MBS 毎日放送

2019年06月23日 17時00分 公開

夏井先生が新特待生・皆藤愛子に実施した"厳格査定"にスタジオ騒然

6月20日放送の「プレバト!!」俳句の特待生昇格試験に、フリーキャスターの皆藤愛子が初挑戦。胃が痛くなるほど悩んだという渾身の一句で、名人・東国原英夫に「素晴らしい!」と絶賛された。ところが、夏井いつき先生はこの句にMCの浜田雅功と連携して、かつてない“厳格査定”を実施。詠んだ皆藤自身が査定結果を決めるというその手法に、スタジオが騒然となった。

用意されていた2枚の査定結果
今回のお題は都会の梅雨の風物詩とも言える「コンビニの傘」。

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特待生昇格試験に初挑戦の皆藤は「下手な句は作れない。胃が痛いです」とプレッシャーを感じつつも気合十分。しかし、夏井先生の入念な査定とその方法に驚くことになる。

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<現状維持 5級>
赤錆の乾く傘立て旱(ひでり)梅雨
          皆藤愛子

皆藤は「梅雨なのに雨が全然降らなくて、傘立てにいっぱい立ててあるコンビニの傘が赤くサビていた」と意図を説明。東国原も「素晴らしい!」と絶賛するが、MCの浜田雅功から出された"査定の紙"はまさかの"現状維持"。しかし、「ああ...」とガッカリする皆藤に対し、夏井先生から「実はこの句に関しては評価を2つ用意していました」と驚きの言葉が飛び出す。さらに浜田が「"現状維持"の紙と"1ランク昇格"の紙の2つを用意していたんです。あなた自身の解説によって、どちらを出すかが決まった」と明かし、スタジオが騒然となる。

夏井先生は「まず"赤錆""旱梅雨"が良いです。イメージが呼応していますね。それぞれの言葉が補填しながら一句の世界を作っている。すごく良いと思います。字面通りに読んだら、1ランクアップです」と大絶賛。しかし、「赤錆の付いた"傘立て"と解説してくだされば、何の問題もなく1ランクアップでした。でも、ひょっとしたら(サビ付いているのは)傘の骨って言い出すんちゃうかな?って」と疑いの目を向けていたことを明かし、「特待生ですから、きちんと思ったことと言葉が寄り添わないと」。

<添削後>
ビニール傘の骨の赤錆旱梅雨

先生のアドバイスを真剣に聞き入っていた皆藤だったが、添削が施されて"現状維持"をリアルに突きつけられると、手で顔を覆って愕然とした表情に。浜田が「だって"傘"って言っちゃったんだもん」と追い打ちをかけると、「"傘立て"って言えばよかったですね...」と悔しそうにつぶやいた。

「この番組楽しいわ!」東国原の一句に夏井先生大興奮
永世名人への道に挑む東国原は「現状維持を狙ったら絶対に昇格はないですから。勝負をかけました」と宣言。コンビニの匂いを表現した一句を披露する。

<永世名人への道 1つ前進 ☆1つ>
梅雨寒しコンビニは麻酔の匂ひ
         東国原英夫

「コンビニに入ると麻酔っぽい匂いがするんですよね。手術室みたいな明るさ、それで薬品の匂いというか新しい匂いがする。店に入ると暖かいし、覚醒していくような気がするんですよ。それを素直に俳句にしてみました」

"1つ前進"の査定結果が告げられると、東国原は立ち上がって「よし!やっと」とガッツポーズ。

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夏井先生は「よく攻めてくれました。面白いじゃないですか!」と称え、「梅雨の薄暗い感じに対し、コンビニの人工的な明るさの対比。その間に手術室を連想したのだと伝わってきます。おっしゃる通り、コンビニに入ると何の匂いか分からないけど、人工的な匂いがする。言われないと気づかないけどが、言われたら実感するのが比喩を成功させるコツ。それを見事にやっております」。もちろん添削なしで、「こんな玉投げてこられたら、この番組楽しいわ!」と興奮気味に語った。

霜降り明星・粗品が"父の形見"で傑作
ランキング戦には"才能アリ"経験者の泉谷しげると武井壮に加え、女優の山本未來、「東大王」で活躍した伊沢拓司、M-1王者の霜降り明星・粗品の3人が初参戦。まず武井が湿気でうねる女性の後毛を詠んだ「後毛の柔く撓ひて梅雨に入る」で"才能アリ2位"にランクイン。4回連続の"才能アリ"となったが、夏井先生は「とても丁寧にきれいにまとめている」と高く評価しつつ、「実力は認めますが、一回くらい攻め込んでくる作品を見せてもらえませんか。あなた百獣の王なんでしょ?」と要求。武井も「夏井先生の胸をえぐり取るかのような句を作りますよ」と応じ、特待生昇格はお預けに。

その武井を抑えて"才能アリ1位"に輝いたのは、同志社大学文学部中退で浜田から「さぞかしスゴいのができるんでしょうね~」とプレッシャーをかけられていた霜降り明星・粗品。

<才能アリ1位>
夕立や形見の背広濡らすかえ
      霜降り明星 粗品

粗品の一句は「学生の時に父ちゃんが亡くなっていて。よく父ちゃんの背広を着て外出してたんです。まさに夕立に見舞われた時に、大切な形見を濡らしてたまるものかと、"濡らすかえ"と雨にツッコんだ」という亡き父の形見にまつわる実話を詠んだもの。

夏井先生は「表現したいものが胸の中にあって、言葉としてぶつけてきた手ごたえのある作品。"かえ"という古い言い方をあえてする思いが渦巻いている。これは下手に直してはいけないパターンです」と称賛し、添削もなし。粗品が意外な才能を見せつけて、ハイレベルな戦いを制する結果となった。

     ◇

さて、次回の俳句査定のお題は・・・
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【動画】夏井いつき先生によるみどころはこちら

芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛!才能ナシなら容赦なく酷評!浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト!!』はMBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送。https://www.mbs.jp/p-battle/

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