が出てくる。特に未明という時間が入ることで、ラムネ瓶と川の光の陰影が見える。とても丁寧に作れている」と高く評価。そして「問題は"五行川"を認めるかどうか。字面が何かの効果をもたらす時は得なんですが、これは微妙。"ごぎょう"の3音を別に使うと、川の様子をもう少し映像化できる」と添削に着手する。

<添削後>
ラムネ瓶浮かぶ未明の川しづか

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「さっきご本人から『静けさ』という言葉がありました。こうすればラムネ瓶がぽこんと平たく浮いている感じが出せる。3音の可能性を突き詰めると、さらに上位が見えてきます」という先生の劇的添削に皆藤は大満足の様子だった。

キスマイ千賀、ホームラン級の句を詠み1位通過で決勝へ!
続いて、石田が「粒になるまでみとどける菊花火」で5位、パックンが「新宿の杜を球音夏の星」で6位、松岡が「涼風や火薬のにほい流れ髪」で7位。ここで早くも1位が発表されることになり、「今、1位見るんですか?」「こんなパターン初めてじゃん」とスタジオが騒然となる中、名前が呼ばれたのはなんとキスマイ千賀。「嘘? やったぜー!」と飛び跳ねて喜びを爆発させる千賀に対し、キスマイメンバーとして負けられない北山は「あいつ自信ないって言ってたのに...。残り1枠しかないじゃん」と焦りまくる。

<第1位 予選通過>
黒き地の正体は海揚花火
     Kis-My-Ft2・千賀健永

「江の島の花火大会を見に行った時に、花火が上がる前の海を見ると真っ黒なんですよ。花火がパッと上がった時に、アッここは海だったんだ」

キスマイメンバーの名人4段・横尾渉は「さすがですね! 17音で明暗のコントラストを見せるのがスゴい!」と千賀の会心の一句を褒めたたえると、名人10段・東国原英夫は「時々、目の覚めるようなホームランを打つよね!」、梅沢も「これはスゴい!」と口々に絶賛。

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夏井先生は「お見事な句だと思います。いきなり"黒き地"。読んでいくと"正体は海"。どういう意味かと思った瞬間に季語"揚花火"が鮮やかに出てくる。実体験だとお聞きして、なるほどと思いました。」。さらに、「もうちょっと褒めさせてもらうと、"地"と"海"という2つの大きな言葉を入れながら、両方とも生きている。横尾さんもおっしゃったように明暗もはっきりと言えていて、花火が上がってきた瞬間に正体が海だと分かる。作者の眼球が体験したことをそのまま言葉にできているから、読んだ人の眼球の中でそのまま再生される。これは褒めましょう!」と惜しみない賛辞を贈った。

「コツコツ真面目」がバレたジュニア、キャラぶれに大慌て
そして、ミッツが「いたずらな背に女王花の爪の跡」で8位、志らくが「花火果て襟裳の朱華き灯火かな」で4位となり予選通過はならず。最後は「1級に恥じない結果を出したい」と意地を見せたいジュニア、「この俳句ができた時に奇跡が起きたと思った」とキスマイ3人そろっての決勝に自信を見せるキスマイ北山の一騎打ちに。軍配が上がったジュニアが「うおっしゃー!」と立ち上がって歓喜のガッツポーズを決める。

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<第2位 予選通過>
渋滞や花火の映るボンネット
        千原ジュニア

これで4回連続予選突破となるジュニアは「ナナハン(750ccバイク)降りて車乗ってみたんです」と得意のナナハン俳句を封印したことを明かし、スタジオは大爆笑。「(神宮外苑花火大会の日は)外苑東通りが混むんですよ。花火は見えないけどボンネットには映っている」と実体験をストレートに詠んだことを告白。名人10段・FUJIWARA藤本敏史が「子供も生まれて、チャイルドシートを乗っけて車を運転しているジュニアが思い浮かびます」と冷やかすと、ジュニアが「箱乗りや!」と照れ隠しで強がる場面も。

夏井先生は「丁寧に押さえて作っていると思います。渋滞のボンネットに映り込む花火が見えているのかと、光景が一気に完成します」と称賛。さらに、「"映る"は説明の言葉になりがちですが、この句の場合は映像の言葉として使えている。過去にA.B.C-Zの河合郁人さんの句(「百本ノック蛇口に映る夏の空」)の時にも同じ解説をしましたが、それを学んでこれを実験的にやったのなら、本当に丁寧にコツコツ真面目にやる男ですね」と感心しきり。

真面目と言われて恥ずかしいジュニアは「違いますよ! 左足で書きました」と破天荒キャラを主張したが、先生は「私、あなたみたいな真面目な人好きです!」とまさかの告白。ジュニアは顔を真っ赤にして「違う、違う! 両ヒジついて飯食いますから!」と最後まで悪ぶっていた。


<2019炎帝戦 予選 結果発表>
第1位 千賀健永(Kis-My-Ft2)
第2位 千原ジュニア
第3位 皆藤愛子 ・・・以上は決勝進出
第4位 立川志らく
第5位 石田明(NON STYLE)
第6位 パックン
第7位 松岡充
第8位 ミッツ・マングローブ
最下位 北山宏光(Kis-My-Ft2)

     ◇

次回はいよいよ炎帝戦の決勝!夏井先生からのハイレベルなお題は・・・
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【動画】夏井いつき先生によるみどころはこちら

芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛!才能ナシなら容赦なく酷評!浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト!!』はMBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送。
https://www.mbs.jp/p-battle/

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