梅沢富美男&フジモンW昇格、俳句王座争いに急展開

もう一度楽しむプレバト

2018/07/02 14:00

単独トップの東国原英夫を追う、梅沢富美男&フジモンがそろって昇格を果たし、俳句王座争いは“トップ3”が名人9段にひしめき合う大混戦となった。さらにランキング戦では、初登場の紅白常連・伍代夏子が、後輩の丘みどりとの“演歌歌手対決”を制し、いきなり “才能アリ1位”を獲得。そんなドラマチックな展開となった6月28日放送の『プレバト!!』俳句コーナーの模様をダイジェストでお届けする。

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フジモンが"技アリ"の句で妻・木下優樹菜を見返す昇格劇
今回は「梅雨明け」をお題に、単独トップの東国原英夫を追う、名人8段のFUJIWARA藤本敏史と梅沢富美男が登場。プライベートでも俳句のことで頭がいっぱいのフジモンは、インスタで妻の木下優樹菜に「さっさと俳句つくれよ」とイジられていることが暴露され、「あいつは生みの苦しみが分かってない...」とぼやく。しかし、苦労のかいがあったようで、写真から歩行量調査の係員に発想を飛ばした渾身の一句を披露し、「いけると思います」と昇格に自信を見せる。

<1ランク昇格 名人8段→9段>
歩行量調査 戻り梅雨の 無言
       藤本敏史(FUJIWARA)

文節の終わりと句の切れ目が一致しない「句またがり」という難しい型の是非がポイントになったが、俳人・夏井いつき先生は「"歩行量調査"という長い言葉をどこに入れ込むのか。難しい判断が見事にできている。これ以上の言葉を全く必要としない」とべた褒めし、もちろん添削なし。名人9段に昇格を果たしたフジモンは「やった!」と力強いガッツポーズを決めた。

「これが名人の句なんだよ!」昇格・梅沢が"手のひら返し"
暫定ながら3番手となってしまった梅沢は、フジモンから「梅沢先生、一緒に上がりましょうよ」と励まされるが、「追い込まれて人間不信になりました...」と元気がない様子。しかも、写真から道路に添えられた花束に発想を膨らませた句は、交通事故を連想させるもの。フジモンは「悲しすぎません?」とツッコミを入れるが、「僕の気持ちが今悲しいので...」と梅沢のテンションは低いまま、査定の瞬間を迎える。

<1ランク昇格 名人8段→9段>
道ばたの 花束ひとつ 虹立てり
          梅沢富美男

しかし、まさかの"1ランク昇格"が告げられると、梅沢は先ほどとは一転し、「これが名人の句なんだよ!」と喜びを大爆発。夏井先生も、「"ひとつ"からいろんなストーリーが見えてくる。まるで映画のファーストシーンのよう」と読み手の想像をかき立てる描写に加え、「"虹立てり"が悲しみや償い、祈りなどすべての気持ちを受け止めている」と手放しで賞賛する。

この結果、同時昇格を果たした梅沢&フジモンが東国原に並び、"トップ3"が名人9段にひしめき合う急展開に。自信を取り戻した梅沢は、手のひらを返すように「ちょっと上に行ったからって、エラそうな口を聞くなよ!」とフジモンに宣戦布告。「情緒がおかしすぎる。休んだ方がいいよ...」とあきれるフジモンをよそ目に、お構いなしの梅沢は「初めに10段にいくのは俺だ!」と叫び、熾烈な王座争いに闘志を燃やした。

"Yシャツ"の白さが映える一句で伍代夏子が"演歌歌手対決"制す
一方、ランキング戦には丘みどり、山西惇、キスマイ宮田俊哉、ジャングルポケット斉藤慎二、伍代夏子が登場。「日本の美しい四季とか言葉を歌ってますから」と自信を見せる紅白歌合戦常連の伍代。前回最下位でリベンジに燃える後輩・丘との"演歌歌手対決"を制して"才能アリ1位"に輝いた伍代の作品は、初心者とは思えない、定型を外した七五五の破調句だった。

<才能アリ1位>
Yシャツ眩し 白南風の 丸の内
          伍代夏子

夏井先生は「ビジネス街のYシャツの白さと一緒に太陽も見える。これが映像化です!」と大絶賛。さらに、「白南風の"白"とYシャツの白のイメージのつながりも、さりげなく入れ込んでいる。初めてでこれだけの句がつくれたら、大したものです」とベテラン歌手の底力に舌を巻いていた。

芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛!才能ナシなら容赦なく酷評!浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト!!』はMBS/TBS系で毎週木曜日よる7時放送。https://www.mbs.jp/p-battle/

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