MBS 毎日放送

2019年03月08日 18時15分 公開

柴田理恵が「犯人逮捕」で異例の"2ランク昇格" 夏井先生「これは上げないと」

3月7日放送の「プレバト!!」で、特待生9人による「俳句の才能昇格査定スペシャル」が行われ、5級・柴田理恵が俳句査定としては極めて異例な“2ランク昇格”を獲得した。犯罪被害者の母親の心情を描写した渾身の一句での快挙。興奮のあまり、MCの浜田雅功の手を握り締め、泣きそうになりながら喜びを爆発させた。

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柴田理恵の快挙と同時に夏井先生の「食傷気味」ワードが判明
名人10段・梅沢富美男を頂点とする18人の名人・特待生が昇格レースを繰り広げている俳句査定。今回の「昇格査定スペシャル」は、5級の柴田理恵、北山宏光(Kis-My-Ft2)、大和田獏、鈴木光、4級の岩永徹也、3級の松岡充、千原ジュニア、2級の石田明(NON STYLE)、ミッツ・マングローブの9人が「春の号外」をお題に昇格をかけて挑む。

トップバッターとなったのは5級の柴田。その査定結果にスタジオが騒然となる。

<2ランク昇格 特待生5級→3級>
「犯人逮捕」干鱈を毟る母の黙
          柴田理恵

東北や北陸地方の保存食・タラの干物を季語にした柴田は「犯人が逮捕されても、被害者の命が返ってくるわけではない。家族の悲しみは深いと思うんです。干鱈は硬くてカチンカチンなんですね。それを食べるときは金槌で叩いてむしるんです。その時のお母さんの悔しさを詠んでみました」と意図を説明。

これに、ご意見番として査定を見守っていた名人10段・藤本敏史(FUJIWARA)は「想いが詰まっていてすごくいいんですけど、"黙(もだ)"がねえ。この番組よく出てくるんですよ。これ現状維持ですよ」と予想。ところが、結果はまさかの"2ランク昇格"。スタジオにどよめきと拍手が巻き起こる中、柴田本人は「うええ~!2ランク昇格なんてあるの?」と口をあんぐり。そのあと、感極まって浜田雅功の手を握りながら泣きそうになる。

俳人・夏井いつき先生は「本当に力のある句。号外にはどんな記事が載っているんだろうという発想ですね。"「犯人逮捕」"は新聞の見出しだとわかる。それが"母"が出てきた瞬間にカチッとはまり、子供が被害者だったのではないかとも思う。"干鱈"を金槌で叩いて叩いてむしる、悔しさもわかる」と絶賛。

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一方で、フジモンの指摘は的外れではないとも明かし、「プレバトで何度か"黙"と添削したら、全国の俳句大会で"黙"で終わる句が山のように出てきて、もう食傷気味だったんです」と苦笑い。しかし、「この句の場合は"黙"とやった瞬間に、金槌でむしる音や犯人逮捕の喧騒も微かに聞こえてくる。ちゃんと機能している。これは2ランクぐらい上げないといけませんよ!」と宣言。柴田は「うれしい~!」と満面の笑みを浮かべた。

岩永徹也の"A.I.棋士"俳句を夏井先生「果敢な挑戦」と絶賛
その後、キスマイ北山、大和田、鈴木が惜しくも現状維持に。残り5人の中に降格者がいることが判明する中、特待生4級のIQ王子・岩永が号外から将棋AIに発想を飛ばした攻めの一句で勝負をかける。

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<1ランク昇格 4級→3級>
冴え返るA.I.棋士の白き腕
          岩永徹也

岩永は「棋士の世界は若手もどんどん出てきて、盛り上がりを見せている。そこに新しく出てきたのが人工知能ロボットです。それがすごく強くて、駒を動かすアームは冷ややかな感じ。その冷たさを"冴え返る"という春の季語で詠んでみた」と常人には思いつかない独自の視点を明かし、"1ランク昇格"が告げられると「よっしゃ!やりました!」と力の入ったガッツポーズ。

夏井先生は「果敢な挑戦と言いたい。たった17音しかない中に"A.I.棋士"という言葉が入ってくるとインパクトが強すぎて季語に目を向かせるのがなかなか難しいのに、よく頑張った。"冴え返る"という季語と"A.I.棋士"という硬質を取り合わせて響き合わせている。そして、最後の"白き腕"できちんと映像を作ろうとしている」と攻めの姿勢を高く評価。

<添削後>
冴返るA.I.棋士の白い腕

さらに、夏井先生は「冴えの"え"がない方が字面が締まるし、"白い腕"と口語にした方が人工的な響きが出るかもしれない」と添削し、「果敢な挑戦はどんどんやっていただいたらいい。その時は季語を主役に立てる工夫をきっちりやってください」と激励した。

松岡充が臨場感&押韻のリズム俳句で1ランク昇格
続いて、プライベートでも仲が良い岩永の昇格に触発された特待生3級・松岡が、号外を渡す「手に焦点を絞りました」という緻密に計算された自信作を披露。

<1ランク昇格 3級→2級>
号外を放つ手取る手春疾風
          松岡充

松岡は「"手"に焦点を絞った。『これをみんな聞いてくれ』『そのニュースは早く知りたい』と号外を取る手が重なっている様子。そして春に吹く強風・春疾風のように、ニュースが世の中に嵐を起こすことを詠みたかった」と説明。フジモンが「"放つ手取る手"って、何かやかましいなあ」と難癖をつけたが、その臨場感が評価され"1ランク昇格"が告げられると、松岡は小さくガッツポーズを決めて至福の表情に。

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夏井先生は「まさに"放つ手取る手"はせわしない場面を表現している。両方の手を畳みかけることで、読み手の脳の中に浮かんでくるわけですね。特に"渡す"ではなく"放つ"という動詞を選んだのが一番ほめなければいけないところ」と絶賛。さらに「"春疾風"とも響きあっている。"は"と"て"の音を点在させて勢いのあるリズムを作っている」と韻を踏んでいることも評価。
考え抜いて俳句を作っていた松岡は「たまたまじゃないですよ」と話し、あらためて喜びをかみしめていた。

そして、千原ジュニアが「春疾風足絡み付く号外や」で"現状維持"、最後は石田が「春疾風号外の紐ほどきたる」で"1ランク昇格"、ミッツが「新た御代の見出し立たん桜真風」で"1ランク降格"となる結果に。松岡、ジュニア、石田の3人が同じ季語を使っていたことが明らかになり、フジモンが「みんな"春疾風"好きやな~。見つけたとき『これや!』と思ったんでしょうね」とツッコむと、スタジオは笑いに包まれた。

     ◇

さて、次回の俳句査定のお題は・・・
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