独身女性芸能人が「結婚式」でリアルな魂の一句!夏井先生「5年やってて初めて」の珍事も

もう一度楽しむプレバト

2018/11/22 20:30

11月22日放送の「プレバト!!」俳句査定は、“いい夫婦の日”にちなみ、「結婚式」をお題に、結婚を夢見る独身の女性芸能人6人が集結。「湯水のように湧いてくる恨み、つらみ」「孤独死の不安を抱えている」「結婚できないんじゃなくて、選んでいないだけ」など魂の叫びが飛び交う異例のドロドロ勝負となった。そんな中、出演者の“ある行動”に夏井いつき先生が「5年やってますけど初めて」とあきれ返る一幕があった。

鬼気迫る顔ぶれに、MC浜田が「面白くなると思います」とニヤリ

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今回のお題は「いい夫婦の日(11月22日)」にちなんで、「結婚式」の写真がお題。「湯水のように湧いてくる恨み、つらみ」とぼやく馬場典子、「孤独死の不安を抱えている」と嘆く筒井真理子、「結婚できないんじゃなくて、選んでいないだけ」と強がる森口博子、「前回最下位だった」と不安の市川由紀乃、「70歳までには結婚したい」と望みを捨てない真琴つばさ、その姿に「私も先輩を見習って70歳くらいまでには」と力が入る紫吹淳の独身女性芸能人6人が集結する。
その顔ぶれに、特待生の名人10段・東国原英夫は「結婚式の写真でこの方たちをブッキングするって・・・この空気見てよ!」とビビリまくるが、MCの浜田雅功は「これはもう面白くなると私は思ってます」とニヤリ。

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俳人・夏井いつき先生は「以前、離婚届の回(7月26日放送回)がありましたが、妙にリアリティがあった。生々しい実体験が俳句の材料の核ですから。今回もリアリティがあるいい俳句もありましたし、ただただうろたえるだけの人もいました」と個性豊かな俳句がそろったことを明かす。

まず、「お局は滾るよ春のブーケトス」と詠んだ森口が"凡人3位"に。「披露宴のブーケトスに行ったら、若い子に交じって燃えている自分がすごくこっけいで。しかもブーケを取っちゃったんです。でも早8年、効果が全然出てません」と告白し、スタジオに笑いが巻き起こる。その後、真琴の「嫁く友に言祝ぐ胸は秋の晴れ」が"凡人2位"、市川の「クマわたし揺れる母観て露寂し」が"才能ナシ最下位"、紫吹の「春一番舞い立つ裾に名を変えて」が"才能ナシ5位"にランクイン。

夏井先生もびっくり! 馬場典子が番組史上初の"自ら正解添削"
そして、過去4回中3回"才能アリ"で「特待生になって、その勢いで結婚しようかな」と意気込む筒井、2連続"才能アリ"で「"才能アリ"の打率100%ですよ」と自信を見せる馬場という特待生候補同士の一騎打ちとなり、筒井に軍配が上がる。

<凡人4位>
流れ星指に差し込む引出物
          馬場典子

意気消沈する馬場は「引出物って結婚式の楽しみの一つだけど、結構重い。独身女性は誰も持ってくれる人がいない。帰りの夜道に、その新郎新婦の幸せの重みが、手に食い込んで痛い・・・」とかすれた声で意図を説明。さらに、「自分でミスをみつけちゃったんですよね・・・。最初は"指に食い込む"ってしていたんですけど、星の光が差すのと掛けてしまって。あと、たぶん"流星や"とした方が、自分の想いとか季節感も出たと思う」。これには夏井先生も「なんでやらないの? 全部自分で言えてるじゃない。丸5年も俳句コーナーをやってますけど、ここで自ら全部正解を言えた人は初めてですね!」とびっくり。

<添削後>
流星や指に食い込む引出物

夏井先生は馬場が指摘した通りの添削をし、「最後に引き出物が、読み手の指にも食い込んできますからね。これなら間違いなく、才能アリだったのに」。さらに「やれるのに、やらない女」と痛烈な言葉であきれ返ると、何も言い返せない馬場は悔しそうにしていた。

