2月14日放送の「プレバト!!」俳句査定に、正月SPの番組対抗戦で“特待生越え”の衝撃デビューを飾った現役東大生・鈴木光がふたたび登場。夏井いつき先生や名人・梅沢富美男をうならせる一句で“才能アリ1位”を獲得し、さらに先生から「若い才能を上に送り込んで、今トロトロしている特待生の尻を叩きますか」との言葉を引き出し、参戦2回目という異例のスピードで特待生に昇格した。
梅沢&キスマイ北山が「恐れ入りました」「何でできるの?」
今回のお題は「東京から見る富士山」。ランキング戦には、新春SPの番組対抗戦で特待生の立川志らくを打ち負かした現役東大生の鈴木光、前回は夏井いつき先生に「キングオブ凡人」と言われてしまった関根勤、前回は惜しくも"才能アリ"を逃し「気合を入れて着物できました」と意気込む草刈民代、「今の私だから作れる句を」と新婚ほやほやオーラ全開の高橋真麻、初登場のずん・飯尾和樹が参戦。最下位でも"凡人"というハイレベルな査定となる中、ふんわり系美少女・鈴木が一同を驚かせる俳句を披露する。
<才能アリ1位 特待生昇格>
教室のわたしを富士へ白き梅
鈴木光
「(新春SPの勝利は)ビギナーズラックだと思うので、今回はそうじゃないことを祈りながら、自分なりに頑張って作りました」と謙虚な姿勢を見せつつ「教室で、ふと窓から梅の香りがして外を見てみると、そこで初めて富士山があったと気づいたという句です」と学生らしい爽やかな句を披露。"才能アリ1位"が告げられると「うわぁ~」と愛くるしい笑顔を見せる。
再びの快挙に、名人10段・梅沢富美男は「恐れ入りました。2回目でこんな句が詠めるんだ」と感心しきり。苦労の末に特待生5級になったKis-My-Ft2北山宏光も「2回目でこれは...何でこんなすぐにできるの?」とため息を漏らす。
夏井先生は「とっても気持ちのいい句でしたね! "わたしを富士へ"と持ってきて、普通なら"連れてって"とか書きたくなるが、伝わっていることが分かっているから、ここで止めて季語の"白き梅"へとポンと飛ぶ。ここで止められるかどうかが、判断としてすごく大きい」と大絶賛。さらに、「これだけのものが2回目でねえ。本当に目ん玉でんぐり返りますよ!」と賛辞は止まらず、「まだ未知数のところはありますが、若い才能を上に送り込んで、今トロトロしている特待生の尻を叩きますか。特待生でいいですよ!」と宣言。驚きと喜びのあまり「ええっ!」と絶句する鈴木に大きな拍手が送られ、異例のスピード昇格で新特待生が誕生した。
「何で放送中にしゃべるんだ!」先生が梅沢からのワイロを暴露
一方、特待生昇格試験では「背中を見られているから、ちょっと上に行かないと。俺、先輩だから!」と気合の入るキスマイ北山が「春光や富士の淡緑目に優し」と詠むが、惜しくも"現状維持"に。続いて、「永世名人への道」に挑む梅沢は「自信ありますよ!このままタッタッタと行きますよ」と星一つで並ぶ東国原英夫への闘志をむき出しに渾身の一句を披露する。
<永世名人への道 現状維持 ★1つ>
ビル街や窓にあまたの山笑ふ
梅沢富美男
梅沢は「ビル街に窓がいっぱいある。その窓に富士山がいっぱい映っている。そして季語の"山笑ふ"。どうだ!」と自信満々に意図を明かす。しかし、夏井先生から「物足りない」との言葉と共に"現状維持"が告げられると、「何が物足りないんだ!」と物言いをつける。
夏井先生は「"や"ですぐ上の言葉を強調して印象を強め、カットを切り替えている。おっちゃんの作りたかったビル街の光景に寄り添っている。この位置に"や"を置いたのは非常に正しい判断」と評価しつつ、「ただ問題点はたった一つ。こういう句は俳句の世界では案外ある。自分だけが発見したような顔してエラそうに言ってましたけど、案外あるから物足りない」とバッサリ。
渋い顔をして聞いていた梅沢は「そんなことをいちいち人の前で言わなくたって! 後で黙って俺に言えばいいだろう!」とついにブチギレるが、夏井先生から「おっちゃん、年末にワイロが送られてきましたけど? 小判型のお菓子が」と暴露されると、しまったという顔で急に沈黙。「ご挨拶も兼ねて...。紅白にも出られたから、おめでとうという意味も込めて贈りましたよ...」としどろもどろ気味に説明したあと、「何でそんなことを放送中にしゃべるんだよ!」と大声でクレームをつけていた。
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さて、次回の俳句査定のお題は・・・
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