筒井真理子は惜しくも特待生昇格ならず、「いやん...」と意気消沈
4度目の1位となった筒井の一句は「友人の結婚式で新婦の『誓います』という言葉が、いつも聞きなれている声なのに、すごくたくましく聞こえた。"秋の婚"には晩婚とか2回目の結婚とかも込めた」というもの。

<才能アリ1位>
きゝ慣れし聲のあたらし秋の婚
          筒井真理子

特待生昇格の期待が高まるが、東国原から「感性は素晴らしい。でも、"きゝ慣れし"が誰の声なのかが分かりづらい」と言われ、筒井は「いやん、特待生に行きたい・・・」と微妙な表情に。夏井先生からも「名人エラい! まさにそこなんです」という声が飛び、「印象的な場面が多い結婚式はあれもこれも書きたくなって、破裂しがち。声の一点にだけ絞った判断はとても良い。何だろうと思って、最後に"秋の婚"だと一気に分かる展開も良い」と高く評価しながら、「もったいないのは"きゝ慣れし"だけ」と指摘。

<添削後>
宣誓の聲のあたらし秋の婚

夏井先生は「冷静に考えましょう。なぜ声が新しいと感じるかというと、知っている声だから。"きゝ慣れし"は言わなくても分かる範囲のことなんです」と解説し、「最後に結婚式だと分かったほうが印象が強いから、それは何の場面?と思わせるように"宣誓の"としてみたらどうでしょう。スポーツなどいろんな宣誓がある中で、ああ新郎新婦か!となるでしょ」と劇的添削。これには森口が「鳥肌が立った」と漏らし、スタジオ中が大納得。注目の特待生昇格については、夏井先生は「筒井さんの実力とセンスは大いに認めております。でも慎重になって、あと1回だけ見せてください」と残念ながらお預けとなってしまった。

再び"後退"に東国原が「自分の人生みたい。上がったら下がって・・・」とため息
特待生昇格試験では、前回の「永世名人への道」で"1つ前進"を勝ち取った東国原が、外国人妻を迎える過疎の村を詠んだ意欲作で勝負をかける。

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<永世名人への道 一つ後退 ★ゼロ>
冬近しチリ人娶る過疎の村
         東国原英夫

東国原は「少子高齢化で地方にはなかなかお嫁さんが来ないんです。タイやフィリピンの方はよくあるが、とうとうチリの方も。これから厳しい冬を迎える過疎の村の心情を詠んでみました」と社会問題を切り取ったことをアピール。しかし、評価のポイントが"過疎"だと浜田が明かし "1つ後退"が告げられると、「またあ?」と苦しい顔つきに。夏井先生は「"過疎"は説明しなくても描けます」と断言し、「最初読んだ時に"チリ人"とか"娶る"に冷たい印象を抱きましたが、お話を聞いて、社会問題としてこの句が存在していることが分かった。となれば、これは使った方がいい」と筆を取り出す。

<添削後>
チリ人を娶る村々冬近し

夏井先生は「順番は入れ替えた方がいいですね。そして"過疎"を消し、"村々"とするだけ。一つの村だけでなく、あそこもここの村もチリ人を娶ったらしいぞという噂も村々に広がっていく。そういう村にとうとう冬が近づてきているぞ。こうすれば読んだ人は社会問題だと思ってくれます」と見事な劇的添削。「こういう発想ができるというのは、やっぱり名人」と褒められた東国原だったが、前進→後退→前進→後退となったダメージは大きく、「もうね、自分の人生みたい。上がったら下がって・・・」とため息。浜田にも「(後ろに引かないと前に進まない)チョロQみたい」とツッコまれてしまった。

     ◇

さて、次回の俳句査定のお題は・・・
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芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛!才能ナシなら容赦なく酷評!浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト!!』はMBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送。https://www.mbs.jp/p-battle/

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